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iPad 手書きノート「Note Anytime」が気持ち良い!

「Note Anytime」

「twitter」で良い評判だったのでダウンロードしたが、そのまま放っておいた「Note Anytime」の無料版。
先日思い出して使いましたが、予想以上の出来に気に入りました。そこで早速「Note Anytime」有料版を購入。
もっとも、「Note Anytime」の最初のバージョンは2012年9月にリリースされたようなので1年半以上経過しています。
知っている人には今更の感があるでしょうが、私にとっては新しい発見なのでレポートします。

「Note Anytime」は手書きノートに区分けされるアプリケーションです。
それ程多くないですが私も過去に手書きノートアプリケーションを使った事があります。正直「良かった」との感想を持ったアプリケーションはありません。
しかし、この「Note Anytime」は違いました。少し使っただけでその良さが実感出来ました。
過去の体験が「iPhone」であり、今回は画面の大きな「iPad Air」と言う部分を割り引いても「Note Anytime」は素晴らしい出来のアプリケーションです。
「Note Anytime」と過去の手書きノートと何が決定的に違うのか?
それは、

  • 入力した文字や図形を簡単に移動
  • 手書き文字を後からテキスト変換

の2点です。

入力した文字や図形を簡単に移動

マニュアル内の作成見本

「Note Anytime」以外の手書きノートアプリケーションは、一度書いた文字、図形が移動出来ません。
これは、入力したデータが「Photoshop」と同じビットマップデータだからです。これに対して「Note Anytime」は「Illustrator」と同じベクターデータです。
ベクターデータの利点は、

  • データが軽く
  • 拡大・縮小しても劣化しない

です。

「Note Anytime」の利用方法にアイデアノートがあります。手書きノートアプリケーションでは重要度の高い項目だと思います。
アイデアノートは、試行錯誤しながら完成させます。
紙ベースなら消しゴムで消したり修正したり、またマーカーで色分けしたりします。構想がまとまらなければ丸めてゴミ箱へ捨てます。
過去の手書きノートアプリケーションはこの試行錯誤に対応出来ていませんでした。一度入力したデータを消したり修正するのに手間がかかりました。

豊富なテンプレート(左側)、ツールも豊富(中央)、フォルダ分けも可能(右側)

その点「Note Anytime」は修正や移動が簡単。「なげなわツール」で指定するだけです。
また、ベクターデータなので拡大・縮小しても画像の劣化がありません。
この特長を活かすと、アイデア出しでは紙ベース以上のメリットがあります。
つまり、余白がなくなったら全てを選択し縮小してしまえば余白が生まれ、引き続きアイデアを追加出来ます。
用紙サイズに縛られる事なく自由にアイデアを出す事で新しい切っ掛けが生まれるかもしれません。

手書き文字を後からテキスト変換

入力したデータ(左側)
「なげなわツール」で簡単に移動可能(右側)

手書き文字をテキストに変換出来る機能も嬉しい点です。

アイデア出しの際はキーボードからの入力より手書きの方がアイデアの流れを乱しません。
しかし、そのアイデアを整理する場合、手書き文字をテキストにしたい事もあります。
その際、キーボードから再度入力するのは手間です。手書きした文字をテキスト変換してくれたら楽です。
「Note Anytime」は、この点もしっかりフォローしています。アドオン(有料)ですが、そのような機能をサポートしています。
私はまだアドオンを購入していないので変換効率は確認出来ませんが、Webサイトでの評価はかなり高いので期待出来ます。

今後の要望

「Note Anytime」のクラウド「デジタルキャビネット」(左側)
「Dropbox」等他社のクラウドにも保存可能(右側)

「Note Anytime」は、ベクターデータなのでイラストを描くのにも適しているはずです。

しかし、現在「Note Anytime」のデータは他社のクラウド(「Tumblr」、「Evernote」、「Dropbox」、「Googleドライブ」に対応)には「JPEG」か「PDF」でしか保存出来ません
「Note Anytime」で描き「「Illustrator」で最終の仕上げするには「Illustrator」で編集出来る形式で書き出せる事が必要です。
そのために、「eps」、「ai」の保存形式に対応してもらえたら「Note Anytime」の利用範囲が広がると思います。

まだまだ、使い始めたばかりで使いこなしていません。
しかし、そのポテンシャルの高さは感じているのが今の私です。