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iPhone　SIMフリー版「iPhone 5s」を購入【APN設定編】

3月下旬にスペイン旅行に行きます。
その際、現地では「VODAFONE」のプリペイドSIMカードを使います。
現地で設定に戸惑い、開通出来ない事がないよう今の内にSIMカードの設定のテストをしておく事にしました。

丁度、手元にMNP弾用のSIMカードがあります。
これは「So-net モバイルLTE+Talk」。「So-net モバイルLTE+Talk」は「docomo」回線の「MVNO」です。

ひとつのキャリアで使うだけならSIMロックの「iPhone 5s」と同じ設定で済みます。
しかし、複数のキャリアのSIMカードを差し替える場合は設定が必要です。
SIMフリー機器は「iPhone 5s」が初めてなので、SIMカードの設定も初めて。分からない事だらけです。
「Google」で検索し情報を入手しながら始めました。

まず、「iPhone 5s」に挿してある「au」のSIMカードを抜き、「So-net モバイルLTE+Talk」のSIMカードを挿してみました。

「iPhone 5s」の電源をオンすると、ステータスバーに「docomo」のロゴが現れました。
「設定」の「キャリア」を見ると「docomo」、「一般>情報」の「ネットワーク」と「回線」も「docomo」になっています。
さらに、「電話」で「自分の番号」を見ると、ここも「So-net モバイルLTE+Talk」の電話番号です。
SIMカードを差し替えただけ無事に「docomo」回線は認識していました。

しかし、この状態で「Safari」を立ち上げても「データ通信を起動できませんでした」とダイヤログが出てしまいます。
これは、「APN」の「プロファイル」がないためとの事。

「APN」のプロファイルを入手

「APN」?
「プロファイル」?
早速、分からない単語が出てきました。

「APN」は、モバイルデータ通信をするために必要な設定。
SIMロックされている機器は設定済みなので不要。「APN」が発生するのはSIMフリー機器ならではの作業です。

では、その「APN」は「iPhone 5s」のどこから設定するのか?
「iOS 6.x」までは「設定>モバイルデータ通信ネットワーク」から設定出来たようです。しかし、「iOS 7」になってからこの設定画面が非表示になりました。
そのため「iOS 7」では「iOS 6.x」以前とは異り手間がかかります。

今回は、小龍（しゃおろん）さんのWebサイト「小龍茶館」を参考にさせていただきました。

それによると方法は5つ、

• AppleのWebサイトから「iPhone 構成ユーティリティ」をダウンロード（入獄）
• 「iPhone 5s」の「Safari」から「プリファイル」をダウンロード（入獄）
• 「App Store」から「APN Config」をダウンロード（入獄）
• 脱獄アプリケーション「APNEdit」をダウンロード（脱獄のみ）
• 脱獄アプリケーション「TetherMe」をダウンロード（脱獄のみ）

−−です。
上から順に扱いやすい方法です。

「iPhone 構成ユーティリティ 3.5 - Mac OS X」はAppleのWebサイトからダウンロードするで初心者でも安心出来ます。
しかし、これで設定を行うためには「Mac/PC」と「iPhone 5s」を接続する必要があります。
今回の私のように海外旅行で「Mac/PC」を持っていない環境では使えません。

「iPhone 5s」の「Safari」からダウンロードする場合は、「Mac/PC」は必要ありませんが、Wi-Fi環境が必要です。
旅行先ではWi-Fi環境も確保出来ない事もあるのでこれだけでは不安です。

「APN Config」は、事前に「App Store」からダウンロードしておけば、Wi-Fi環境がなくても設定可能との事。
Wi-Fi環境の確保も不安な場合は、有力な手段です。
小龍さんは、どんなモバイル環境でも対応出来るので一番のお勧めとしています。

残りの2つは脱獄環境が必要です。
「APNEdit」は無料脱獄アプリケーション、「TetherMe」は有料圧ごくアプリケーションです。
作業は同じなので、あえて有料アプリケーションを使う必要もないので「APNEdit」だけインストールしておけばOKでしょう。

「APN Config」は入獄環境でも使えて便利なのですが、すべての国、キャリアには対応していません。
具体的に対応している国とキャリアが公表されていないので（探せなかっただけかも）、万が一自分の持っているSIMカードが非対応だった場合はお手上げです。

その点、「APNEdit」は「iOS 7」になり非表示になった「APN」設定を表示にするだけなのですべての国、キャリアに対応します。
脱獄環境ならば、インストールしておいて損はないでしょう。

以上を踏まえて私は、「APN Config」と「APNEdit」の2つをインストールしリスクを少なくしました。
2つあれば、どちらかひとつは有効になり設定出来る可能性が高まります。

ただ私の「iPhone 5s」に「APNEdit」をインストールしましたが、「設定>モバイルデータ通信」に「APN」設定の項目が現れません。
どこにトラブルが発生しているのか不明です。
旅行に出発するまでに解決出来るよう見直しをします。

「APN」の設定

今回の「So-net モバイルLTE+Talk」の設定テストでは「APN Config」を使用しました。
手順は簡単。画面の指示通りに進めばプロファイルがインストールされます。
「So-net モバイルLTE+Talk」に同封されていた「APN」、「ユーザー名」、「パスワード」の英数字を間違えなければ問題は発生しないでしょう。

プリファイルインストール後、モバイル回線が開通した事を確認するため「Safari」を立ち上げました。
無事に設定完了です!

無事に設定のテストが完了したので、元の「au」のSIMカードに乗せ換え。
しかし、LTEに接続出来ません。
「キャリア」も「ネットワーク」、「回線」も「au」になっています。
疑わしき項目をチェック。 「docomo」のプロファイルが残っていたので、これを削除してみました。
すると、LTEが復活!

少々焦りました。
私は、プロファイルを使用する際にオンにして、それ以外の時にはオフに出来るモノだと考えていましたが、違うようです。
どうも、他のキャリアのプロファイルが残っているとダメみたいです(^^;)

と言う事は、使用する度にインストールと削除をしなくてはいけないわけですね。
ただし、設定データは「iPhone 5s」内に保存されているようで、2回目からはパスワード等の入力は不要でした。

このように、SIMフリー機器をまったく知らない私でも、どうにか設定が出来ました。
後は、現地スペインに行きトラブルがなく「VODAFONE」のプリペイドSIMカードが設定出来るかです。
楽しみ半分不安半分、と言った感じです(^^;)