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iPod touch 脱獄レポート 1

脱獄...?

まず、「脱獄」について説明します。
「iPhone」、「iPod touch」ユーザーならば知っていても、iPhone、iPod touchに興味を持っていないMacユーザーは知らない言葉だと思います。
「脱獄」とは、「iPhone」、「iPod touch」を「Jailbreak」というアプリケーションを使用してハッキングすることです。「Jailbreak」の日本語訳が「脱獄」です。そこで、「iPhone」、「iPod touch」のユーザーの間では「Jailbreak」でハッキングすることを「脱獄する」と表現します。
ちなみに、Wikipediaで「Jailbreak」を検索しても「脱獄」としか書かれていません。まだ、「iPhone」、「iPod touch」のハッキングアプリケーションの記事はありませんでした(2007年11月23日現在)。

なぜ「脱獄」というのか?
「iPhone」、「iPod touch」のクールさに魅せられたプログラマーの一部が、Appleの規制によりアプリケーションが自由にインストールするなどのカスタマイズができないことに不満を持ちました。そこで、Appleの規制を「監獄に入って自由を拘束されているようだ」と表現し、そこから自由になるようにハッキングすることを「脱獄」と名付けました。 なかなか、エスプリの効いた表現だと思います。
「Jailbreak」をすることで、「iPhone」用、「iPod touch」用に開発されたサードパーティーのアプリケーションがインストールできることになります。

もっとも、Appleが規制をかけたのも理解はできます。
携帯電話業界ではセキュリティーや安全はもっとも重要な項目です。「相性」という言葉で不具合もセキュリティーすべてすまされるパソコン業界とは違います。
Appleが必要以上に安全性に気を使い、規制をかけたのは初参入ゆえの不安による選択だったのでしょう。
しかし、「iPhone」、「iPod touch」に興味を持ったのは携帯電話ユーザーではなく、PDAユーザーやパソコンユーザーだったのがすれ違いの始まりだったように感じます。

不満を持った一部プログラマーが「iPhone」、「iPod touch」をハッキングする「Jailbreak」を開発しました。
Appleとしては時期が来たらサードパーティーへアプリケーションを解放する予定だったと思います。これは起動画面にアイコンが少なく、スカスカなことからもわかります。Appleのデザインからしたらとても不細工な画面デザインですから。
また、「Jailbreak」して17個以上のアプリケーションをインストールすると17個以降が2枚目の画面になるようにプログラムが組まれていることからも判断できます。

動機

「脱獄」について説明しましたが、この記事のタイトル「脱獄レポート」からもわかるように、つまり私は「脱獄」したのです。
その経緯から説明しましょう。

PDAとして購入した私にとって「iPod touch」では、Wi-Fi機能を利用したWebサイトの閲覧とメールチェック、およびカレンダー、アドレス帳が必須機能です。
購入後に行なわれたV1.1.2へのアップデートによりカレンダーに書き込み機能が搭載され、PDAとしての使い勝手が多少向上しました。
しかし、まだまだPDAとして見たら不満です。
Appleが来年2月にSDKを提供してサードパーティーにアプリケーションの解放を発表しましたので、それまでの我慢だと自分に言い聞かせていました。

そこで、せっかく36,800円も出して購入した「iPod」シリーズなのですから動画と音楽も利用してみました。
「iPod touch」のこの大きさ、軽さで考えたら動画の表示能力は確かに素晴らしいと思います。しかし、問題は「iPod touch」側でなく、見る動画を用意することができない私側にあります。
基本的にDVDに録画するテレビ番組がサッカーしかない私です。
いくら表示能力が高いといいながらサッカー中継をこの「iPod touch」の3.5インチ画面で見るには無理があります。
それ以外に動画の使用として想定されるのはYou Tubeの動画をエンコードしてWi-Fiにつながっていなくても閲覧する場合でしょうか。しかし、そんな手間暇をかけてダウンロードすることが、私にとって極々稀な行為です。
また、Moden Jazzファンの私にとってイヤホンで音楽を鑑賞する習慣がありません。そもそも、通勤電車の中とか、街中を歩いている時にJazzを聞きたいと思いません。Jazzを聞く時にはもっと真剣に向き合いたいのです。
このような理由によって、音楽もほとんど利用しないであろうことが明白となりました。
そうすると「ipod touch」の基本アプリケーションでやれることがなくなってきます。

Macならば、次のステップとして自分の使いやすいようにハード的に、ソフト的にカスタマイズすることが考えられます。
しかし、「iPod touch」は自由にカスタマイズすることは許可されてしません。残念ですが来年2月まではPDAとしては不十分な状態で待つしかありません。
しかし、「Jailbreak」でハッキングすることで今日からPDAとしての使用が可能となります。

脅し文句

一度は、来年2月のApple公認のアプリケーションが登場するまで待つことを考えていましたが、ここにきて「Jailbreak」の使用を考えるようになりました。

「Jailbreak」を使えばAppleが、「iPod touch」であえて外した「iPhone」のアプリケーションが使えるようになります。「iPhone」のアプリケーションにはオフラインでPDAとして使う時に有用な「メモ」などがあります。
しかし、「iPod touch」をハッキングするのですから、その行為によって「iPod touch」が動作しなくなったとしても誰も保障してくれません。また、来年2月になればApple公認のサードパーティのアプリケーションが出ることがアナウンスされていますので、後数ヶ月待てば解決するような時期にあえてハッキングするメリットがあるのか悩みました。
しかし、実際に「iPod touch」購入し使い始めPDAとしての高い能力はあるのに基本アプリケーションだけではやはり役不足で不満が募る結果となってしまったことを強く感じました。Appleは当初から「iPod touch」はPDAではなく「iPodだ」と言っていましたので、これは私の使用目的が逸脱していたのが原因で決してAppleに責任はありませんが...。
また、来年2月以降にSDKによるアプリケーションが登場すると言っても、私の希望するアプリケーションが即座にリストアップするかは不明です。来年2月まで待ったが私の希望するアプリケーションは登場せず、その後も待ちぼうけを食わされる可能性も十分あります。
それならば、ハッキングして現状提供されているアプリケーションを追加したら「iPod touch」を即PDAとして使用できます。その後、来年2月以降に公認版が出たらそれに乗り換えれば良い、と考えました。

当然ですけれど「Jailbreak」を紹介しているWebサイトでは「この行為により『iPod touch』が動作しなくなっても責任は持ちません」と脅し文句が書かれています。
実は、この脅し文句にビビって私も躊躇していた部分もあります。
購入して1ヶ月もたたないでお釈迦になったらかなりへこみますからね。
しかし、Webサイトの記事をよく読んでみると、ハッキングなのでソフト的に改造を加えるだけで、ハード的に改造するわけでないことがはっきりしました。
パソコンの基板上のジャンパー線をつなぎ代えるというようなハード的な作業でミスをした場合は基板の損傷となり部品交換などが必要となるためユーザー自身で現状復帰することは不可能です。
しかし、ハッキングのようなソフト的な作業でしたら現状復帰は容易なはずです。
Webサイト上の情報を詳しく読んでも、万が一の場合はパソコンでの再インストールを行えば問題ないと読み取れました。
そこで、ハッキングすることを決意しました。

あとで詳細は述べますが、ハッキング後の作業の過程でミスにより2度ほど起動しなくなりました。
しかし、そのような際の対応も想定してハッキングを決めましたので慌てることはありませんでした。単純に、現状復帰の状態に戻すため再インストールします。これで工場出荷時の状態に復帰です。

「Jailbreak」のインストール手順は、次回に!