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米国Amazonで「WALL-E」のDVDを購入

7日に本家の米国Amazonでアカウントを作りました。
日本のAmazonでも数回しか購入履歴のない私が、わざわざ米国のAmazonのアカウントを取ったのには理由があります。

それは、「WALL-E」のDVDを購入するためです。

日本では12月5日に公開されたばかりの「WALL-E」ですが、米国では半年近く前の6月27日に公開されています。そして、既にDVDとBru-rayが発売されています。

一昔前ならば未だしも、21世紀の現代において何故、半年も日本公開を遅らせたのか不明です。一説には、「崖の上のポニョ」との競合を避けたとも言われています。あながちあり得ない事でもないと思います。
しかしこの時差公開のため、米国から「WALL-E」のDVDを購入して日本公開前に楽しんでいたユーザーもいたそうです。
これだけ情報化社会になり世界がグローバル化した現在では半年の時間差があれば驚く程の出来事ではありません。

私が興味を持ったのはその点ではなく、発売されている「WALL-E」のDVDの内容でした。
本編と特別ボーナス版の他に「DIGITAL COPY」と言うDVDが1枚付いています。聞いたことのない「DIGITAL COPY」とは何か？と思ったら、これはiTunesから無料で「WALL-E」をダウンロードできる権利だそうです。
つまり、「WALL-E」のDVDを購入すると、同時にiTunesから「WALL-E」をダウンロードしiPod touchにインストールし、外でも「WALL-E」を鑑賞できるという特典DVDです。
これは、嬉しいです!

私は、半年後に日本で「WALL-E」のDVDが発売されても絶対に付いてこないプレゼントだと思いました。
米国ではiTunesでの映画やテレビ番組のダウンロード販売が盛んです。この「DIGITAL COPY」が呼び水になり、その後iTunesで映画やテレビ番組のダウンロード購入に結びついてくれればとのAppleの営業的な目論みが見えます。
残念ながら日本では、JASRACを始めとする既得権益を守ろうとする業界団体が単なる業界エゴを「著作権保護」という錦の御旗にすり替えて頑なにインターネット配信を拒否しています。このため、日本では映画もテレビ番組もiTunesでダウンロード販売されていません。
ユーザーの利便性よりも業界団体の利益が優先されるのが日本です。
このような市場では「DIGITAL COPY」を特典DVDにつけてもAppleに営業的なメリットはまったくありません。
なので日本でDVD販売する際には、この「DIGITAL COPY」は付いてこないと思っています。
「DIGITAL COPY」があれば合法的にiPod touchにインストールします。
では、「DIGITAL COPY」がなければどうするか? HandBreakでiPod touchにインストールだけです。
JASRACなどが業界のエゴでダウンロード販売を許可しなくてもインストールは減りません。
JASRACなどはiTunesの普及によりP2Pによる音楽CDからの違法コピーが減ったことを思い出すべきです。

もう1点米国Amazonから購入した動機は、「WALL-E」はほとんどセリフがないため字幕がなくても理解できる事です。
いくら特典DVDが魅力的でも字幕がなければ内容を理解できないので購入はしませんでした。
Webサイトでのユーザーの書き込みでその事を知り私は決断をしました。

米国から始まった株価下落で世界的で進行する一方で、円高になっています。不景気感が漂いますが日本では輸入が割安になっています。
11月末に発売された「WALL-E」のDVDが米国Amazonでは22.99ドルです。円高により日本円では2,220円となってます。安いです!
Amazonでは1ドル=96円換算ですね。いまだに1ドル=100円以上で換算しているECサイトがありますので、Amazonのこの換算価格は妥当だと思います。
日本での発売は半年先程になり、かつ定価販売なので4,000円前後が予想されます。米国Amazonは送料を入れても3,000円程。かつ、日本版では「DIGITAL COPY」が付かない等々。
このように、色々な事を考えると、日本版を待つメリットはありません。
そのような事で、私は米国Amazonから購入することにしました。

米国Amazonからの個人購入は初めてだったので少々不安でした。しかし、手順に関しては「Amazon.comで買い物する方法 (個人輸入)」を参考にさせていただき、無事に手続きが完了しました。
当初は、一番安い配送にしようとしましたが、そうすると年末年始が入ってしまうので配送予定が年明けになってしまいました。最低でも年内には入手したかったので次二番目に安い配送にしました。これならば、年内クリスマス迄には届く配送予定です。
この変更により、配送料金が500円ほど高くなりましたので本体と配送料金の合計が3,474円になりました。

後は、商品が届くのを待つだけです。
Amazonから届く迄の間にに米国iTunesのアカウント取得など準備を整えておく予定です。