前回の記事でアキバチューナー「AKB-PVR103」の接続とチャンネルスキャンが終わりました。
今回は、録画した番組が事前情報通りTS抜きになっているを検証します。同時に、Webサイトでの評価にあるような録画時に「途中で切れる」「冒頭が録画出来ない」等の事例が発生するかもチェックします。
「AKB-PVR103」に初めて接続するHDDには初期化作業が必要です。これは家電メーカーのDVDレコーダーと同じです。
初期化が終わったHDDにテスト録画として、長短数本の番組を録画予約しました。
録画予約は、15分のNHK総合のローカルニュース、40分のNHK・BS1の「Jリーグタイム」、同じくNHK・BS1で2時間枠のゴルフ中継としました。
ローカルニュース、「Jリーグタイム」は無事録画出来ましたが、ゴルフ中継が30分で切れていました。翌日の同じゴルフ中継の再放送を予約した所、問題なく録画されました。
この録画エラーが稀な現象なのか、頻発するのかはもう少し経過を見てから判断したいと思います。
テレビで録画番組を再生しました。心配された冒頭切れや画面の乱れ等のトラブルは発生しませんでした。一安心です。
テレビでの録画・再生の確認が出来たので、次はMac環境に移動しTS抜きの検証に入ります。
まず、HDDを「Mac mini」の外付けHDDケースに移しました。
実は、ここから悪戦苦闘が始まりました。
●マウントせず
「AKB-PVR103」でのフォーマットは、現在Windowsで標準となっているNTFS形式との事前情報でした。
NTFS形式は、Mac環境では書き込みは出来ないが、読み込みは可能なので「AKB-PVR103」でフォーマットしたHDDもマウントしてくれるはずでした。
しかし、私の「Mac mini」にこのHDDを接続しても認識してくれません。
アプリケーションの他、いろいろの拡張機能もインストールしてありますので、それらがコンフリクトして悪さをしているのかもと考えました。
「MacOS 9.x」時代ではないので、そのような可能性は低いと思われますが、少しでも可能性を排除するため、別パーテーションにインストールし何も追加していない素の「Mountain Lion」がありますので、そちらで確認する事にしました。
すると、素の「Mountain Lion」でもマウント出来ませんでした。
では、Windows環境ではどうなのか?
Windows環境でも認識出来なければ「AKB-PVR103」のフォーマットがNTFS形式ではなく特殊フォーマットと言う事になります。
もし、Windows環境で認識するなら、原因はMac環境に限定されます。
私の「Mac mini」には「Parallels Desktop」がインストールされています。そこで、「Parallels Desktop」上のWindows7環境でHDDがマウントされるかチェックしました。
結果、Windows7環境ではHDDを問題なく認識出来ました。
また、HDDの中にある「〜.ts」データをダブルクリックすると「Windows Media Player」が立ち上がり再生も問題なく出来ました。
以上により、マウントしないのはMac環境のみと切り分け出来ました。
Windows7環境で再生出来た事により、録画した番組データがTS抜きになっている事が、この時点で証明されました。
これで、「AKB-PVR103」購入の最大の目的のTS抜き録画は達成されました。
●フォーマット形式への疑問
ここで疑問が出てきました。「AKB-PVR103」でフォーマットされたHDDは、本当にNTFS形式なのかとの疑問です。
Windows7環境でマウントされたHDDを「プロパティ」で確認した所「NTFS」と表示されていました。
そこで、ひとつ実験をしました。「AKB-PVR103」でのフォーマットが純正なNTFS形式なのかを確認するための実験です。
手順は次の通り。
・Windows7環境でHDDをNTFS形式に再フォーマットする
・このHDDをMac環境に持っていく
この結果、
・認識しなければ私の「Mac mini」ではNTFS形式をサポートしていない
・認識すれば「AKB-PVR103」のフォーマットが純正なNTFS形式ではない
と切り分けられます。
結果は、Windows7環境でフォーマットしたNTFS形式は、Mac環境で認識しマウントしました。
これにより結論は、
「AKB-PVR103」のフォーマットはMac環境で認識出来ない独自に拡張したNTFS形式
と理解出来ます。
Mac環境ではHDDがマウント出来ないので別の手段を取らなければなりません。
対応策として、
・「Parallels Desktop」等仮想アプリケーションを起動させWindows環境で対応する方法
・「AKB-PVR103」の有線LAN機能を利用して対応する方法
があります。
仮想アプリケーション上で対応可能なのは既に実証されました。
そこで、もうひとつの有線LAN環境が実用になるかを検証します。
「AKB-PVR103」では有線LANを利用してPC/Macでの視聴が可能となっています。この機能を使います。
私の自宅の環境は、テレビと「AKB-PVR103」は1階、「Mac mini」とauのホームゲートウェイは2階に設置しています。
有線LAN環境を構築するためには「AKB-PVR103」とホームゲートウェイをLANケーブルで接続する必要があります。そこで、15mのLANケーブルを購入し、階段を這わせ有線LAN環境を構築しました。
「AKB-PVR103」の有線LAN環境の設定は「AKB-PVR103」側でのみでOKです。
まず、「メニュー」画面の「機器設定」内の「ネットワーク環境」を選択します。
「接続方法選択」を「有線LAN」にし「次へ」を選択。「自動/手動」を「自動取得」にし「次へ」を選択。「設定を保存しますか」のダイヤログが出るので「はい」を選択し「テスト実行」で設定完了です。
「AKB-PVR103」側がIPアドレス等を自動で取得してくれるのでユーザーが面倒なアドレスを入力する必要はありません。
「AKB-PVR103」側の設定が終わったら「Mac」のウインドウ左側の「共有」欄に「501k」と言うデバイスが表示されていたら有線LANが無事に設定出来た事になります。
「有線LAN機能を利用して対応する方法」はMac環境でも有効が証明出来ました。
では次に、番組データは再生されるのかをチェックしました。
「501k」の中の「sda」が「AKB-PVR103」に接続されているHDD。「sda」フォルダの中の「〜.ts」が録画した各番組データとなります。
「sda」フォルダ内の「〜.ts」をダブルクリックすると録画した番組が再生します。しかし、映像はカクカクしたり止まったりしてしまいます。LAN越しでは視聴出来る再生スピードが出ないようです。
そこで、「〜.ts」データをMacにダウンロードしてから再生しました。ダウンロード後なら問題なく再生します。
このようにLAN環境では、ダウンロードしてからの視聴が必須となります。
ただ、LAN環境でのダウンロードなので時間がかかるのがネックです。ちなみに、私の環境では、2時間番組でダウンロードに30分以上必要でした。
以上の結果から、仮想アプリケーション上でWindows環境で視聴する方が手間がかからないようです。
しかし、Microsoft嫌いの私としては素直にWindows環境で視聴するのも癪に障ります。そこで私は、有線LANlからダウンロードして視聴する方法を優先したいと思います。
今後、どうしても使い勝手が悪いと判断したら仮想化アプリケーションに切り換えるかもしれません。
この後は、Mac環境での録画番組の視聴です。
実はここでも、トラブルが発生。これは次回にレポートします。