2013年9月に初めての海外旅行に行った時には、海外旅行なんて数年に1度位の頻度だと思っていました。
所が、その後2014年3月、2015年3月、2015年11月と2年程で4回も行きました(^^;)
その海外旅行に行く際に契約する「海外旅行傷害保険」。
今、私が使っているのはWebサイト契約の「@とらべる」で、1回約3,500円程のプランです。
これでも、空港での契約に比べ半額。数年に1回と思っていたのでこの料金で満足していました。
以前から、「海外旅行傷害保険」が付いているクレジットカードがあると言うのは知っていました。
しかし、たまにしか行かない海外旅行のためだけにカード契約の手続きするのも面倒なので無視していました。
でも、こう頻繁に海外旅行に行くとなら毎回3,500円支払うより、「海外旅行傷害保険」付きクレジットカードに加入した方がメリットがあります。
そこで、次回の海外旅行が決まったら「海外旅行傷害保険」付きクレジットカードの契約をしようと考えていました。
所が、年末になり不穏な動きが出て来ました。
その原因が、あのクソな「マイナンバー」です。
「マイナンバー」法案が成立した時点で、遅くない時期に健康保険、年金、銀号のキャッシュカード、クレジットカード等に紐付けされるのは予想されていた事です。
でも、実際に紐付けされるまでに数年の余裕があると見ていました。
その予想を上回る動きをしたのが「楽天銀行」。
年末に「楽天銀行」が「マイナンバー」の届け出が必要になるとアナウンスしたのです。
横並び体質の日本社会。そして、自主規制で自分自身から縛られに行く日本社会です。
「楽天」だけが突っ走る事は考えられません。他の金融機関も遠くない時期に追随する可能性が大です。
このような状況なので、私の予想以上に早くクレジットカードの新規契約に「マイナンバーが必須!」になる状況になりそうです。
私は「マイナンバー」に大反対なので、「マイナンバー」カードを受けとるつもりはありません。
そのため、クレジットカード新規契約に「マイナンバー」が必須になると契約する事が出来なくなります。
そこで、早急に「海外旅行傷害保険」付きのクレジットカードの契約手続きをする事を決めました。
しかし、「海外旅行傷害保険」付きのクレジットカードと一口に言っても、細かい条件が異なるクレジットカードが沢山あります。
これらを検討しないと不十分な「海外旅行傷害保険」となり、補償が十分でなく後悔する事になってしまいます。
「Google」の検索で探した所、上位に出ているのは保険のプロと名乗っている専門家が書いた記事です。
でも、それらは専門家と言う割には比較の根拠が具体的に示されていなかったり、どう考えても業界のしがらみで本音が書かれていないと思われるモノばかり。
そもそも、「海外旅行傷害保険」付きクレジットカードの一覧を提示していない時点で読者が考える選択肢を無くしています。
つまり、「専門家の自分が選んだのだから、素人は下手な考えをせず自分が選んだカードで契約しろ!」感が充満して、読んでいて反吐が出そうでした。
そんな中で、素人が海外旅行傷害保険に特科し横並びで比較してお勧めをしているWebサイトがありました。
それが、「海外旅行保険比較節約研究所 by ちょろいもんだぜ中国生活」(以降、「海外旅行保険比較節約研究所」と表記)です。
「海外旅行保険比較節約研究所」の良い所は、主な(ほとんどの)カード会社の海外旅行傷害保険のリストが載っている事です。
管理人さんがお勧めしているモノを選択する事は勿論ありですし、一覧を比較して自分自身の事例に合わせて選択する余地を残しています。
押し付けでなく、読者に選択肢を与え考えてもらう。この姿勢に共感しました。
この一覧表を比較し色々と考えた結局、「海外旅行保険比較節約研究所」管理人さんのお勧めするカードにたどり着きました。
私が選択する基準としたのは、
・年会費が無料(実質無料含む)
・キャッシュレス診療
・自動付帯
です。
今回契約するクレジットカードは「海外旅行傷害保険」に特化して考えています。
そのため、年会費が発生し、それが1回の「海外旅行傷害保険」の3,500円以上ならメリットがありません。
つまり選択肢は、年会費永年無料か、1回使用程度で無料になる(実質無料)になります。
買物等に使う事は考えていないので、ポイント割合の良い悪いは基準項目に入りません。
実際に「海外旅行傷害保険」を使う利便性を考えると、立替え費用のいらない「キャッシュレス診療」と海外旅行の都度申請する必要のない「自動付帯」も重要です。
これらを加味して選択したのが、
・丸井系の「エポスカード」
・オリコの「オリコPayPass」
です。
管理人さんのお勧め2位と3位を選択しました。
1位のオリコ「オリコiB」にしなかったのは、カード会社を「VISA」だけでなく複数(「VISA」と「MasterCard」)にした方が万が一の場合に融通が利くかもしれないと考えたからです。
1位の「オリコiB」と3位の「オリコPayPass」補償内容はほとんど同じなので、事実上は1位と2位を選択したのと同じです。
「海外旅行保険比較節約研究所」にも記載されているように、死亡以外は複数の「海外旅行傷害保険」は合算されます。
これを理解しないと何故1つだけでなく2つも「海外旅行傷害保険」付きクレジットカードを契約するのかが理解出来なくなります。
つまり、無料のクレジットカードに付帯している「海外旅行傷害保険」は補償金額は大きくありません。
そこで、補償が合算される事を利用して複数のカードを契約する事で補償金額を手厚くする訳です。
極端な例を仮定するなら「海外旅行傷害保険」付きクレジットカードを10個契約するならかなりの補償内容になります。まぁ、現実的には難しいとは思いますが...
「エポスカード」は、Webサイトでも店頭でも申し込み手続きをして当日クレジットカードを引き取り可能です(店頭で身分証明書と引き落とし銀行の手続きが必要)。
店頭での手続の際、担当者の方は「海外旅行傷害保険」の付与を考慮して「エポスカード」を選ぶ人が多いと話していました。
一方、「オリコPayPass」はWebサイトで申し込み手続きを行った後に引き落とし銀行の手続き(Webサイトまたは郵送)が必要となります。その後に、郵送で実際のクレジットカードが送られてきます。
このため、「オリコPayPass」は正式に使えるようになるまでにかなりの時間(2週間程度の余裕を見ておいた方が良さそう)がかかります。
今まで利用していた「@とらべる」と今回契約した2つの「海外旅行傷害保険」付きクレジットカードを比較します。
各項目の最高額はバックがオレンジにし見やすくしました。
項目 | エポスカード | オリコPayPass | 合算 | @とらべる |
---|---|---|---|---|
カード会社 | VISA | MASTER | VISA/MASTER | |
傷害死亡 | 5,000,000 | 20,000,000 | 20,000,000 | 20,000,000 |
傷害後遺症害 | 5,000,000 | 20,000,000 | 25,000,000 | 20,000,000 |
治療費用 | 2,700,000 | 2,000,000 | 4,700,000 | 20,000,000 |
救援費用 | 1,000,000 | 2,000,000 | 3,000,000 | 20,000,000 |
疾病死亡 | - | - | - | 20,000,000 |
賠償責任 | 20,000,000 | 20,000,000 | 40,000,000 | 100,000,000 | 携帯品損害 | 200,000 | 200,000 | 400,000 | 300,000 | 手荷物遅延等費用 | - | - | - | 100,000 | 弁護士費用等 | - | - | - | 1,000,000 | テロ等対策費用 | - | - | - | 100,000 | キャッシュレス診療 | ○ | × | ○ | 保険会社 | 三井住友海上 | 損保ジャパン | 三井住友海上 | 備考 | 携帯品損害は1回10万円限度、乗車券5万円限度 | 携帯品損害は1回10万円 | 約3,500円/回 |
やはり、合算しても有料の「@とらべる」にはほとんどの項目で適いません。
でも、実際は怪我なしで無事に帰国する事がほとんどです。
万が一、事故があったりしてもこの補償内容なら大半の事故には対応出来るのではないでしょうか。
それでも、不安ならば不足する項目だけ「@とらべる」等で有料契約すれば補えます。
と言う事で、私は次回の海外旅行には、この2つの「海外旅行傷害保険」付きクレジットカーを活用する予定です。