正直最近のiOSの新機能って使えないのでkeynoteで発表があってもほとんど気にしてません。
このスピーチもiOS 8.xから搭載されていたとの事。使える、使えない以前にあった事さえ知らなかった…
このスピーチを知ったのはするぷ氏の「和洋風KAI」の記事でした。
スピーチは画面の文字を読み上げてくれる機能と説明されています。記事を読むと面白そうですが信用していない私がいました。
なぜなら、最近のAppleの発表する機能が期待外れな事と、サードパーティーに対しては機能を限定でしか開放しないケースが多々あるからです。
でも、興味を持ったのであまり期待せずに試してみました。
ブラウザーの読み上げ
最初試したのはブラウザーの画面読み上げです。
画面読み上げは画面上部から2本指で下にスワイプします。
おっ! ちゃんと上から順番に読んでいる!
久々にマトモで実用になる機能が搭載されたなと言うのが第一印象でした。
また、もっと合成音ぽい声かと思っていましたが以外と滑らかな発音。これなら長く聞いていても違和感が少ないと思いました。
Kindleの縦書きの読み上げ
聴き疲れしない発音だったので、電子書籍を読ませたらどうなるかと考えKindleの読み上げを試しました。
特にチェックしたかったのは縦書き文章の読み上げに対応しているかでした。
外国発のアプリの場合、日本語に対応と言っても横書き文章だけで縦書き文章に対応していない場合が多いのが現実です。
まず横書きをチェックしましたが、問題なく読み上げをしました。
そのあと、いよいよ縦書きの電子書籍のチェックです。
すると、予想に反して正しく縦書きを読み上げました。
縦書きにも対応している!
久々に「Apple凄い!」と思いました。どれだけAppleを信用していないんだ(^^;)
スピーチを使えばKindleの電子書籍がオーディオブックになるわけです!
また、語学学習の書籍ならリスニングにも対応させる事ができます。
外国語の読み上げ
スピーチは日本語だけでなく各国語に対応しています。
その際、いちいち言語を切り替える必要はいりません。スピーチが言語を自動的に判断し正しい言語で読み上げます。
また、日本語と英語が混在していていても大丈夫です。日本語部分と英語部分を判断しスピーチが自動的に適切な言語で読み上げます。
スピーチで良いと思ったのは、各言語単位で読み上げのスピードを調節できる点です。
母国語は早口でも理解できますが、外国語はそうはいきません。そこで、多少わかる英語は少し遅く、知らない言語はゆっくりと読み上げるように調節します。
このように細かい所まで気が利いた仕上がりになっているのはAppleらしいこだわりで評価します。
このスピーチの読み上げ機能。主な言語は対応していますが、ローカルな言語には対応していません。
例えば、スペイン語は対応していますがバルセロナのあるカタルーニャ(カタラン)語やバスク語はありません。
もっとも、カタルーニャ州やバスク州に住んでいる人はスペイン語も話せるので問題ないですが。
試しにカタルーニャ語のWebサイトをスピーチで読み上げさせた所、スペイン語とは少々異なる微妙な読み上げになりました(^_^)
もっとも、カタルーニャ語以前にスペイン語も話せない私が心配する事ではありませんね(^^;)
スピーチは今後も使って行きたい機能だと言う事が確認できました!