iOS用テキストエディター「Wrix」を使う!

Wrix

iPad Air用のテキストエディターに「Wrix」を使ってみたら結構良い印象。しばらく使ってみようと思いました。

そもそも何故私がWrixを使ってみたのかと言うと、今まで使っていた「WriteRoom」が動作しなくなったからです。
WriteRoomは既に2014年にサポート中止をアナウンスしていました(iOS 7.x当時)が、iOS 8.4までは問題なく使えました。でもさすがにiOS 9.3.1(iPhone SE)では起動しなくなりました。
今iOS 8.4のiPad Airも脱獄ツールがリリースされたらiOS 9.3.xにアップデートする予定です。そこで、このタイミングでWriteRoomの代替えを探す事にしました。

私がiOS環境で求めているテキストエディターの条件は、

プレーンなテキストエディター
Mac環境のJedit Xと同期できる事

の2点です。

プレーンなテキストエディター

私はiOS環境だけでなくMac環境でも文字入力の場合に重要視しているのはプレーンテキストで入力できる事です。
文字の装飾やレイアウトはテキスト入力後、IllustratorやInDesignで行うから必要ありません。
むしろ「Microsoft Word」を始めとするワープロソフトは、動作が重く落ちる可能性が高くなります。また、いろいろなツールアイコンがウインドウにあり表示領域が狭くなり、またGUI的に美しくなく使いたくないと言うのが本音です。

それでもMac環境ではそれなりにプレーンのテキストエディターがありますがiOS環境にはほぼありません。
純正の「メモ」を始めApp Storeにある多くは機能満載のワープロアプリ。私は「iOS環境で装飾機能などいるの?」と思っていますが現実は機能満載のワープロアプリばかりです。

Mac環境との同期

私はMac環境では昔から「Jedit X(MacOS時代はJedit)」を愛用しています。Mac使い始めからJedit Xを使い続けている私にとって代替えの効かない必須アプリケーションとなっています。
そのためiOS環境で入力した文字データをMac環境で続けて作業する際には使い慣れたJedite Xを使いたいと言うのが私の希望です。

数少ないながらiOS環境でもプレーンなテキストエディターがあります。しかし、iOS環境と同じアプリをMac環境にインストールしなければ同期できない仕様になっているモノが多いようです。
Mac環境ではJedit Xを使いたい私にとってそのような仕様では採用する事はできません。

その結果Wrixに!

そのような条件の中で試行錯誤してやっと見つけたのがWrix。
シンプルなテキストエディター。そして「Dropbox」経由でJedit Xと同期できます。

見た目はシンプルなテキストエディターですが、

「元に戻す/やり直し」機能
ダブルタップ、トリプルタップでの選択範囲の指定
編集メニューの非表示化
タブ、全角/半角空白、改行文字の表示
文字コード、改行コードの指定が可能
行番号の表示

等々の機能が搭載されています。上記の機能は文字入力の際の助けとなるので嬉しい機能です。
またこれらの機能はJedit Xに搭載されている機能と同じ。と言う事はWrixならばJedit Xと同じ感覚で文字入力ができそうな予感がしました。

この中でもっとも重宝しそうなのが「元に戻す/やり直し」機能(無料では1回だけの取り消しですが有料にすれば回数制限なし)です。
モバイル環境で使用するiPhoneやiPadは不安定な状態で入力作業をしなくてはならない場合があります。安定した机での作業と異なりタイプミスや指定範囲間違いが起きえる可能性が大です。そのためにも元に戻す/やり直し機能があるのは評価ポイント高いです。

ちなみに、今まで使っていたWriteRoomでは「元に戻す/やり直し」機能がなかったので間違って削除した場合は大事でした。

Wrixは基本機能だけなら無料です。
iOSアプリの場合無料だと鬱陶しい広告が入り課金させようとしているのがミエミエな例が多いですがWrixは広告が一切ありません
これは凄い事です。この心意気に惚れましたので気に入って使い続ける事になったらライセンスを購入して報いたいと思っています。