SoundPEATSを捨て、その後購入した技適マーク付きBluetoothイヤホンは「QCY QY11」

SoundPEATSに比べ立派なパッケージ

前回「技適マーク表示なしが発覚!その時のSoundPEATS社の対応について」で技適マークが付いていないSoundPEATSのQ11を返品したとレポートしました。

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そこで、その代わりとなるBluetoothイヤホンを物色しました。

技適マーク表示が確認できるメーカーを調べる

Amazonで探すとわかりますが、SoundPEATSブランドで発売されている製品はSoundPEATSオリジナル製品ではありません。別会社からもまったく同じ製品が出ています。

つまりSoundPEATS社が販売している製品は、中国で生産しその後各ブランドのロゴを付けているOEM製品と思われます。
それを知りながらもSoundPEATSを購入していたのは他社に比べ価格が安かったからです。時々行われるキャンペーンを活用すると通常価格4,000円ほどの製品が1,000円も安くなります。25%オフです。

でも今回の件でわかりました。
安く購入しても技適マークが付いていなかったら使えないし、問い合わせ確認などで時間が取られてしまいます。それなら多少高くても技適マーク表示を遵守しているメーカーから購入した方が安心で時間の無駄にもなりません

購入したのは「JPRiDE」の「QCY QY11」

SoundPEATSに比べ立派なパッケージ
SoundPEATSに比べ立派なパッケージ

今回SoundPEATSのQ11と同様の製品を販売し技適マーク遵守しているメーカーをAmazonで探し見つけたのが「JPRiDE(ジェイピー・ライド)」の「QCY QY11」です。
一部ユーザーのレビューによるとここがOEM元とのコメントでした。

SoundPEATSで懲りたので購入前にJPRiDEへ技適マークの表示について問い合わせしました。
即返答があり、

マニュアルと操作部に表示あり

との事でした。
メールのやり取りをしていて文章もまともですし適切な返答でした。SoundPEATSと異なりJPRiDEのカスタマーサービスの担当者は日本人のようです(または日本語をマスターしている外国人)。
このやり取りで、万が一トラブルがあってもここのカスタマーセンターなら適切な対応してくれると感じられました。
技適マーク表示の確証が取れ、カスタマーサポートの対応も安心できたのでJPRiDEで購入し直すことにしました。型番はQY11になります。

内部も凝った作りのQCY QY11
内部も凝った作りのQCY QY11
イヤホン本体もクッション材でキレイにパッケージ
イヤホン本体もクッション材でキレイにパッケージ

ただし、SoundPEATS購入の際はキャンペーン価格だったので2,741円でした。ところが今回JPRiDEはキャンペーン期間ではなかったので3,880円と1,139円も高くなりました(^^;)

技適マーク確認

Amazonで購入し届いたQY11でいの一番に確認したのは、もちろん技適マーク!

事前の返答通りマニュアルと操作部の裏側に技適マークがありました。
これで安心して使うことができます。
なお、パッケージの裏側にも「技適承認済」と書かれていました。
「メーカー1年保…」と途中で来れているのはご愛嬌かな(^_^)

JPRiDEのQCY QY11。マニュアルに技適マーク表示あり
JPRiDEのQCY QY11。マニュアルに技適マーク表示あり
JPRiDEのQCY QY11。操作部裏に技適マーク表示あり
JPRiDEのQCY QY11。操作部裏に技適マーク表示あり
パッケージ裏にも技適承認済の表記
パッケージ裏にも技適承認済の表記

技適マーク表示問題について

今回SoundPEATSの技適マーク非表示により他社のモデルを購入する際技適マーク表示の有無を調べました。

すると中国製のBluetoothイヤホンのOEM製品を販売しているメーカーではSoundPEATS以外でも技適マークを正しく表示していないメーカーがかなりいるようです。
ヨドバシカメラを始めとする家電量販店など実店舗では取引きする際にBluetooth商品なら技適マークの取得と表示をチェックします。そのためお客は販売されている製品に技適マークの有無を心配する必要がありません。

でもAmazonは「無法地帯」。レビューで高評価の商品でも技適マークがないのは当然です。それに対してAmazonはメーカーに改善を求めることはしません。技適マーク非表示は法規違反ですがAmazonはそれだけでは販売中止の対象にはならないようです。
つまり購入者が事前に調べ、そのような商品を掴まされないようにする「自己責任」の世界です。

今後Amazonで海外ブランドの通信関連の商品を購入する場合、価格だけで判断するのではなくシッカリと調べなくてはいけないと勉強になりました。

視聴記再掲

QY11はQ11と同じ商品でブランドだけが違うので音質に違いがないはずです。
実際に視聴してもQ11と同じ傾向でした。そこで視聴記はQ11のレポートを転記します。

視聴環境【再掲】

この視聴はイコラーザーアプリ「Denon Audio」を使用して視聴しています。
私がiPhoneで視聴する音楽はすべてDenon Audioを使用しています。このため比較視聴にもDenon Audioを使用し実使用と同じ環境で行いました。

私が購入している3,000円台のイヤホンは素のままではなかなか希望の音質になりません。1万円以上もする有名ブランドのイヤホンなら「良い音質」なのかもしれません(買ったことがないので知りません)が、そんな高価なイヤホンを買うつもりはありません。
でも、そこに数百円のイコライザーアプリを入れるだけでかなり満足する音質に近づきます。3,000円+数百円と1万円でどちらがコストパフォーマンスが高いかは明白ですね。

QY11視聴記【再掲】

音響製品は届いたらまずエージング。音楽を大きめの音量で鳴らして振動板などを馴染ませます。
視聴記は今までメインに使っていたQ9Aと比較します。

Q9AもQY11も音のバランスは良いとの印象です。
安いイヤホンにありがちな高域がキンキンに出るとか、意味もない低域を強調するためブカブカの音を出し中音域をマスクしてしまうとかという「音楽」を聴くに適さない音作りはしてません
具体的にQ9Aとの違いをピックアップすると、

高域がきつくなくまろやか
低域が締まっている
中音域は音の被りがないのでクリアーさがあり細かい音も聴き取れる

QY11を視聴するとQ9Aは高域が少々きつかったのがわかりました。個人的には刺激的な高域を出さないQY11の音作りの方が好きです。
また低域もしまった音質で中音域に被りが起こらずクリアーさを実現しています。QY11に比べるとQ9Aは低域がゆるく中音域を多少マスクしていました。

QY11装着感【再掲】

QY7は長時間着けていると耳が痛くなりました、またQ9Aは少し緩く少しショックがあると耳から外れる事がありました。
QY11はそれらの欠点をクリアー。長時間着けていても耳が痛くならない程度でかつ簡単に外れない形状となっています。私が過去購入のイヤホンの中で一番フィットしました。
もっとも、耳の形は各個人で異なるでこの形状が合うユーザーと合わないユーザーがいるのは理解する必要があります。

なお、Q11にあったBluetooth接続の遅さはQY11にはありません。やはりあれは私のQ11のみの事例だったようです。

 まとめ

QCY QY11が到着する当日、販売先のJPRiDEからメールが届きました。フォローアップメールでした。
「商品が届いたらする」でBluetooth接続設定の解説、「よくある事例と使いこなしのコツ」でトラブルの際のQ&Aなどが記載されていました。
過去にAmazonからかなり購入していますが商品到着日にフォローアップメールが届いたのは初めてです。

「中華OEM商品を扱っている胡散臭いメーカー」と思っていたメーカーからこのようなフォローアップメールが届くとかなり印象が良くなりますね。
まして私のように過去にサポートも満足にできていない経験があるとなおさらです。
またメーカーサイドから見ても、ここでよくあるQ&Aを記載しておけばかなりの数の初期問い合わせを防ぐことができサポート面での負担が軽くなるメリットがあります。

このフォローアップメールを受け取って、売りっぱなしでなくリピーター獲得のため考えた経営を行っているJPRiDEへ好印象を持ちました。