ガセネタでアクセス稼ぎ目的のApple情報サイト乱立で食傷気味

iPhone 7s

今Appleは、絶好調で時価価値で米国トップになりました。その要因となったのは「iPhone」。
しかし、そのiPhoneが人気になる前、Appleネタはニッチな情報で、余程の好き者ではないと追っかけていない情報でした。
当時、Apple好き同士の情報共有の部分があったので、人気ブロガーだけでなくアマチュアのブロガーの方も、同士のために正確な情報を提供しようとの姿勢がありました。

私は英語が堪能なので、日本ではまだ発信されていない英語の情報をアップします

などでした。
かつ、情報を右から左へ流すだけでなく、Appleのいちユーザーとして、信用できる情報とできない情報をスクリーニングして提供していました。ガセネタなどを提供したらAppleユーザーとして恥ずかしいとの意識を各々が持っていました。

 Watch
 Watch

その後、iPhoneの爆発的な人気でAppleネタがアクセスと稼げるコンテンツとわかると取り上げるブログが急増。しかし、これらのブログは正しいAppleの情報提供ではなく、アクセス数を増やしアフェリエイトでお金を稼ぐのが目的でした。
そのため、ガセネタでも何でもAppleの話題なら何でも取り上げます。内容もニュースサイトの転載や英語の翻訳だけ。そこにスクリーニングもブロガーの意見もありません。このため、同じ情報元の記事がいろいろなAppleブログに掲載される状況です。

新参なAppleサイトだけなら所詮そんなブロガーなんだと無視します。しかし、悲しいことに古参のAppleサイトのブロガーもそれらに引きずられるかのようにガセネタを多くアップするようになってしまいました。以前は、スクリーニングして正しい情報を提供していた信頼に足りた古参のブロガーさんが、アフェリエイト稼ぎに注力しているのを見ることになったのがもっとも悲しいです。

iPad
iPad

以前は、新商品発売の1〜2ヶ月前に新機種の情報が噂サイトに登場し、Appleブロガーが取り上げる形でした。しかし、今は四六時中です。特に人気のiPhoneは9月発売したばかりで供給も十分ではない年末前に来年のiPhone新機種の噂話が出てくるのが最近のパターン。
古参のAppleブロガーなら、それらはガセネタでしかないことは十分承知なのに、それをブログにアップしてしまっています。そのようにして徐々に信用を落としているのに気が付かないのは、アフェリエイトの功罪ですかね…

ゆえに、RSSやtwitterでフォローしているAppleブロガーの情報も、最近は見出しだけでスルーです。
これだけガセネタばかりのApple情報サイトが増えると食傷気味になります。一方で、良心的に正しい情報を伝えようとしていた昔のApple情報サイトが懐かしくなります。