もう、iPhone新機種発売にまったく興味がないのですが…

今秋にリリースされるiOS 11

毎年恒例のiPhone新機種発表が近づいてきました
以前は、9月発表会が近づいてくると増えていたiPhone新商品の噂記事ですが、ここ数年は時期に関係なく1年中噂が飛び交っています。酷い噂サイトでは年末に来年の新機種の噂を流します。「オイオイ、3ヶ月前に出たばかりだろう」と突っ込みを入れたくなる状況です。

また最近では、海外のネットニュースや噂サイトでが出ると、日本のニュースサイトやブロガーが先を争ってアップします。
以前はAppleの情報サイトとのプライドから憑性の低いガセネタは無視。そのブログ管理者の満足できる信頼性にあった情報のみを「同胞のAppleユーザー」に知らせるため内容を説明し、自分の意見を加えてアップしていました。

しかし、それは昔話。
今は、海外でアップされたガセネタも含め、何でもかんでもその日のうちにアップします。記事の信憑性が低いか高いかは関係なし。
同じ一次情報を元にしているので、内容はほぼ同じ。そこに、ブログ管理者の意見が入っていれば読む価値がありますが、ほとんどは一次情報を転載したまま。正直、読むだけ時間の無駄です。

以前は、各ブロガーのチョット変った意見が、そのブログの個性であり面白く読者になっていた理由でした。
でも今は転載するだけにして記事の本数を増やした方がアフェリエイトに有利なのでしょう。以前のようにブロガーの意見など滅多に見なくなりました

その前提として私には不思議なのですが、そもそも新しいiPhoneの発表について年間を通して関心を持つ人がまだそんなたくさんいるのでしょうか?

現在メイン機種のiPhone 7。これに不満を持って、買い替えを熱望している人はどれだけいるのだろうか?
現在メイン機種のiPhone 7。これに不満を持って、買い替えを熱望している人はどれだけいるのだろうか?

iPhoneの登場した前半5年くらいは、確かに新しい出来事が毎年起こっていましたので新機種の噂は興味深く、購入の参考になりました。
日本で一番需要が大きかったのは、キャリアが3G回線からLTE回線に替わった辺りでしょうか。
3GとLTEでは回線速度がまったく違うので、それにiPhoneが対応するか否かは大きなポイントでした。
でも、これも一段落。現在では3キャリアで大きな差はなくなりました。

iPhoneのカメラも、新機種ごとに性能アップしていました。
でもこれもiPhone 5辺りで、一般的な使用方法では満足できるレベルに到達した感があります。
事実、最初の海外旅行に持っていったのがiPhone 5s(その後はiPhone SEになりました)が、帰って見返してもデジカメでなかったからという理由で後悔したことはありません。
特に慌ただしい海外旅行では、手軽さ臨機応変さでiPhoneでの撮影はコンデジよりも多くのメリットがあります。
現在、私が使っているiPhone SEは2016年3月末に発売された、1年4ヶ月前の機種ですが、なんら不満はありません。

現在使っているiPhone SEで不満、まったくなし!
現在使っているiPhone SEで不満、まったくなし!

まぁ、以前のようにiPhone本体が5万円代(初期のiPhoneは5万円だったんですよ!)なら、多少良くなった機能のために買い替えも考えられます。しかし、今年9月発売予定のiPhone 8では10万円越えが噂されています!
もう、毎年買い替える値段ではありません。今、毎年買い替えられるのはブログにアップするとアフェリエイトでそれ以上の収入がある一部のブロガーだけです。
6月のWWDC2017でiOS11の新機能については既にAppleが発表しました。それを見ても、10万円もの大金を払い、iPhone SEからiPhone 8に買い替える価値があるとは思えません

このように、私はここ数年はiPhoneの新機種に対してほとんど興味がなくなりました
ということで今年も、iPhone新機種のヨイショ記事を冷めた目で見たいと思います。