Mac環境での定番テキストエディタ「Jedit X」が新しく「Jedit Ω」になり8月1日に正式リリースになりました。
Jedit ΩはArtman21(旧・株式会社まつもと)が開発しているテキストエディタです。
Jedit Ωの歴史は長く初代「Jedit」は1995年にリリースされました。この時代は無料でした。
私が最初のMacを購入したのがこの数年後。当時からワープロソフトではなくテキストエディタを求めていた私に一番フィットしたのがJeditでした。それから、MacOS Xになった際に「Jedit X」になり、今回最新OS環境に対応した「Jedit Ω」と20数年使い続けています。
Jeditのどこが気に入っているかというと、シンプルなエディタという点です。
私はレイアウトなどはIllustratorやInDesignでデザインするので文字を入力する際にはシンプルで十分。いろいろな機能を詰め込んで重くなったり、落ちたりするようなワープロソフトは必要ありません。
DTPで作業する際にMicrosoftのWordなどいろいろな形式のテキストを読み込めるのは助かります。また、スクリプトで英数を全角から半角に一発で変換できる機能はなくてもならない機能です。入校するライターによって英数入力がバラバラですから。
さらに、複数のファイルをまとめて検索できる「マルチファイル検索」も校正の際に役立ちます。
今回のJedit Ωの有料版は1,200円。テキストエディタは、もっとも頻繁に使うソフトです。
それが、たった1,200円なのはタダみたいだと思います。利用頻度からすると、もっと高くても購入するほど私にとって必須ソフトです。
Jedit XもMacOS 10.12まではサポートしていますし、今までのArtman21のスタンスなら今秋リリースされる10.13も問題なく動作すると思います。
でも、長く開発し安価に提供してもらっていることへの感謝を込めて、早々にライセンスを購入しました。
Jedit XからJedit Ωに乗り換えて1点要望がありました。
Jedit Xの設定をJedit Ωに引き継ぐ機能がありませんでした。ユーザー毎に自分で使いやすいように設定を変えていると思います。できたら、その設定をJedit Ωにスクリプトで引き継ぐ機能が欲しかったですね、
もっとも、設定項目が多くないので、切り替えながら設定を合わせても多くの時間は取りませんでしたが…
これで今後も、心配なくテキストエディタを使い続けていけます!