【セカンドレビュー】「stone」を10日ほど使った感想

「手紙」の設定値を変えて「初期設定値」とすると便利になることを発見!

「stone」は、日本デザインセンターがリリースする予定のシンプルなエディタです。今回、リリース前のレビューに参加しました。
ファーストレビューは12日にアップ。外観やインターフェースについてレポートしました。
使い始めて10日ほど経過したのでセカンドレビューします。実際に文章を入力し、細かい使い勝手も体験しましたので、その結果を報告します。

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不具合のその後

使い始め、固まったことと落ちたことが一度ずつありました。しかし、その後使っていて同様な症状は発生していません
再度、不具合が発生したら、その時の状況を開発者へ報告しようと思っていましたが、再現しません。現状、問題なく動作しています。
よって、ソフトウェア側でなくハード側を含めたイレギュラーな症状だったと考えられます。

改善要望

設定した「書式設定」の保存

「新規設定」でオリジナルの設定を作り文章を書き保存。そのファイルを次回開くとオリジナル書式ではなく初期設定の「手紙」で開いてしまいます
一般的なアプリケーションの仕様では、保存する際に設定した書式設定で開くのが普通です。stoneの仕様は、これと異なっているので戸惑います。
このため、開く毎に書籍設定を変えなくてはいけないので不便です。ここは、一般的な仕様にして欲しいと思いました。

初期設定の上書き保存

stoneでは、初期設定値が上書きされてしまいます
一般的なアプリケーションでは初期設定を変更した場合、自動で新規設定として保存されるか、変更をするかユーザーに聞いてきます。stoneでは、何も聞かれずに上書きしてしまうので、初期設定値がわからなくなります。
この点も、初期設定は上書き保存しない仕様にして欲しいです。

「手紙」の設定値を変えて「初期設定値」とすると便利になることを発見!
「手紙」の設定値を変えて「初期設定値」とすると便利になることを発見!

「書式設定」の工夫

以上を踏まえて、私なりに工夫をしました。
現在のバージョンでは、保存時にオリジナル設定をしても再度開く時には「手紙」の設定になってしまいます。stoneの最終リリース版でも、このような仕様になるのか不明ですが、現状の不便さを改善する工夫方法を見つけました
見つけてしまえば簡単です。

「手紙」をオリジナルの設定値にしてしまうのです。これで、設定値を変えても「手紙」が初期設定になるので、オリジナル設定値で開くことができます
でも、これでは「手紙」という名称のままなので、気になるようなら名称を変更します。
また、「手紙」の設定値を保存しておきたければ、元「手紙」の設定値で「新規設定」を作ります。
ここで、元と同じ「手紙」という名称に変更しても、システム上区別してくれるようで、新しい「手紙」が初期設定にはなりませんでした。

期待する面

ここ10日ほどstoneを使って感じたのが、

iPadで使いたい!

という気持ちが強くなったことです。
ファーストレビューでも記載したように、Mac環境以上にiOS環境にはシンプルなエディタがないし、画面の大きさ的にもiOS環境において入力に特化したシンプルなエディタを希望していました。
すると、担当者からiOS版開発の予定が示唆されたメールが届きました。
私の希望に沿った流れがあることが嬉しくなりました。具体的な日程までは不明のようですが、気長に待ちたいと思いました。

まとめ

概ね気に入っているstone。
でも、今メインのJeditから乗り換えるかと言われたら「No」となってしまいます。
実際、Jeditで文章の入力時にはプレーンテキストなので、使っている機能はstoneと大差がありません。
でも、私がJeditで気に入っているのは文章の入力時にはシンプルだが、編集、DTPをする際に必要な正規表現の検索が充実している、ことです。
過去、編集、DTPでこの正規表現にどれだけ助けてもらったかわかりません。
今後、stoneも検索機能が充実してくるかもしれませんが、現状ではJeditに大きな利点があります。
また、エディタを2つも3つも併用するのは煩雑になるだけなので避けたいのが本音です。

一方、JeditにはiOS版はありませんので「期待する面」で記載したように、iOS版のstoneが出たらメインになることは確実です。
Mac版ではサブとして使いながら、iOS版の登場を待ちたいと思います。