以前、ToDoアプリを使うようになった経緯をアップしました。
昔、真空管アンプを自作していた頃、よくアキバにパーツを買いに行きました。
抵抗やコンデンサーを設計した通り容量と数を間違いなく買わなければなりません。不足していたら、もう一度出掛ることになるので、電車賃も時間も無駄になります。
でも、その当時は、紙に書かなくてもほとんど記憶して買えていました。
しかし、歳を取ると頭のメモリー容量が減衰します。今は、若い時の1/3以下に減った感じです。
PCやスマホのメモリー容量は日々大きくなる中で、私の頭のメモリー容量は確実に減っています(^^;)
それを補うために使い始めたのがToDOアプリ。ビジネスでの効率化などという格好良い理由ではありません…
「リマインダー.app」からの移行を考慮
リンプルなGUIが好きなのでApple純正のリマインダー.appはピッタリでした。
しかし、私の記憶メモリーが確実に年々少なくなってきて、それを補うためToDoへの要求が多くなってきました。このため、リマインダー.appに機能不足を感じるようになってきた今日この頃でした。
とは言っても、プライベートな使用なのでグループ機能やチャット機能が欲しいわけではありません。具体的には、サブタスク内のリスト表示やリンク機能、画像表示です。
例えば、ある休日の買い物リスト。
リマインダー.appでは、各項目にサブタスクを作ることができません。
私のリマインダー.appのリストは大きなカテゴリー分けにしています。現在は「Apple」「Football」「Personal」「Travel」などとなっています。
ある1日のToDoだけのために、新たなカテゴリーを作るのは違和感があります。
また、数年間リマインダー.appを使っていて、各項目の説明文の中に参照先URLリンクや買い物の商品画像などの表示機能があれば便利と思うようになりました。
サブタスクのリスト表示は、将来搭載されるかもしれませんが、Appleのシンプル思考から画像表示は今後も搭載されることはないでしょう。
そこで、サブタスクのリスト表示や画像表示が搭載しているToDoアプリがあるか探すことにしました。
私のToDoアプリはプライベート使用なので、終わった後から見返すことはしません。終了と同時に削除しても構わないモノばかりです。
このため、使い始めたアプリが突然サービス終了しても、保存すべきデータがないので被害は少ないです。
これが、「メモ.app」のように長期に保存する必要性のあるデータがあるアプリだと、サービスが長く提供されることも選択肢に入れないといけません。そう、Evernoteの移行は大変でしたよね…
ToDoアプリはそのような用途での使用ではないので選択も楽です。
2つの候補をピックアップ
[colwrap][col2][/col2][col2][/col2][/colwrap]このような点を踏まえ、ググッて私が興味を持ったのが「TickTick」と「Trello」の2つでした。
リマインダー.appと同様にシンプルさを継続しながら機能追加するならTickTick、グラフィカルなインターフェースで新たな機能を優先するならTrelloです。
TickTickは、リマインダー.appに少々機能を追加したイメージ。なので、GUIはリマインダー.appに似てシンプルです。Mac、iPhone、iPadとの連携も問題なし。ブログ「uruoi style」の下記の記事が参考になります。
「【2017年】タスク管理ツール「TickTick」がシンプルなデザインで気に入った!」
「タスク管理ツール「TickTick」でGTD環境を構築してみよう!」
一方、Trelloはリマインダー.appやTickTickと異なりビジュアル志向です。シンプルさからは外れますが、画像表示やコメント追加などがあり機能は盛りだくさんです。参考のブログ記事は下記です。
「無料&日本語化!「Trello」でタスク管理がラクになる!使い方・始め方を解説します」
「タスク管理ツール「Trello」を仕事で使いこなすためのアイデア集」
両方の良い所取りした「Asana」
TickTickとTrelloのどちらを使おうか迷っていたところ、両方の良い所取りをしたような「Asana」を見つけました。
そもそもは、TickTickのようなシンプルなリスト表示だったAsana。昨年のアップデートで、Trelloのそのままパクリと思われる付箋表示に対応!
つまり、AsanaならTickTickとTrelloのどちらにしようか迷う必要はありません。
数日間、この3つのToDoアプリを平行して試用し、使い勝手を確認しました。
Webサイトにあるレビューだけでは、私自身が要望している機能が実用的か否かはなかなかわからないので試用テストは大切です。
比較検討の結果
私がToDoアプリに求めるのは、タスク締切時間に通知が来ることです。その都度、アプリを開かないと期日がわからないようでは実用になりません。時間設定したら、その時間にMacでもiPhoneでもiPadでもプッシュ通知でお知らせが来ることが必須です。
リマインダー.appにはプッシュ通知が搭載されていたので、どのToDoアプリでも搭載されていて当たり前と思っていたら違っていました。
今回の3つのToDoアプリでも標準搭載はシンプルなTickTickのみでした。
また、一覧表示の際「今日」「明日」「7日間」との区切りがあった方が見やすいのですが、これもすべてのアプリのGUIにあるわけではありませんでした(リマインダー.appには搭載)。
この区切り表示があると今日締め切りのタスク、明日締め切りのタスク、そして1週間先のタスクが瞬時に判断できるので楽です。
今回の3つのToDoアプリでは、通知機能に続きTickTickは標準搭載していました。Trelloは付箋表示なので区切り表示とは考えが異なるので搭載していないのは理解できます。しかし、期待していたAsanaも搭載されてなかったのは残念でした。
最初、インターフェースがユニークで興味を持ったのがTrelloです。
正直、ほぼTrelloに決めようと思っていました。しかし、上記のようにに私にとって重要な2つの項目とも搭載していないことが判明したため再考しました。
通知機能に関しては、Trello、Asanaともネット上に追加する方法はありましたが、かなり手間がかかります。また、実際に試しましたが私の環境では動作しなかったり、タイムラグがあったりで実用になりませんでした。
これらを総合的に判断し、今回はTickTickに乗り換えることにしました。
結局、一番最初にピックアップしたToDoアプリがもっとも良く私の要求を満たしていました。
TickTickの利点
一時は落選していたTickTick。でも、私が希望していた2つの機能が標準で搭載されている点で逆転採用になりました。
アイコンをクリックするだけで希望の範囲をサブタスクにできます。また、終了したタスクは先頭にあるボックスをクリックすると、グレーアウトし下部に移動。手間がかかず分かりやすい仕様となっています。
TickTickには画像添付機能もあります。右下のクリップアイコンが画像添付機能です。
無料版では1日にひとつしか画像添付できないようです。しかし、過去の経験からも、ToDoでの画像絵添付は重要視していないので、ひとつあれば十分です。
このように、TickTickは見た目リマインダー.app並のシンプルさですが、わたしが希望していた機能がほぼ搭載されている優秀なToDoアプリです。
通常のToDoアプリはTickTickに決まりましたが、ブログ記事など作業工程を把握したいタスクではTickTickにするかTrelloにするか、まだ悩んでいます。
例えばTrelloでブログ記事を管理する場合、「アイデア」「採用」「着手」「進行中」「完了」とリストを作りカードを移動すれば、各記事の進行状況がひと目で把握できます。
作業工程管理には時間軸のTickTickよりもTrelloのインターフェースの方が便利です。
でも、そのために2つのアプリを併用するのはデメリットにならないか?
これに関しては、もう少し試用を続けて判断したいと思います。