オフィスで「AirMac Express MB321J/A」のAirPlay機能を使って「Spotify」をワイヤレス化したのは前回報告しました。
そこで、次のステップとして複数スピーカーへのワイヤレス同時出力を行いました。
先日のMB321J/Aはオーディオ機器のセッティング位置の関係上、オフィスの片側に設置しました。このため、オフィスの逆側では音楽が良こえません。
そこで、AirMac Expressをもう一台追加し、AirMac Expressの同時再生をすることでオフィスのどこでも音楽が聞こえるようにします。
オーディオ機器近くにあるAirMac Expressを親機として、反対側に設置するAirMac Expressを子機にする計画です。
前回MB321J/A設定の際にオフィスの条件を把握できたので、今回の接続設定は簡単に済むはずでした…
しかし、いろいろと私の勘違いや間違いがあり、想定外に苦戦しました。
今回は、その前半です。
購入したのは「MC414J/A」
今回購入したのはMB321J/Aではなく「MC414J/A」。
購入したのは、前回と同じ「Macパラダイス」。価格は5,320円(4,750円+送料570円)でした。
最初に購入したMB321J/Aはメインで使っていないMacのLANケーブルを借りています。
これは、前回説明したようにオフィスにWi-Fiがなく有線LAN接続が必要になったためです。
今回AirMac Expressを追加するに当たり、MacにLANケーブルを戻すことを考慮すると、LAN端子が1つしかないMB321J/Aではなく、2つあるMC414J/Aが必須となります。
つまり、MC414J/Aを有線接続で親機にし、今までのMB321J/Aを子機にする計画にしました。
2台のAirMac Expressの設定
AirMac Expressの複数接続の設定情報も既に多くアップされているので、それらを参考にしました。
超簡単!AirMac ルータを2台使って無線LANを中継!広範囲Wi-Fi環境を構築する方法
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MC414J/Aを親機として設定、その後に無線環境でMB321J/Aを子機として設定しました。
複数出力せず…
これで、MC414J/AにつながったスピーカーからもMB321J/Aにつながったスピーカーからも音声が出るはずでした…
でも実際に音出しをすると、親機のMC414J/Aからは音声が出ますが、子機のMB321J/Aからは音声が出ません。
iMacの「システム環境設定」の「サウンド>出力」を確認すると、MC414J/Aと同時にMB321J/Aも出力先一覧に出ています。
MB321J/Aは、MC414J/Aの子機として設定したのでサウンドの出力一覧に出てはいけません。
なぜなら、「サウンド>出力」はひとつだけしか選択できないからです。
ひとつしか出力できない項目にMC414J/AとMB321J/Aの2つが表示されているのですからどちらか片方からしか音声再生ができないのは当然です。
私は、Spotifyからの音出しはiMac→AirPlay→複数スピーカー同時再生
と思っていました。
しかし、改めてAirPlayの仕様を調べてみると、複数出力に対応しているのはiTunesだけとの説明が…
iTunesでOKならSpotifyでもOKだろうと考えた私の間違いと判明しました(^^;)
Audio MIDI 設定
こうなったら、別の打開策を考えなくてはいけません。
Googleで別の手段を探していると、「Audio MIDI 設定」が見つかりました。
このソフトウェアはApple純正で最初から「ユーティリティ」の中に入っています。
Macを長く使っている私ですが、こんなアプリがあるとは今まで知りませんでした。
「Audio MIDI 設定」を使うとMac本体から複数出力が可能になるとのこと。
私が求めていたAirPlayでの複数出力が可能になりそうです。
早速、Audio MIDI 設定を起動したところ、「サウンド>出力」設定とは異なりAudio MIDI 設定では子機にしたMB321J/Aは選択端末が表示されていません。
つまり、Audio MIDI 設定では子機は認識しないようです
ならば、MB321J/Aを子機ではなくMC414J/Aと同じAirPlayの独立したひとつの端末にすれば認識するはずとの予想が立ちます。
そこで、MB321J/Aの設定を変え、有線LAN接続し単独動作させ設定しました。
ところが予想に反して、Audio MIDI 設定では「AirPlay」と表示されるだけで、各AirMac Expressに設定した「AirMac Express」「AirMac Express 02」では表示されません。
つまり、Audio MIDI 設定でもAirPlayによる2つのスピーカーからの同時出力が実現しませんでした。
このような訳で、再度打開策を調べました。
そして、たどり着いたのが有料ソフトウェア「Airfoil」です。
結果を先に公開すると、
Airfoilでやっと解決!
となりました。
長くなりましたので、この経緯ついては次回にします。