14日からロシアW杯が始まりました。
日本代表に関しては2ヶ月前に残念な出来事があり、私の中で一気に感心がなくなりました。
[kanren postid=”3525,3535″]でも、日本代表を見なくてもW杯は十分に楽しめます。
今までは、NHKが全試合を生中継と録画で放送してくれていたので、HDDに録画し後でも楽しむことができていました。
今回のW杯もその予定でいたところ、直前にネットの観戦ができるコンテンツのお知らせがありました。
これが、単にテレビ放送の録画配信ならまったく興味なかったのですが、リリースを見てビックリ!
マルチアングルで、4画面表示やワイヤーカメラ、戦術カメラがありテレビ放送とは異なったアングルでの映像が提供されていました。
この中で「戦術カメラ」には衝撃を受けました。
日本のサッカー中継で常に「もっと画面を引けよ!」と思っていた私にとって、この「戦術カメラ」はその思いを実現してくれる画像です。
戦術カメラは、ゴール裏からピッチ全面をフォローした画角で配信されます。
ピッチ全面が常に表示されているので両チームのシステム、各選手の移動するポジショニングなどがモノの見事に見えます。
逆サイドや中盤でパス廻しをしている時のFWなど、通常のテレビ画面では映らないボールから遠いサイドの選手の動きも見ることができます。
私がテレビ放送ではなくスタジアムでの観戦にこだわったのは、正にこのピッチ全面を見たいからです。
しかし、今後この戦術カメラの画面を標準で提供するならスタジアム観戦しなくても良いほどです。
いやいや、テレビ放送もこの戦術カメラを標準にしたらサッカーをしている子供たちやサポーターの戦術理解度がアップすること間違いなしです。
私は、生中継を見たスペイン代表対ポルトガル代表を、この戦術カメラで見直しましたが、テレビ中継では見えなかった両チームのポジショニング、システムの移動などが明白となりました。
また、スペイン代表の顔を出してパスコースを作る動き、その動きによりパスコースが生まれ瞬間も戦術カメラから把握できます。
16日のアルゼンチン代表対アイスランド代表はテレビ中継を見ず、あえて戦術カメラで生観戦しました。
アイスランド代表の3ラインの左右、上下の見事に統一された動きが見れたのも、この戦術カメラです。
このアイスランド代表の統一されたシステムがアルゼンチン代表選手のゴール前への進入を阻止しているのかも画面から明確に見て取れます。
今大会はテレビ放送ではなく、このネット配信の戦術カメラで観戦する気持ちになりました。
現在私の「ライブ・見逃し」観戦は、Mac miniの21型ディスプレーでメインの戦術カメラ画像を見ています。
一方、得点シーンやファールシーンなどリプレーを見たい時のサブとしてiPad Airで通常画面を表示しています。
なお、Mac環境では、Safariでは配信が表示できません。仕方なくライブ・見逃しを閲覧する際にはChromeに切り替えます。
iPad AirではiOS用アプリが提供されているので、それを利用して閲覧しています。
このネット配信は生配信から1週間しか閲覧できない仕様となっています。
ダウンロードできなくとも、アーカイブで後々閲覧できたら利用価値が高いのに残念です。
もっとも、元の映像はFIFAが版権を持っているので、W杯終了後にFIFAのWebサイトから配信されることを期待しています。