前回iOS11.3.1用脱獄ツール「Electra」での脱獄作業をレポートしました。
今回は、「iPhone SE」と「iPad Air」にインストールした脱獄アプリを紹介します。
今までの脱獄環境がiOS9.3だったので、iOS10バージョンを飛ばして一気に2バージョンのアップデートとなりました。
このため、iOS9.3で利用していた多くの脱獄アプリが開発中止になり使えない状況となっていました(^^;)
ちなみに、私がiOS9.3脱獄環境で最重要ししていたアプリは下記です。
・Activator
・TapTapFolder
・Filza File Manager
・EqualizerEverywhere
・Virtual Home
・FakeCarrier
・NewTerm2
・DualTime
・iBrank
「Activator」でクラッシュ発生
「Activator」は、操作(ジェスチャー)をいろいろな個所に割り当てすることができる脱獄環境では必須のアプリです。
SANTAさんの記事ではiOS11.3対応済みとなっていましたが、私の環境では「Activator」が原因のクラッシュが頻発しました。
脱獄環境では必須アプリなのですが、日に何回もクラッシュ。再起動しては再度脱獄環境に戻す作業を行うのでは実用になりません。
iOS11.3に対応しているとは言いながら、まだベータ版扱いなので不安定な部分があるのでしょうか?
「Activator」がないと大変不自由するので解決策を探しましたが見当たりません。
仕方がないので、安定するまでアンインストールすることに決めました。
なお、「Filza File Manager」と「TapTapFolder」は現状のバージョンで問題なく動作しました。
iOS11.3対応済みアプリ
それ以外のiOS9.3環境の脱獄アプリは、開発中止してしまっていたので、代替えアプリを探す必要がありました。やはり、ターゲットが狭いのとiOS環境が大きく変化するので長期間提供すると言うのは難しいのでしょうね。
その中から、代替えが見つかったアプリは下記です。予想以上に代替えが見つかったとの感想です。
Virtual Home→FingerTouch
ホームボタンを押さず触れるだけで動作させる、まさに脱獄環境の恩恵を最大限に生かすアプリ。これがなければ脱獄する意味がないと言うほどTouch ID時代には必須のアプリです。
iOS9.3当時の「Virtual Home」は、iOS10時代は「Touchr」に、そしてiOS11.3では「FingerTouch」が代替えアプリとなっていました。
使用感は「Virtual Home」とほぼ代わらず十分代替えアプリでした。
FakeCarrier→Carrierizer
ステータバーにあるキャリア名を任意に変えることができるアプリ。細かいこだわりですが、私が毎回入れているアプリのひとつです。iOS9.3までは「FakeCarrier」でしたがiOS11.3では開発中止。同様の機能を持ったアプリとして「Carrierizer」を代替えとしました。
単機能なので使用感は変わりません。
EqualizerEverywhere→EQE
「Spotify」で音楽を聴くようになったのでイコライザーアプリ「EqualizerEverywhere」は必須になりました。
「EqualizerEverywhere」はiOS11.3には対応していませんでしたが、同じ開発者がiOS11.3用に開発したのが「EQE」です。
インターフェースが大幅に代わり、「EqualizerEverywhere」に比べ分かりにくくなった感があります。一方で、「EqualizerEverywhere」環境でカスタマイズしたイコライザー設定が読み込めたのには助かりました。
改めて、イチから設定しなければならないと覚悟していたので、「EqualizerEverywhere」の設定が呼び込めた時には嬉しかったです。
これも、同じ開発者のアプリだからの恩恵でしょう。
入獄環境でイコライザー未使用で1ヶ月程音楽を聴いていたので正確ではありませんが、微妙にイコライザーの音質が違っているような感じがします。
比較視聴できないので断言できないのがもどかしいところです。まぁ、音質が気になったら改めて微調整を行っていきます。
Termnal→NewTerm2
ターミナル操作するアプリは、iOS11.3では「NewTerm2」です。
この「NewTerm2」も私の環境では当初、iPad Airでは起動するのにiPhone SEでは起動しないとの不具合が発生していました。
しかし、14日にアップデートがあり、最新バージョンにしたところiPhone SEの不具合が解消しました。
やはり、固有機種でバグがあったのでしょうか。
iOS11.3対応希望アプリ
このように、「Electra」がリリースしたばかりにしては予想外に多くのアプリがiOS11.3に対応し安心しました。
とは言いながら、まだ対応していないアプリもあります。
今後対応を希望するアプリが下記です。
iBlank
透明アイコンを作るアプリです。
iOSは左上からアイコンが並ぶ仕様となっています。
しかし、私のように最上段は片手操作がしづらいのでアイコンを置くのは控えたいとか、目的別にアイコンを段落分けしたいとの希望がある所にはこのアプリは便利です。
現在、「iBlank」の代替えとして脱獄アプリではない「Create BLANK icon」を使っています。
これは、透明アイコンを作るのではなく、ホーム画面の画像をアイコンにして同じ位置に置くというモノです。
このため、左右にページ間を移動するためスワイプするとネタバレになります。
まぁ、「iBlank」がアップデートするまでの繋ぎなので我慢です。
DualTime
ステータスバー中央に表示される時計を2カ国表示することができるアプリです。
通常は国内の時間だけで十分。ビジネスで海外頻繁にやり取りするケースや海外旅行に行く際に旅行先と国内の時間を知りたい場合など、かなりニッチな用途でしかニーズがないと思います。
そのためか、代替えが見当たりません。まぁ、なくても困るアプリではありませんが。
まとめ
前回の最後でも書きましたが、やはりリリース後すぐはいろいろと不具合があります。
「ブログネタができた!」と喜べる人以外は、バグ対策などが済むまで待った方が良いでしょう。
また、「アプリも充実してきたし、もう脱獄しなくても良いのでは?」との考えが私自身の中にもありました。
でも、実際に1ヶ月入獄環境で使用していて「やはり、脱獄環境の方がストレスないよなぁ!」と改めて実感。
まだしばらくは脱獄人生を進みます!