脱獄環境の話です。
iOS9.3の何時からか、脱獄アプリをインストールするためのツール「Cydia」を起動する度にエラーが出るようになりました。
気にはなっていましたが、動作に不具合が発生するわけではなかったので、そのままにしていました。
今回、iOS11.3.1の脱獄環境にしたのを機に、このエラーの原因を探りました。
赤色のエラー表示を解決
エラーは、赤色と黄色の2種類です。
エラー表示が英語なので、まずその意味がわかりません…
でも、赤色のバツ印の方が緊急度が高いはずなので、まず赤色エラーを先に解決するようにしました。
赤色の項目は3つ、内2つは同じ内容なので事実上は2種類のエラーになります。エラー表記は、
Failed to fetch
です。そこで、
をGoogleで検索しました。
するとどうやら、ソースがないことが原因らしいとわかりました。
ソースとは脱獄アプリを提供している開発者のリンク先のことです。
要は、Webサイトでドメインが変わったりリンク先URLを変更した場合、「405エラー」が出るのと同じです。
私の場合、該当するソース先が下記の2つでした。
repo.cpdigitaldarkroom.com
repo.peng-u-in.de
いずれも、現在は使っていないソースなので削除。リフレッシュしたところ、無事に赤色のエラー表示が解消しました。
黄色のエラー表示を解決
続けて、黄色のエラー表示の原因を探りました。
こちらのエラー表示は、
です。
赤色と同じくGoogleで検索し上位にヒットしたのが、脱獄アプリ開発者ichitasoさんのWebサイトでした。
それによると「ichitaso.com/apt」ソース先が変更になったので登録しなおして欲しいとのことでした。
記事の内容に沿ってソースを入れ替えた上で、エラー表示にあった場所のリストファイルを「Filza」で削除。
リフレッシュ時はエラー表示がなくなりましたが、Cydiaを再度立ち上げるとエラー表示が復活してしまいました。
「Filza」で確認すると削除したはずの「lists」ファイル内の「apt.taig.com_._Packages」も元に戻っています。
何度、削除しても同じでした。
そこで、エラー表示の最初の行の
Encountered a section with no Package: header
に注目。
この内容でGppgleで検索したら、赤色エラーと同様に該当ソースを削除するのが解決手段となっていました。
そこで、該当するソースを削除。
削除したソースはいずれも過去のiOSの脱獄で使ったソース。既に、iOS9.3時代からはこのソースの脱獄アプリは使っていませんでした。
その後ソースの供給が止まり、供給先リンクが消滅していたためエラーが発生していたわけです。
今回は、Cydiaを再度立ち上げれもエラー表示は出ません。
これで、iOS9.3時代から長く気になっていたエラー表示がなくなりました。
不具合は発生しないので気にはなりながら数年間放置していたエラー表示。
こんなに簡単に解決できるのなら、もっと早く対処すれば良かったと反省しました(^^;)