2016年10月に日本でのサービスを始めた「Spotify」。
そろそろ2年近くになります。
サービス開始当初、邦楽に弱いと言われていました。
その後、徐々に邦楽のレパートリーも増えてきたようです。ニーズからも最近の邦楽が優先になるのはしかたがありません。
でも、私は若いころに聴いた古い邦楽(フォークなど)を時たま聴きたいと思うことがあります。
しかしながら懐メロは置いてきぼりです。
また、Spotifyは完全ストリーミングなので、音楽CDで持っていても聴けません。
一方、「iTunes」は音楽CDから取り込んだ曲も「Apple Music」で聴けます。この点では、「Apple Music」の方が柔軟性は高いですね。
今回、森田童子のリマスタリングCDを購入したこともあり、解決策がないか探してみました。
すると、iTunesにある曲をSpotifyに転送する方法が紹介されていました。
この情報を知った当初は、音楽CDの曲をSpotifyの取り込めるのかと大喜びしました。
でも実際は、違いました…
要は、iTunesにある曲をSpotifyがリンクして再生するだけでした。
リンクなのでSpotifyで聴きたい曲が同じ機器のiTunes側にないと再生されません。
ストリーミングで機器に音楽データを入れず容量を圧迫することがなくなった時代に、また音楽データを機器に入れなければいけないのは、少々矛盾する行為です。
でも、音楽CDで持っている曲が、Spotifyで聴けるのはひとつの前進です。
iTunesの曲をSpotifyにリンクする方法
具体的にiTunesの曲をSpotify側で聴けるようにする方法を紹介します。
iOS端末でも設定はできるようですが、私はMacで行いました。
まず、メニューバー「Spotify」のプルダウンから「Preferences」を選択します。
「Preferences」画面の中央辺りの「Local Files」項目を探します。
「Local Files」項目のリスト下部にある「Add a Source」をクリック。
表示されるウインドウから「iTunes」フォルダ内の希望のアーティスト、あるいは曲(アルバム)を選択。
選択しリンクを張られた曲は「Local Files」に一覧表示されます。
「iTunes」からの取り込んだ実際の曲(アルバム)はどこにあるかと言うと、左側のコンテンツ一覧(正式な名称は何なのかな?)の「Local Files」項目にあります。
なお、「iTunes」の曲の場所がわからないようなら「iTunes」で曲を選択し、コマンド+Iで「情報を見る」を表示。「ファイル」タブの下部の「場所」で確認できます。
Spotifyで聴くには、一般的には左側のコンテンツ一覧の「PLAY LISTS」にアーティスト名を追加するのが便利。その手順は次の通りです。
左側最下部の「New Playlist」をクリックしプレイリストを追加。
プレイしストに名前を入力します。
「Local Files」を選択し「iTunes」から取り込んだリンク曲から希望する曲を追加したプレイリストにドラッグ&ドロップします。
これでMacでの視聴手順は完了です。
しかし、iOS端末では別途作業が必要です。
ここまでの作業でiOS端末のSpotifyの「PLAY LISTS」にもMacで追加したプレイリストが表示されています。
でも、追加したプレイリスト内は空っぽです。
最初に記載したように、iOS端末のiTunesに該当する曲を同期し入れておかなくてはいけません。
iOS端末に曲を入れて同期します。iOS端末のiTunesに曲が入るとSpotifyのプレイリストにも同期した曲が反映されます。
Mac側の「PLAY LISTS」に曲を取り込んでいるので、iOS端末側で改めて曲を取り込む作業をする必要はありません。
聴きたい曲が多いとiOSの容量を圧迫するというという注意事項が発生します。
このため、iOS端末の「PLAY LISTS」には聴く際にだけ入れるようにした方が良いと思います。
もちろん、iOS端末が容量不足にならないなら「Local Files」の曲をすべて入れた方が手間はかかりません。