「SAMSUNG」のSSD「860 EVO MZ-76E500B/IT」に「macOS Mojave」を仮インストール

macOS Mojave

新たに購入した「SAMSUNG」のSSD「860 EVO MZ-76E500B/IT」(以降、SAMSUNG・SSD)は、まず「macOS Mojave」のテスト環境構築に利用しました。

スムーズに進むと思っていたのに、いろいろとトラブルがあり手こずり時間を取られました(^^;)
結局、下記のような大幅な作業を行うはめになりました。

  • Mac mini+OS X 10.11 El Capitan環境にmacOS Mojaveをダウンロード→NG
  • Carbon Copy Cloner(以降、CCC)でSAMSUNG・SSDにOS X 10.11 El Capitan環境をコピー→OK
  • SAMSUNG・SSD+OS X 10.11 El Capitan環境にmacOS Mojaveをダウンロード→NG
  • SAMSUNG・SSD+OS X 10.11 El Capitan環境にOS X 10.11 El Capitanをクリーンインストール
  • SAMSUNG・SSD+クリーンインストールOS X 10.11 El Capitan環境からmacOS Mojaveをダウンロード→OK
  • SAMSUNG・SSDにmacOS Mojaveをクリーンインストール→OK
  • USBメモリーに起動用インストールディスクを構築→OK
  • SAMSUNG・SSD+クリーンインストールmacOS Mojaveでの動作確認→OK
  • SAMSUNG・SSDから本体SSDに戻るとエラーで起動できない
  • CCCでSAMSUNG・SSDをOS X 10.11 El Capitan環境に戻す→OK
  • SAMSUNG・SSD+OS X 10.11 El Capitan環境にUSBメモリーの起動用インストールディスクからmacOS Mojaveをダウンロード→OK
  • SAMSUNG・SSDにダウンロードしたmacOS Mojaveから上書きアップデート→OK
  • SAMSUNG・SSD+上書きアップデートmacOS Mojaveでの動作確認→OK
  • CCC 4動作せず
  • SAMSUNG・SSDから本体SSDに戻るとエラーで起動できない(再)

このようにSAMSUNG・SSD上にOS X 10.11 El Capitan環境とmacOS Mojave環境を作るため何度もバックアップからコピー
また、CCCでバックアップは取っていたので大事には至りませんでしたが、実使用のMac mini+OS X 10.11 El Capitan環境に戻ろうとしたらエラーで起動しないという予想外の事態も2回発生しました。

しかし、OS X 10.11 El Capitan環境のバックアップからの復元には1時間ほどかかります。この作業を複数回行ったためすべての作業が完了するまで丸1日にかかりました…
正直、こんなに悪戦苦闘するとは思いませんでした。即本番環境で実行したらかなりヤバイかったので、テスト環境でチェックしてよかったです。

作業経緯を解説

では、作業した手順を順を追いながら詳しく見て行きます。

Mac mini+OS X 10.11 El CapitanにmacOS Mojaveをダウンロード→NG

SAMSUNG・SSDが到着したら、すぐにmacOS Mojaveテストができるようにと、先にmacOS Mojaveをダウンロードしておくことにしました。

ダウンロードだけなので簡単に終了するはず…でした。まさか、ダウンロードができないとは思いませんでした
症状は、ダウンロードが終了した直後に、

破損しています!

とのアラートが出ます。何度やっても同じです。

現環境でmacOS Mojaveがダウンロードできず!
現環境でmacOS Mojaveがダウンロードできず!

インストールされているフリーウェアか機能拡張が原因だろうと推測はできます。でも、それを突き止めるのにはかなりの時間を取られますので、それ以外の方法を取ることにしました。

CCCでSAMSUNG・SSDにOS X 10.11 El Capitan環境をコピー→OK

到着したSAMSUNG・SSDにCCCでバックアップデータからOS X 10.11 El Capitan環境をコピー。単純にコピーだけなので問題なくコピー完了しました。

SAMSUNG・SSD+OS X 10.11 El Capitan環境にmacOS Mojaveをダウンロード→NG

SAMSUNG・SSD+OS X 10.11 El Capitan環境ができたところでApp StoreからmacOS Mojaveをダウンロード。
ところが、Mac mini+OS X 10.11 El Capitan環境と同様にダウンロードができません。
ここで、ダウンロードできればMac mini+OS X 10.11 El Capitan環境に問題があったのですが、SAMSUNG・SSD+OS X 10.11 El Capitan環境でも同様の症状だったのでOS X 10.11 El Capitan環境が原因と判明。
やはり、OS X 10.11 El Capitan環境にあるフリーウェアや機能拡張が犯人の疑いが濃くなりました。

SAMSUNG・SSD+OS X 10.11 El Capitan環境にOS X 10.11 El Capitanをクリーンインストール→OK

今までは、OS X 10.11 El Capitan環境から上書きアップデートしようとしていたわけですが、それがだめだったのでmacOS Mojaveをクリーンインストールすることにしました。
そのために、macOS Mojaveがダウンロードできるように現在のOS X 10.11 El Capitan環境をクリーンインストールします。

App Storeの「購入済み」の履歴からOS X 10.11 El Capitanを探し出しダウンロード。
ダウンロードしたOS X 10.11 El Capitanをダブルクリックし起動。手順に従ってSAMSUNG・SSDにクリーンインストールします。

SAMSUNG・SSD+クリーンインストールOS X 10.11 El Capitan環境からmacOS Mojaveをダウンロード→OK

クリーンインストールしたOS X 10.11 El Capitan環境からmacOS Mojaveをダウンロードします。
まっさらなので問題なくダウンロードできました。

本当は、macOS Mojaveをダウンロードしインストールしない段階で、USBメモリーに起動用ディスクを作る予定でした。
ところが、このブログの説明通りターミナルを使って行ってもエラーが出て起動ディスクができません
そこで、こちらのブログターミナルを使わない手順で行うため、先にmacOS Mojaveをインストールしました。

SAMSUNG・SSDにmacOS Mojaveをクリーンインストール→OK

SAMSUNG・SSD+クリーンインストールOS X 10.11 El Capitan環境からmacOS Mojaveをクリーンインストール。
今回は、まっさらなOS X 10.11 El Capitan環境なので、問題なくmacOS Mojaveがインストールできました。

USBメモリーに起動用インストールディスクを作成→OK

このタイミングで先程のUSBメモリーに起動用インストールディスクを作りました。
Mac mini+OS X 10.11 El Capitan環境ではmacOS Mojaveをダウンロードできないことが判明したので、このUSBの起動用ディスクの作成は重要です。

SAMSUNG・SSD+クリーンインストールmacOS Mojaveでの動作確認→OK

ここでチェックしたかったのは、
Mac mini+SAMSUNG・SSDで動作にモタツキがないか?
です。
まったらなので現実的な動作確認はできませんが、逆に言えばこの時点で少しでももったりした感じになっていたら実移行は難しいとの結論になります。
幸い、遅いとの印象は受けませんでした

SAMSUNG・SSDから本体SSDに戻るとエラーで起動できない

下記を参照してください。

CCCでSAMSUNG・SSDをOS X 10.11 El Capitan環境に戻す→OK

まっさらな状態では動作にモタツキがないとの結論を得たので、今度は実動作環境でチェックするためCCCでバックアップからSAMSUNG・SSDにOS X 10.11 El Capitan実環境をコピーします。

SAMSUNG・SSD+OS X 10.11 El Capitan環境にUSBメモリーの起動用インストールディスクからmacOS Mojaveをダウンロード→OK

SAMSUNG・SSDにOS X 10.11 El Capitan実環境をコピーしたら、USBメモリーのmacOS Mojaveをダウンロード。
Mac Storeからはダウンロードできませんでしたが、USBメモリーからのダウンロードは問題なくできました

SAMSUNG・SSDにダウンロードしたmacOS Mojaveを上書きアップデート→OK

アプリケーションフォルダのmacOS Mojaveをダブルクリックしインストールを開始。
上書きインストール作業に1時間程かかりましたが、無事にインストールが完了しました。
USBメモリー経由でダウンロードしたmacOS Mojaveの上書きアップデートは可能と確認できました。この情報は本番に役立ちます。

SAMSUNG・SSD+上書きアップデートmacOS Mojaveでの動作確認→OK

無事にインストールしたので動作確認。
ザッと触れただけですが、現状のOS X 10.11 El Capitanと同様な動作速度でした。
外付けSSD+上書きアップデートでこのような動作速度なら、本番でも十分に実用になるとの感触を得ました。

●SAMSUNG・SSDから本体SSDに戻るとエラーで起動できない(再)

SAMSUNG・SSDにmacOS Mojave環境を構築したのち、システム環境設定の起動ディスクで本体のOS X 10.11 El Capitanを選択し再起動をすると、起動バーテーションが認識されず(バッテン表示)起動不可になりました。
今回、チェック作業で何度もSAMSUNG・SSDのmacOS Mojaveから本体OS X 10.11 El Capitanに戻る必要がありましたが、いずれも起動しませんでした
原因はわかりません

OS X 10.11 El Capitanはバックアップにあるため、そこから復元できますので、慌てることはありませんでしたが、その復旧作業に1時間程時間を取られ作業が進まなくなる点が困りました。
休みの日で丸1日を使えたから良かったですが、これが平日だったら徹夜でした。

macOS Mojaveの感想

「ダークモード」は期待ほど活用できそうもない!
「ダークモード」は期待ほど活用できそうもない!

今回のアップデートで話題になっている「ダークモード」
クリーンインストール時に試しました。確かに面白いですが、対応しているソフトウェアはまだ純正ソフトウェアだけ。
日頃使っているのは純正でないのが大半。また、全画面に近いサイズで表示していることを考えると、あまりダークモードの意味はないかなと思いした。

それ以上に想定外だったのが上書きインストールした時でした。
デスクトップピクチャーに自分好みの画像を使っている場合、ダークモードにしても変化がでないという、当たり前のことをやっと理解しました(^^;)
今までの情報を見ていると、何となくオリジナルのデスクトップピクチャーでも、夜になると暗く変化するとのイメージを持っていました。

デスクトップピクチャーを純正の画像以外を使っている場合、変化するのはツールバーとDockだけ。そうなるとダークモードを使うメリットがますます少なくなります。

まとめ

macOS MojaveにアップデートしてもMac mini 2012モデルでも体感速度に問題はないと把握できたので今回のテストは有意義でした。
ただし、macOS Mojaveをに移行するなら、それに伴い動作しなくアプリケーションがあるので買い替えなどをしなくてはなりません。
現状、下記アプリケーションのアップデートが必要と確認できました。

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Carbon Copy Cloner 5
Carbon Copy Cloner 5
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Parallels Desktop 14
Parallels Desktop 14
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CCC 5とParallels Desktop 14は、macOS Mojaveアップデート済みなので、購入すればOKです。
問題は「HL-3170CDW」のドライバー。brotherのWebサイトではmacOS Mojave用ドライバーのアップデートは10月下旬以降になるとの告知されています。
プリンターが使えなと支障があるので、macOS Mojaveのアップデートはプリンタードライバーのアップデートが出てからになりそうです。

また、機能拡張などのフリーウェア、シェアウェアなどはチェックできていません。
正直、自分自身でもインストールしたすべて把握してはいないし、それらすべてをmacOS Mojaveに対応しているか調べるのもかなりの負担です。
そこで、ぶっつけ本番で対応しようと考えています。動作しなかった時点で、代替えがあるか調べる対応することにします。その方が、時間短縮になりますから。

そもそも、macOS Mojaveへのアップデートを上書きインストールにするかクリーンインストールにするか、まだ決めかねているので、プリンタードライバーがリリースされるまでに決めておきたいと思います。

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