先日、無料提供していただいた「SoundPEATS」社の完全コードレスBluetoothイヤホン「Q32」の視聴記をアップしました。
今回は、同じ価格帯の完全コードレスBluetoothイヤホン(以降TWS)「QCY」の「T1」を購入(メーカー販売価格4,860円/税込)しましたので視聴記をレポートします。
「QCY」のイヤホンは以前Bluetoothイヤホン「QY11」を使用していました。
「QY11」はコストパフォーマンスが高く、評価した機種でした。「T1」はそれ以来の購入です。
そもそも、「T1」の発売はtwitterで知りました。輸入代理店のMIRISE株式会社のWebサイトに行ったら、50%OFFの特典付きの無料会員登録をしていた(現在は終了)ので即会員登録。そのお陰で「T1」は半額の2,430円で購入できました。
本当は、ホワイトモデルを希望していました。
というのは、ほとんどのTWSがブラックモデルしかありません。ホワイトモデルがあるのは珍しいので気分を変えてホワイトも良いかもと思った次第です。
予約販売の9日になりホワイトモデル申し込もうとしたところ、ブラックだけしか選択欄にありません。
「QCY」のWebサイトのフォームで問い合わせしたところ、数時間後に返信がありました。
予想外に早い返答があったので少々驚きました。中華系の輸入代理店では、数日返信がないのが当たり前とのイメージを持っていたからです。
それによると、当初はブラックモデルのみでホワイトモデルは年明けになるとのことでした。
50%オフの特典が年内だったことと、返信メールの文面から推測するにホワイトモデルが年明け早々にも出ないように感じたので、ブラックモデルを注文しました。
パッケージ回り
13日から注文順に発送とのことでしたが、12日に発送の連絡があり13日に到着しました。
パッケージは簡易で凝った作りはしていません。
パッケージが白色でしたので、ホワイトモデルが来たかと思いましたが、注文したブラックモデルでした…
「T1」の不安点は充電ケースに蓋がないことです。
確かに本体と充電ケースの磁石は強いですがそれでも不安です。
「SoundPEATS」社の「Q32」は「T1」と同等かもっと磁力が強力ですが充電ケースに蓋が付いています。
この不安要素は、実際にバッグに入れて充電ケースから外れないかを確認するしかありません。
バッグの中が乱雑なら本体が充電ケースから外れるでしょうし、整理されていればその心配はないでしょう。
いずれにしても、蓋付き充電ケースが一般的なのに何故蓋を付けなかったのか疑問です。
本体の形は楕円形で私の耳にフィットする形と大きさでした。比較したところ、形状もほぼ「Q32」です。
視聴記
視聴はSoundPEATSの2機種と同じく下記4パターンで行いました。
・イコライザーなし+純正イヤーピース
・イコライザーなし+「final」イヤーピース
・EQEイコライザー使用+純正イヤーピース
・EQEイコライザー使用+「final」イヤーピース
視聴の意図も「Q32」と同じですが、再度記載しておきます。
[aside type=”normal”]素の音を確認するため「イコライザーなし+純正イヤーピース」をまず視聴。その後、イヤーピースを私が愛用している「final Eタイプ」に代えて視聴しました。また、今のイヤホンの音作りはドンシャリ型で私の好みではないのがほとんどなので、イコライザーを使用して自分自身の好みのかまぼこ型にイコライジングしました。
素の音質が気に入らなくてもイコライザーを使用して私の好みの音に近づけられれば良しとします。
私が今回視聴に使用したイコライザーは脱獄アプリの「EQE」です。脱獄していないユーザーがほどんどだと思いますが、App Storeでも無料、有料アプリがたくさんありますし「iTunes.app」ならアプリ内にイコライザー機能があります。気に入ったイコライザーアプリでベストのカーブを見つけるのも楽しみのひとつです。
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イコライザーなし+純正イヤーピース
素の状態でかなりバランスが良かったのが驚きでした。
このままでも良いのではと思えるほどでした。
高音域よりも低音域が強いですが比較的締まっているので中音域への影響が少ないのは上手な音作りだと感じました。
高音域もQ32よりも伸びがあり満足するレベルです。
ただ細かく聴いて行くと、音質に少し濁りがあるのが気になりました。
イコライザーなし+「final」イヤーピース
密閉感が強くなったためか音圧が高くなりました。
「イコライザーなし+純正イヤーピース」ではバランスが良かったですが、曲の好みなどによっては「Q32」同様低音域が出過ぎていると感じられないこともありません。
「fainal」イヤーピースでは、気になる低音域をセーブすることで中音域が前に出てくる効果がありました。
ただし、ある意味「おとなしい音」になるのでの「イコライザーなし+純正イヤーピース」の方が好みとのユーザーもあるかもしれません。
EQEイコライザー使用+純正イヤーピース
低音域が締まってきました。この結果、中音域が出て来て、かつ高音域の伸びも出て、よりバランスの良い音質に変化しました。
また、イコライザなしの際に気になった音質の濁りが取れました。
EQEイコライザー使用+「final」イヤーピース
「EQEイコライザー使用+純正イヤーピース」より中音域と低音域に厚みが加わりました。
さらに、細かい音も聴き取れるようになったことで解像度が上がった印象になりました。
「EQEイコライザー使用+純正イヤーピース」と同様イコライザを使用したことで音質にあった濁りが取れました。
まとめ
純正イヤーピースだと耳にスポッと入るのですが、「fainal」イヤーピースだと耳にスポッと入ららないため、装着時の安定感が少々悪くなります。ただし、耳の形は各自異なるので個人的見解となります。
「final」イヤーピース付きだと充電ケースでの充電ができません。
このため、T1でも必然的に「EQEイコライザー使用+純正イヤーピース」が現実的でベストの使い方になります。
「T1」は蓋がないので、もしかしたら「fainal」イヤーピースが使えるかと期待しましたが、充電できない点という別の原因でNGとなりました。
Amazonのレビューでも記載がありましたが、T1の音量レベルは他の機種に比べて低いです。
私が使っている脱獄イコライザアプリEQE調整中、イコライジングのレベルを上げすぎたら「上げ過ぎ!」と叱られました(このような機能があると今回初めて知りました)。
怒られない範囲で音質レベルを調整しました(^_^)
でも、難聴になるほどの大音響で視聴するユーザーを別にすれば、iPhoneでのボリューム調整範囲で不足はないはずです。
充電ケースに蓋がない点を除けば、「Q32」よりも「T1」の方が気に入りました。
もっとも、「SoundPEATS」ブランドでもまったく同じ商品が「TrueFree」との型番で出ていますが…