マインドマップを使い始めました。
そもそも、マインドマップを知ったのは10年以上も前です。
また、以前の会社でマインドマップを使っている同僚もいました。
しかし、その当時マインドマップの便利さを実感できませんでした。それから今まで必要性を感じずに過ごしてきました。
手間暇かけてマインドマップを作るくらいなら、手書きメモか、テキストエディターに箇条書きで書いた方が早く、アイデアも逃がさないと考えていました。
でも、年齢を重ねてくると段々と頭が回らなくなります(^^;)
箇条書きし、頭で整理していた手順では徐々に手間取るようになりました。
それを補うためのツールを探していました。
最初に試したのが、使い慣れたExcel。
アイデア出しにはExcelのセルに箇条書きをします。途中に追加があっても行や列を挿入すれば簡単。
過去にも、Excelを使ったアイデア出しをしたことがありますので要領は心得ています。
そんなExcelですが、今までの使用でも感じたのが「自由さがない」ことが大きな欠点です。
仕事などで決まり切った事例を洗い出しするには問題ありません。
しかし、新しいアイデアを出すような思考の場合、セルに区切られること、進行方向が一方なので考え方が制限されます。
自由なアイデアを考えるのにExcelを使うのは少々不適格な感を持っています。
そんな時に思い出したのが、マインドマップ。
改めて使ってみると、自由な発想に適したツールと感じを持ちました。
この辺りは以前とは異なった感想が得られました。やはり、今のスローになった自分の頭の回転数からするとメリットが出てきたのでしょうか?
そこで、新しい気持ちでマインドマップを使いってみることにしました。
「XMind」を使う
Webサイトの情報でいろいろと検討してみると無料、有料を含め評価が高かったのが「XMind」。
マインドマップにはプラウザー型とインストール型がありますが、「XMind」はインストール型です。
「XMind」は無料版と有料版に別れていますが、通常使いなら無料版で十分とのことです。
早速、インストールし使って見ました。
テンプレートがたくさんあるので、デザインに凝ったマインドマップも手軽に作れます。
また、テンプレートには一般的なマインドマップではなく、Webサイト作成にも使えるサイトマップの様なものから表組みまであります。
さらに、無料版でもフォントの大きさやカラーなども自由に選択できるほど充実した機能が搭載されています。
このように、充実ししている「XMind」ですが、残念に思った点もありました。
それが、
枝をつなぐのに自由曲線が使用できない
単語の位置を任意に設定できない
の2点です。
手書きの時代からマインドマップの特長のひとつが各単語をつなぐ枝(ブランチ)が自由曲線なことです。
しかし、「XMind」は枝をつなぐのに円弧としての曲線しかありません。
私が使った印象では、自由曲線がないことで自由な発想が制限されているイメージを持ってしまいました。
二つ目も一つ目と関連しています。
各単語が自由な位置に置けません。各単語がすべて等間隔に置かれます。これも自由な発想を制限されているように感じました。
このように、豊富は機能を搭載しているのですが、アイデア出しという点に関して自由度が少々制限されてしまいそうなのが気になりました。
「Coggle」に代える
そこで、「XMind」に代わるマインドマップを探すことにしました。
一長一短で中々私にフィットしたツールが探せませんでしたが、その中で使い始めたのが、「Coggle」。
自由曲線が利用できる
単語を任意の位置に置ける
と、「XMind」で不満だった点が解決されています。
一方で、「XMind」で標準搭載だった機能がありませんでした。
具体的には、
フォントの大きさが選択できない
カラー制限される
作成できるのが3つにまで
です。
それ以上に、不自由を感じたのが、頻繁に出る有料版への案内のアラートです。
一般的には、有料版でしか使えない機能はフレーアウトして選択できないようにします。
しかし、「Coggle」の場合、選択させた上で、有料版へのアップデートを促すアラートを出す仕様になっています。
「Coggle」初心者には、どれが無料版で使える機能で、どれが有料版でしか使えない機能かわかりません。
このため、頻繁に有料版の機能をクリックしてしまい、その都度アラートが出る状態になります。
アラートが出る度に思考が止まってしまいます。これでは、マインドマップを使う意味がありません。
無料版では選択できないようにグレーアウトすれば良いのに、そのようにしないのは有料版に誘導するため。
その意図がミエミエでしばらくするとヘキヘキしてきました。
しかし、月額600円は現在の私のマインドマップ使用頻度からは高すぎます。
自由曲線が使え、単語の位置を自由に移動できる点は「XMind」以上のメリットがあります。
一方、フォントの大きさ、色が選択できないなどの制限が無料版では多いのが「Coggle」。
メリットとデメリットを比較しましたが、やはりデメリットが多過ぎると判断しました。
「XMind」に戻る
以上のような経緯で、元の「XMind」に戻ってきました。
インターフェースにはイマイチ違和感がありますが、アイデア出しに邪魔にならないマインドマップ本来の使い勝手では一日の長があると感じました。
無料で、このカスタマイズ機能が豊富がやはり捨てがたいです。
と言うことでアイデア出しの他、読んだ書籍の気に入った個所をマインドマップでピックアップしたりしました。
文章にすると読書感想文のようになり敷居が高くなりますが、マインドマップならキーフレーズだけなので手軽です。
ですが、マインドマップを振り返ってみれば、どの点に興味を持ったかが一目でわかります。また、箇条書きと異なりその前後の単語からどのような思考方法でたどり着いたかも「見える化」できます。
このように、ファーストレビューとしてはかなり有効に使えそうとの感触を得ています。