「iPhone SE」ユーザーが「iPhone X」に乗り換え【脱獄完了】

「unc0ver」と「Cydia」

「iPhone X」の脱獄が完了したのでレポートします。
今までになくてこずりました。
何故なら、肝心の脱獄ツールがダウンロードできなかったらです。

ダウンロードできず…

「iOS12.1.2」用の脱獄ツール「unc0ver」
「iOS12.1.2」用の脱獄ツール「unc0ver」

最初は順調でした。
それは、4月4日に「じゃんぱら」から最初に購入した「iPhone X」です。
データ移行し、「iPhone X」から脱獄ツール「unc0ver」ダウンロード。続けてインストール作業を行いました。

「iOS11.3.1」時代の脱獄ツール「Electra」は、10回前後してやっと成功でした。
ところが、「unc0ver」はまだβ版扱いなのですが、イッパツで成功!
脱獄作業の過程で、何度か再インストールすることになりましたが、いずれも1回目で成功でした。
幸先順調で脱獄アプリのインストールで楽しんでいました。

しかし、その「iPhone X」が初期不良で商品交換。
新しい「iPhone X」で脱獄をしようとした時、脱獄ツールがダウンロードできない状況になっていました。
過去にはトラブルが発生しても1日前後で復旧していました。しかし、今回は数日経過してもダウンロードできません。
しばらくして原因が判明。

[aside type=”normal”]これ、どうやら署名をAppleに報告して取り消させるという活動をしている方がいるようでして…。
[/aside]

SANTAさんからの報告です。
仕方がないので、Mac/PCからインストールする「Cydia Impactor」を試すことにしました。

しかし、こちらもエラーでインストールできません。
時間を空けても同じです。
SANTAさんの記事の中で、エラーが発生した場合、別「Apple ID」で作業をすると解決するかもしれないとの記述がありました。
「Apple ID」を新規取得するのも面倒なので、既存の「Apple ID」でインストールを試みましたが、何日経ってもダメなので、仕方なく別「Apple ID」を取得することにしました。

すると今まで発生していたエラーもなくインストールが簡単に完了しました。
こんなんだったら、もっと早くSANTAさんの言葉に従えば良かった、と後悔の念…

脱獄アプリは「Cydia」からインストールする
脱獄アプリは「Cydia」からインストールする

「iPhone X」に「unc0ver」できたら後は、粛々と脱獄アプリをインストールするだけです。
でも、一番最初にする作業は、署名問題を解決するための脱獄アプリ「ReProvision」のインストールです。
これを入れることで企業署名切れによる再インストール不可を防ぐことができます。

「ReProvision」をインストールし設定をしたら、いよいよ脱獄アプリのインストールです。
ただし、まだ「iOS12.1.2」に対応していない脱獄アプリもあるので、注意してインストールします。
でも、脱獄ツールがまだβ版なのを考えたら脱獄アプリはかなり揃っているといえます。
私が希望する大半はインストール可能でした。

「iOS11.3.1」の脱獄アプリのインストール一覧があるので、それを元にして再度インストールです。
今回ホームボタンなしの「iPhone X」にしたため、ホームボタンを使った脱獄アプリはインストールしないようにします。

透明アイコン

透明アイコンが機能し、やっと見場が良くなった
透明アイコンが機能し、やっと見場が良くなった

「iPhone SE」からデータを移動したので、「iPhone SE」で設定した透明アイコンもそのまま移行されてしまっています。
脱獄していない状態では透明になっていないのでゴミのようでした。

そこで、脱獄後の最初に「BlankIcons」をインストール。ゴミのように見えていた透明アイコンが、当初のように透明になりました。
これで、外出できます。

「Activator」設定

使い勝手改善の部分は定番の「Activator」で解消します。

まず、「Activator」で設定したのは下記です。

・コントロールセンターを出す
・スリープ
・ホーム画面に戻る
・スクリーンショット

「ステータスバー」に設定
「ステータスバー」に設定

これらを左右のステータスバーに設定。
これだけでも、かなり使い勝手が改善しました。

また、アイコンを上にスワイプで同系列のアプリを表示し、起動させる設定は「iOS11.3.1」と同じです。

アイコンを下から上にスワイプすると同系列のアプリが選べる
アイコンを下から上にスワイプすると同系列のアプリが選べる

消音設定

もうひとつ必ず設定しなくてはならないのが消音設定です。

これは、脱獄アプリを使わずシステムのファイル名を書き換えて対応します。
脱獄アプリ「Filza」で通常はアクセスできないシステムに入ります。
そこから、シャッター音の命令を出しているファイルを書き換えます。
消音するためのファイルの場所は「iOS11.3.1」と同じだったので
/System/Library/Audio/UISounds
にアクセス。
photoShutter.caf

photoShutter.caf.off
に書き換えました。
「.off」でなけれなならないわけではありません。要は、別ファイル名にしてシステムに「photoShutter.caf」を認識させなければ良いだけです。

カメラとスクリーンショットを試して音が出ないことを確認。
「iPhone」のシャッター音は大きく驚きますから、消音は必須です。
また、日本以外は、こんな変な機能制限はないので消音が正解です!

ロック解除後の直にホーム画面に戻る

インストールした脱獄アプリの一部
インストールした脱獄アプリの一部

まだ、脱獄アプリが対応していないで、私が待ち望んでいるのが「Face ID」でのロック解除後にスワイプしなくてもホーム画面に移行できる脱獄アプリです。
「iOS11.3.1」では「FastUnlockX」など複数の脱獄アプリが対応していたのですが、「iOS12.1.2」ではまだ未対応です。
これが対応すれば、ひとまず脱獄環境は整います。