久々、最新版「iOS12.4」で脱獄!

「iOS12.4」で脱獄!

8月19日に突然、「iOS12.4」の脱獄が可能になったとの情報を「Tools 4 Hack」のSANTAさんのツイートから得ました。

過去にも未脱獄のバージョンを脱獄するためソースコードを調べ、対応するバグを発見したとの情報は多々ありました。
しかし、それが即リリースにつながるかと言うと、そうでもありません。
そもそも脱獄が可能なバグがあっても、開発者が脱獄ツールのリリースに積極的ではない場合、開発者の作業内の蓄積で終わってしまいます。

また通常でしたら、「開発しているよ!」とか「後少しで完成するよ!」と言った情報を発信するのですが、今回は前触れもなく突然でした。

これについてはSANTAさんが書いています。

[aside type=”normal”]

ちなみに、これはiOS 12.3で修正された脆弱性が、なぜかiOS 12.4では修正されていなかった…という状況のためです。

[/aside]

つまり、iOS12.2までの脆弱性を突いた脱獄ツールでiOS12.4に対応できたので、突然のリリースにつながったのです。
過去の脱獄歴史でもこんな事例はありません。

いずれにしても、最新版のiOSを脱獄できるチャンスはここしばらくはありませんでした。
来月には「iOS13」がリリースされるので「iOS12.4」「iOS12」最後のバージョンになるはずです。
「iOS13」の脱獄はまたイチからの作業になるので当分リリースされません。
このような降って湧いたチャンスはありがたくキャッチしたいと思い、早速アップデートしました。

「iOS12.4」の脱獄方法

結果的にまったく難しくありませんでした。

すでに脱獄している端末なので「iOS」をアップデートするだけなら脱獄環境のデータは削除されず、そのまま端末に残ります
「iOS」のアップデートで一時的に入獄環境になりますが、「unc0ver」で脱獄後、「Cydia」で脱獄アプリを再インストールすれば設定はそのまま反映されるのでイチから設定する必要はありません。

リリース直後だったので脱獄の成功率が心配でしたが、今までの「iOS12.1」と遜色ない成功率でした。
「iPad 2018」は一度で成功、「iPhone X」も二度目で成功しました。
「iOS11.x」時代の「Electra」に比べたら雲泥の差です。あの当時は10回くらいのエラーは普通でしたから…

今回簡単にインストールが完了したのは前回「iOS12.1」での経験が生かされたことになります。
エラーが発生しましたが4ヶ月前に同様の経験したので、その対処方法を実施することで簡単に脱獄環境の復帰につながりました。

3月、4月に購入した「iPhone X」と「iPad 2018」にインストールした脱獄アプリをしっかりと「メモ.app」で管理していました。
そのお陰で、今回の再インストールでは、そのリストから順番に処理していくだけ。何をインストールしていたか迷い時間を取られる事はありませんでした。
結果、脱獄アプリのインストールはわずか30分程で完了です。

ただし一部脱獄アプリで「iOS12.4」に対応していないのがありました。
これは「iOS11.x」までしか対応していなかったのですが「iOS12.1」環境ではたまたま動作していた、というケースなので文句も言えません。

「Jumper」が「iOS12.4」非対応

実はもっとも使用頻度が多かったのではないかという脱獄アプリが、今回動作しなくなってしまいました。
「Jumper」という脱獄アプリです。

「iOS12.1」脱獄環境では「ライト」の代わりに「Tweetlogix」を使用
「iOS12.1」脱獄環境では「ライト」の代わりに「Tweetlogix」を使用

「iPhone X」シリーズのロック画面の下部には「ライト」と「カメラ」のアイコンがあり、直接起動できるような仕様になっています。

「Jumper」は、この2つのアプリを任意に選択できる脱獄アプリです。
「カメラ」はまだしも「ライト」なんて、頻繁に使うものではのに何故こんか特等席を得られているのでしょうか?
私は「iOS11.x」の脱獄環境では「Jumper」で「ライト」に代えて「twitter」クライアントの「Tweetlogix」にしていました。
「iPhone X」で一番使うのが「twitter」。
なのでロック画面から直に「twitter」にアクセスできるのは便利でした。

「Jumper」を使えない現在は、
ロック画面から下から上へスワイプしロック画面を解除。
トップ画面が表示したらDockにある「Tweetlogix」をタップ
と大変手間がかかっています。

「Jumper」の説明文には

iOS11.1.0 and up.

とあるので、今後アップデートして「iOS12.4」にも対応することを期待しています。