想定外だった「VLC on the Apple TV」の仕様
「Apple TV」の設定が終わり、当初の予定通り「VLC on the Apple TV」のインストールと設定に移りました。
事前に入手した情報では簡単に設定が終わる予定でした。
しかし、予想に反して大苦戦!
まずつまずいたのが「VLC on the Apple TV」から「Mac mini」のSSDが認識できなかった事です。
しかし、この原因は「Mac mini」の「環境設定」の「共有」内の「ファイル共有」がオンになっていなかったと判明。
これは私の知識が足りなかったのが原因です(^.^;)
やっと「VLC on the Apple TV」が「Mac mini」を認識するようになったのですが、その仕様が私が想定していたのと異なっていたので困惑しました。
私は「ファイル共有」で指定したフォルダのみ「VLC on the Apple TV」で認識する仕様と考えていました。
しかし実際は、「Mac mini」内のすべてが認識されてしまいました。
「Mac mini」はユーザーアカウントを別にして家族で使っています。
「VLC on the Apple TV」で「ファイル共有」するとすべてのユーザーフォルダが表示されてしまいました。
これはマズイでしょう!
「Apple TV」はテレビという性格上家族みんながアクセスする端末です。
その端末に「Mac mini」の個人情報のフォルダにアクセスできてしまうのでは実使用できません。
基本仕様なのでこれを改善する方法はないようです。
期待した「VLC on the Apple TV」でしたが、この仕様では使用をあきらめるしかありません。
「KODI」
[colwrap][col2][/col2][col2][/col2][/colwrap]早速、「Apple TV HD」の「App Store」で「VLC on the Apple TV」に代わる別のアプリを調べました。
その中で最初に見つけたのが「KODI」。
「KODI」は「VLC on the Apple TV」とは異なり、私が希望するように「ファイル共有」内の指定したフォルダしか認識しません。
しかし、「KODI」は単独のアプリではなく、あくまでも「VLC on the Apple TV」内で動作する仕様。
つまり、「VLC」を使うのですべてのファイルが見えてしまう欠点はそのまま残ってしまいます。
よって「KODI」もNGです。
「Apple TV」でリッピング動作再生に関する欠点
そもそも、「VLC on the Apple TV」と「KODI」に共通する欠点としてDVDをリッピングした拡張子「dvdmedia」を一つのファイルとして認識しない欠点があります。
「Mac」では「app」という拡張子のフォルダはひとつのファイルと認識します。そのため、「app」フォルダをダブルクリックするとソフトウェアが起動します。
拡張子「dvdmedia」も「Mac」環境では同様にダブルクリックで起動します。
ところが、「VLC on the Apple TV」と「KODI」上では拡張子「dvdmedia」はファイルではなくフォルダと認識してしまいます。
このため、「dvdmedia」をタップしてもフォルダが開くだけ。その中の該当するファイルを探しタップしないと起動しません。
まったく同じ仕様で最初のファイルの場所が同じなら馴れれば手間を感じないのでしょうが、微妙に位置が違うのでその都度迷うことになります。
これは、「Apple TV HD」の仕様上の問題なので改善する方法はないようです。
保存形式を「dvdmedia」から「mkv」にすると解決すると検索結果でわかりました。
この際、「mp4」形式ではなく「mkv」形式にするのがポイントです。
なぜなら、「mp4」形式だと字幕が映像に書き込まれてしまうので変更できませんが、「mkv」形式だと字幕を複数設定したり字幕の非表示などができるからです。
早速、保存形式を「mkv」にして「Apple TV HD」上で確認したところ、ひとつのファイルとなり、字幕も変更可能でした。
この結果を受けて、「HandBrake」で「mkv」の保存を行いました。
さらに、保存形式を「mkv」したメリットとして容量が劇的に軽くなくなった点もあります。
「dvdmedia」はDVDそのままの保存形式なのでひとつの映画データで5〜8GBもあります。一方、「mkv」は1GB弱です。
1GBならいろいろと使い回しもでき楽です。
「infuse」に辿り着く
「VLC on the Apple TV」も「KODI」も私のニーズに合わなかったので、その後いろいろと調べました。
そして、やっとたどり着いたのが「Infuse」。
「Infuse」は、私の希望通り「ファイル共有」で指定したフォルダのみの認識する仕様で、「VLC」に依存しない単独のアプリだったのが最終決定した理由です。
また「Infuse」は、自動で映画のパッケージ画像と内容説明を表示してくれます。
「Mac」ならばタイトルだけでも違和感がありませんが、「Apple TV HD」を介してテレビ画面で見る際には、パッケージ画像や内容説明があった方がイメージとして良いですね。
ただし、一部で間違いを起こします。
まぁ、自動処理なので許してあげますか(^_^)
映画のDVDをリッピングしたデータ以外にテレビ番組(主に日本代表を中心とするサッカー中継)を「ts」抜きにしたデータもあります。
これは、外付けHDDに保存しています。
「infuse」で確認したところ、難なく外付けHDDを認識。データ先を指定することで「ts」データも「infuse」で再生されました。
「infuse」は動画専用のため写真などは表示されません。
写真にも対応していれば、すべて「infuse」アプリ内で完結したのに残念です。
まとめ
以上のように、苦戦をしましたが、やっと「infuse」で動画データの再生問題が解決!
結局、7月末に「Apple TV HD」を購入しましたが、動画再生アプリの選定に8月中旬まで費やしました。
これからは、「Mac mini」にある「写真」などの活用も考えて行きたいと思います。