前回、「iPhone X」脱獄環境へNFCの実行環境するまでをレポートしました。
今回は、実際にNFCタグが使えるかを検証してみました。
「iOS13.x」で「Apple」はNFCを大幅に解放しました。
しかし、それが一般ユーザーにとっても本当に実用になるものなのか? それとも使用範囲が限定されていて結局マニアチックなツールに過ぎないのかをチェックしたいと思います。
まずAmazonでてNFCタグを購入。10枚入りで1,000円前後だったので、仮に実用にならなくてもダメージは少ない価格でした。
実用性が高い「帰るメール」
私の環境で自動化と言われ、もっとも実用性が高いと思われるのが「帰るメール」。同じ送信先、文面なので自動化できれば便利なことは想像できます。
「Mac Fan」誌2020年1月号69ページで「カエルメール」として紹介されていましたが、それはSMS「メッセージ.app」でした。
しかし私の場合、メール受け取り先がガラケーなのでSMSが使えません。そこで、メールアプリでのNFCタグを作る必要があります。
メール送信するためには、メールアドレス、件名、本文が最低必要。そこで、自動化の「アクション」は、「App>メール>メールを送信」で「オートメーション」を作成します。
「オートメーション」までは問題なく作成できましたが、オプション設定の「作成シートを表示」をオフにすると、改行、署名が入りませんでした。これでは受信先では少々読みにくいです。
そこで、「作成シートを表示」ををオンにし、メール文を表示させ右上の上矢印の送信ボタンをタップして送信する手順にしました。
この設定だと本文に改行が適用され、かつ署名も入りました。一手間かかりますが、メール文の確認にもなりますので、ひとまずこれでOKとします。
読み取り認識しないことがある
NFCタグをスキャンしで「アクション」で「オートメーション」作成の動作確認をしましたが問題ありません。
しかし、設定したNFCタグを読み取ろうとすると動作しないことがあります。
「ショートカット.app」のバグとの情報もありませんので、脱獄した「iPhone X」での非承認NFCタグが原因の可能性もあります。
私の環境では脱獄したNFCタグしかないのでそれ以上の確認の方法がありません…
どこに原因があるのかしばらく様子を見たいと思います。
まとめ
「帰るメール」の他に帰宅後「機内モードON / Wi-Fi ON」、逆に外出時に「機内モードOFF」を作りました。
通常帰宅してもWi-FiをオンにしてあるのでLTEよりWi-Fiが優先されるのでパケットが消費される問題ないのですが、NFCタグの練習と念のためを兼ねて作りました。
しかし、それ以外にアイデアがありません。
NFCタグの紹介記事にカップラーメンのための3分タイマーがよく紹介されています。でも、そんな頻繁にカップラーメンを食べませんし、自宅なら目に付く場所に時計があるのに、わざわざ「iPhone X」を取り出しNFCタグに近づける動作をする方が面倒です。
「Apple」の規制から解放させたという面からは、脱獄「iPhone X」でNFCタグを使えるまでにしたのには満足しています。
とは言いながら、NFCタグがたくさん溜まるほどの利用シーンが思いつかないというのが私の感想です。
やはり、NFCタグの本当の活用方面はビジネスなのでしょうね。
現在すでに登場しつつありますが、店舗の商品にNFCタグを付け商品説明などに活用するなどはわかりやすい事例です。
その際も当然NFCタグを読めることは必要。なので今回、脱獄「iPhone X」でNFCタグを使えるようにしたのは無駄ではありません。
ということで、ビジネスシーンでの利用に期待している今日この頃です。