1月28日無料のアンチウィルスソフトウェア「Avast Antivirus」を提供している「Avast Software」社が収集した個人情報を子会社の「Jumpshot」を経由してGoogleやMicrosoftなど大手企業に販売していたとの記事が主要ITニュースサイトに出ました。
アンチウイルス・アプリの「アバスト」、ユーザーのウェブ閲覧データをGoogleやMicrosoftに販売していた?(GIZMODO)
Avast、セキュリティソフトで集めたユーザーデータを匿名化して企業に販売──米報道(ITmedia)
ウイルス対策ソフト大手Avast、ユーザーのWeb閲覧データを子会社を通じて販売か(engadget)
情報元は米国の「Motherboard」と「PCMag」。
その後、「Avast Software」社が事実と認めました。
「Avast Antivirus」については昨年12月に「Mozilla」の「Firefox」公式のアドオンストアから削除されるという出来事がありました。
その際は、「Avast Software」社が「Mozilla」のアドオンポリシーに準拠するようにプログラムを修正し解決したようでした。
この時私は「Avast Software」社側に少々の認識の違いがあっただけで大きな意図はなかったと思っていました。
でも実際は、今回問題となった個人情報収集がアドオンストア削除の原因だったわけですね。
私は約1年前に「Mac mini」に「Avast Antivirus」をインストールしました。
しかし、この情報を得て即削除!
「Avast Antivirus」の代わりのアンチウィルスソフトウェアの選択しとしては「カスペルスキー」、「ウイルスバスター」、「ノートン」、「マカフィー」などいろいろあります。
しかし、個人情報を売らない点では、どの企業も信用に値するとはいえません。過去に個人情報で問題を起こした企業もすでにあります。
「Avast Antivirus」をインストールした1年間、「Avast Antivirus」によってウイルスが発見されたことはありません。そのため、私の使用状況では「Avast Antivirus」をアンインストールし代替えを選択しなくても問題なしと判断。「Avast Antivirus」インストール前のようにフリーウェア「Malwarebytes」だけで対処することに決めました。
ちなみに「Internet Watch」の昨年の「Mozilla」のアドオンポリシーに違反に関した記事の下には「Avast」を紹介記事がまだ掲載されています。
今では、皮肉にしか読めないヨイショ記事となっていますね。
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