広告ブロック、個人情報を追跡しないブラウザ「Brave」を使ってみた!

広告ブロック、プライバシー保護のブラウザ「Brave」

「Tweeter」のタイムラインを見ていたら「GIGAZINE」に過去の記事がツイートされていました。
古い情報は価値がないし時間の無駄なので通常無視するのですが、その内容に興味があったのでリンク先に飛んでみました。それは、広告ブロック機能を搭載したブラウザの記事でした。

4年前に「GIZAZINE」で紹介されていた

4年前に「GIZAZINE」で紹介されていた

名前は「Brave」。「ブラヴェ」ではなく「ブレイブ」と読むそうです。
「GIGAZINE」にアップされたのは2016年1月。4年も前の記事。記事がアップされた当時はリリース直後でまだベータ版に近い感じ。日本語にも対応していないようです。
「Brave」の特徴としてピックアップされているのが下記の4点です。

・高速ブラウジング
・仮想通貨
広告ブロック
プライバシー保護

広告ブロック、プライバシー保護のブラウザ「Brave」

広告ブロック、プライバシー保護のブラウザ「Brave」

私が興味を持ったのは広告ブロックと同時にプライバシー保護です。
現在、Webサイトで問題化しているのは広告表示ではなく、広告に伴い大量の個人情報を取得しユーザーが許容する範囲を逸脱して利用したり、最悪外販したりする点です。
「Brave」は、既に4年前に今問題化している行為を見越したように、これらに対して取り込んでいたようです。

現在「Safari」など広告ブロック機能を追加したブラウザも出てきましたが、「追跡型広告を制限」となっていることからわかるように最低限の機能だけです。
より強力な広告ブロックを望むなら別途広告ブロックの機能拡張を追加する必要があります。
私の環境でも「Safari」の標準機能だけでは期待した程の広告ブロック効果はありませんでした。そこで「AdGuard」を入れることで広告が表示されなくなった経緯があります。
しかし、初心者にとって機能拡張をインストールするのは敷居が高いです。その点、「Brave」はブラウザのみで強力な広告ブロックが機能するのはやさしい仕様です。

プライバシー保護の問題

広告に伴い無許可で個人情報を取得し追跡する問題は今、世界的に大きな問題になっています。
EUが「GDPR(一般データ保護規則)」を施行したのは記憶に新しいことです。
早速、これに違反していることで「Google」などに罰金が科せられています。

動画広告などは記事を読むには目障りですが、無視すれば良いレベル。しかし、裏で動いている個人情報の収集は可視化されていないので一般閲覧者には防ぎようがありません
「Apple」は個人情報は盗まないと明言していますが、「Google」は広告でビジネスをしているので個人情報を取得しないことはありえません。ゆえに、個人情報の面からは「Google」がリリースしたソフトウェアには近づかないのが安心です。
また、「Facebook」は既に米国議会でも追求されているので今さら記することもありません。個人情報を気にするなら「Facebook」に近づくな!です。

その点、「Brave」は「Apple」同様個人情報を収集しないと明言しています。
「Brave」を創業し最高技術責任者(CTO)にいるブライアン・ボンディ氏は、「JavaScript」の開発者で、以前「Mozilla」の元CEO。なので、オープンソースに近く「プライバシー保護」に理解があるはず。少なくとも元「Facebook」出身者よりも私は信じています。
「Brave」の「プライバシー保護」機能がパーフェクトだとは思いませんが、少なくともプライバシー保護を謳えない「Chrome」より安心なのは確かです。

その他

それ以外の「高速ブラウジング」と「仮想通貨」は私にとってはどうでも良いことです。

「高速ブラウジング」
まぁ、どこのブラウザでも自分のところが一番と言うのでキャッチコピー程度と思った方が良いでしょう。

「仮想通貨」
ブラウザで「仮想通貨」も発想としてはおもしろい点です。
広告を完全にブロックしてしまうとWebサイトでビジネスをしている企業の活動を停止してしまうことになります。そこで、個人情報を取らない健全な広告に関しては広告表示を許可。その上で、その広告収入を広告主、ユーザー、「Brave」で分け合うWin-Winの関係にするとの仕組みです。
かつ、ユーザーへの還付を現金で行うのは難しいので仮想通貨BATを用いて支払うという大変ユニークな考え方を取り入れています。
「Brave」は無料なので、ここで収益を得ようとの考えですが、まだ道半ば協賛の企業が集まっていないようです。

仮想通貨を取り上げているブログでは、これで儲かるようなイメージで記事を書いている人もいますが、広告が順調に稼働したとしても「Brave」ユーザーが受け取る金額は微々たるものなのは想像できます。

「GIGAZINE」の記事から4年。「Brave」は消滅せず、逆に2019年11月にはバージョンもV.1.0と正式版をリリースするまでに開発が進んでいました。開発が進んでいるということは一定の支持を得ている証です。
それでもブラウザのシェアではいまだ上位10位にも入っていないとのこと。なので、今後も「プライバシー保護」を重要視した開発が進むとは断言できません。
事実、「邪悪にならない」と明言していたGoogleも、その後邪悪の中心になってしまった例もあるくらいです。
直近では、アンチウィルスソフトウェアの「Avast Antivirus」が個人情報を外販していたことが発覚し非難されています。

ビジネスで躓けば「プライバシー保護」を捨て、個人情報を売り出すかもしれません。でも、今は「Brave」の理念に賛同し「Brave」を使ってみたいと思います。

使用感

「Brave」の姿勢には共感。しかし、肝心のブラウザとしての使い勝手が悪ければ意味ありません。
毎日使うものなので細かい使い勝手が評価につながります。そこで実際に使い、動作を確認しました。

そもそも「Brave」は「Chrome」と同じ「Chromium」をベースとして作られているとのこと。なので、「Chrome」と使っている人には違和感がなく移行できるそうです。事実、設定画面は「Chrome」とまったく同じでした。
しかし私が標準で使っているブラウザは「Safari」。「Safari」の「Webkit」と「Chromium」の違いに馴染めるかとの点も含めて検証です。

フォント

汚いフォントの修正

汚いフォントの修正

インストールし最初に開いてびっくりしたのが、ゴシック体だったWebサイトのフォントが明朝体になってしまっていたことです。
これは「macOS Catelina」で「Chrome」のフォントが明朝体になってしまったのと同じ「Chromium」をベースにしたブラウザの仕様が原因です。
「Chrome」はアップデートして解決したようですが、「Brave」は「設定」の「フォントをカスタマイズ」で「ヒラギノ角ゴシック」と「ヒラギノ明朝」にして解決させました。
それでも「Safari」よりもフォントが汚い個所があります。辛いですが、我慢するしかないのでしょうか?

「SAfari」のフォントはアンチエイリアスがかかっているのでキレイ

「SAfari」のフォントはアンチエイリアスがかかっているのでキレイ

「Brave」のフォント。修正してもまだ汚い...

「Brave」のフォント。修正してもまだ汚い…

ショートカットキーの違い

ショートカットキーが「Safari」と違うので戸惑う

ショートカットキーが「Safari」と違うので戸惑う

「Safari」でクリックしたリンク先を表示させるショートカットキーは「コマンド+クリック」です。
しかし、「Chromium」ベースのブラウザ(「Chrome」、「Brave」)は、このショートカットキーが効きません。ツールバーを確認したら「コマンド+シフト+クリック」となっていました。
「コマンド+クリック」が染みついているので中々適用できません。
そこで、「システム環境」設定の「キーボード」で変更をしようとしましたが、「クリック」の割当がなく変更設定ができません。
いろいろ調べましたが解決策が見当たらないので現在は「コマンド+シフト+クリック」に馴染むよう努力をしている段階です。

広告ブロック

広告ブロックの設定

広告ブロックの設定

肝心の「広告ブロック」機能ですが十分満足です。まったく既存の広告ブロック機能拡張に劣らないレベルです。
特別な機能拡張を追加せずブラウザ変更だけで満足する広告ブロックが可能なので、「Chrome」を使っているユーザーは「Brave」に乗り換えるべきです。「Brave」に乗り換えることによるデメリットはありません。
メインの記事を邪魔する広告や個人情報の取得でストレスを溜める必要はありません。

まとめ

検索エンジンは当然「DuckDuckGo」

検索エンジンは当然「DuckDuckGo」

「Mac mini」と「iPhone X」、「iPad 2018」を同期する

「Mac mini」と「iPhone X」、「iPad 2018」を同期する

フォントとショートカットキーが不満点です。
しかし、広告ブロックに関しては十分満足する結果でした。
期待していた半面、ブラウザの追加機能なので単独で提供されているアプリよりは見劣りするだろうと高を括っていました。でも、良い意味で裏切られました。
ということで、もう暫く「Brave」を使ってみます。

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