TS抜きチューナー「アキバチューナー・AKB-PVR103」が逝ってしまいました…

「PX-W3DVR1000」があれば一挙に解決するのだが...

テレビ番組のTS抜き録画用に購入した「アキバチューナー・AKB-PVR103」(以降AKB-PVR103)が昨年12月に逝ってしまいました
地上デジタル放送(以下、地デジ)は映りますが、BS/CS放送が「信号がありません」とのエラー表示が出てしまいます

7年間使い続けたTS抜きチューナー「AKB-PVR103」

7年間使い続けたTS抜きチューナー「AKB-PVR103」

故障個所を特定するため切り分け点検をしました。原因としては下記が考えられます。

・BS/CSパラボラアンテナ本体
・BS/CSパラボラアンテナのケーブルから分配器までのケーブル、および接続個所
・「AKB-PVR103」本体内部のBS/CSチューナー

まず、テレビ本体、HDDレコーダーのBS放送をチェックしましたが共に問題なくBS/CS放送が映っていました。
つまり、BS/CSパラボラアンテナ本体から分配器までは異常がないということです。

すると、分波器から「AKB-PVR103」までのケーブル、「AKB-PVR103」本体のどちらかが原因です。
そこで分波器を通さずダイレクトに「AKB-PVR103」の地デジ端子、BS/CS端子に接続しチェックしました。
「AKB-PVR103」本体に地デジ・BS/CS混合電波が流れますので、地デジ端子では地デジ放送のみ、BS/CS端子ではBS/CS放送のみを映し出せば正常です。
このチェックで地デジ放送は映りましたが、BS/CS放送は映りません。
この結果原因は「AKB-PVR103」本体のBS/CSチューナーと特定されました。

「AKB-PVR103」の買い替え機種を選定

正直、ケーブル系のトラブルを願っていました。何故なら、ケーブルの買い替えなら数千円で済みますから。
「AKB-PVR103」を購入したのが2013年1月。ほぼ7年が経過
「AKB-PVR103」は「Amazon」では、あまり良い評価を得られていませんでした。確かに、正しく録画されないことがありましたし、本体が心配になるほどの熱を持っていました。
なので、正直もっと早く故障するかと思っていました。一流メーカーの家電製品でも7年持ったら長寿命です。ましてや、TS抜きチューナーという超ニッチなメーカーの商品です。

7年も経過しているので修理対応もしていませんし、部品もありません。
つまり、「AKB-PVR103」本体の買い替えが必要です。

一般のテレビ番組録画用のHDDレコーダーなら各メーカーから数えきれないほど販売されています。
しかし、TS抜きチューナーというと、家電量販店にはありません。アキバか通販で販売されているだけ。それもほんの数種類です。
「AKB-PVR103」を使い続けていたのでTS抜きチューナー市場が現在どのようになっているのかわからない状態。
そこで、早速調べたところ想像以上にしい情況でした。

基本知識として、TS抜きチューナーには大きく分けて3種類があります。

(1)WindowsPC(デスクトップ)内のスロットに差し込むボードタイプ
(2)WindowsPC(主にノート)に外付けで取り付けるタイプ
(3)PCを介さないタイプ

(1)はWindowsPC内部にTS抜きチューナーのボードを追加します。つまり、拡張ボードを備えたデスクトップPC専用です。
(2)は拡張ボードがないWindowsノートPC用のタイプです。
いずれにしても、WindowsPCが必須です。

PCを介さないタイプ

私はMac環境であり、かつテレビが1階のリビングでMacが2階となっていますので、(1)と(2)の環境が事実上不可能です。
つまり私の環境で可能なのは(3)のPCを介さないで直接テレビとTS抜きチューナーをつなぐ方法しかありません(今の「AKB-PVR103」と同じ方法)。
(3)の場合は「AKB-PVR103」を交換するだけで完結しますので(楽です。

製造終了となってしまっていた「PLEX」の「PX-W3DVR1000」

製造終了となってしまっていた「PLEX」の「PX-W3DVR1000」

ところが、現在(3)に該当する機種は事実上「PX-W3DVR1000 Rev.2.0」のみ。しかも、この機種の発売年月は2013年で既に7年経過。「Amazon」にはリストアップされていますが

この商品は現在お取り扱いできません。

となっています。製造終了です。
「ヤフオク」や「メルカリ」もチェックしましたがほとんど出品されません。「メルカリ」では7年間で5台しか取引がありませんので、ほぼ出品なしに等しいです。待っていても入手できない確率が大です。

「PX-W3DVR1000」は「メルカリ」でもほとんど出品されない

「PX-W3DVR1000」は「メルカリ」でもほとんど出品されない

「AKB-PVR103」がまだ動作していれば気長に待つこともできますが、現実的にはすぐに欲しい状況。なので諦めるのが正しい選択です。
ちなみに、「PX-W3DVR1000 Rev.2.0」の定価は29,800円。(2012/12/29)
「AKB-PVR103」購入時の価格が約3万円なので、ほぼ同じ価格です。

WindowsPCが必須

(3)がNGだと(1)か(2)を選択するしかありません。
先程も記したように私の環境で(1)か(2)を構築する場合の大きな問題はWindowsPCをどうするかです。
Windows環境は「Mac mini」の「Parallels Desktop」にある「Windows 10」だけ。ハードとしてのWindows機はありません。

ミニPC「CHUWI GBox Pro」

ミニPC「CHUWI GBox Pro」

Windows機を新規購入するとなると安くありません。TS抜きテレビ録画をするためにだけで通常は使わないWindows機を高い金を払って買うのもバカらしいです。
そんな時「CHUWI GBox Pro」というWindowsPCを「Amazon」で見つけました。価格は2万円前後。この価格なら検討する価値があります。
スペックが表記されていますが「Mac」ユーザーの私にはこのスペックが高いのか低いのか理解できません。
しかし、テレビ番組の録画に使うだけなので数日に1回だけ。それなら、スペックが低く動作が遅くても我慢できるでしょう。

また、デスクトップPCだと置くスペースの確保に悩みますが、この「CHUWI GBox Pro」は幅が「iPhone」位の大きさとアピールしています。
それサイズならテレビラック内の既存のHDDレコーダーの上の隙間にも設置可能です。

TS抜きチューナー

PLEXのTS抜きチューナー「PX-W3U4」

PLEXのTS抜きチューナー「PX-W3U4」

では、この「CHUWI GBox Pro」を購入したとすると、該当するのは外付けTS抜きチューナーです。このタイプには2機種あります。
地デジ2番組+BS/CS2番組録画予約可能の「PX-W3U4」と地デジ4番組+BS/CS4番組録画予約可能の「PX-Q3U4」です。

長くテレビ録画をしていて4番組同時録画が必要だったことは1度もありません。また、「PX-W3U4」が16,390円(税込)に対して「PX-Q3U4」は22,000円(税込)と5,600円もアップします。以上から私の環境では「PX-W3U4」で十分です。

つまり合計では「CHUWI GBox Pro」+「PX-W3U4」で16,490円+16,390円=32,880円(税込)です。
セパレートになりますけど価格は「AKB-PVR202」の3万円とほぼ同じに収まります。

でも、この組み合わせの欠点は、私が嫌いなWindows上の面倒な設定が必要になることです。
設定方法を解説しているWebサイトの説明を読みましたが「Mac」ユーザーの私には出来たら避けたい作業です。

百歩譲って設定は最初の1回だけなので、何とか我慢して完了することはできます。
でも譲れないのがこのシステムの場合、再生がWindows画面になることです。PCを前提にしたシステムなので当然なのですが、「Mac」ユーザーの私からしたらテレビでサッカー番組を視聴するのに、Windows画面を見なければいけないが不満です。
PCに疎い家族としてもテレビで録画番組を見るのにWindows画面で操作するのはかなりの違和感があると思います。
なので設定後、通常使用でもイライラ感が続くように感じます。

BS/CSチューナー単体を追加

単独チューナー「東芝」の「TT-4K100」

単独チューナー「東芝」の「TT-4K100」

単独チューナー「ソニー」の「DST-SHV1」。4Kダブル搭載が特徴

単独チューナー「ソニー」の「DST-SHV1」。4Kダブル搭載が特徴

その後、思いついたのがBS/CSチューナー単体の購入です。
「AKB-PVR103」本体と地デジは生きているので、BS/CSチューナーを追加すればBS/CS放送が復帰するのではないかと考えました。
「BS/CSチューナー」を「Amazon」で探したら1.5〜2.0万円で数多くの機種がありました。例えば、「東芝」の「TT-4K100」が14,800円、「SONY」の「DST-SHV1」が19,000円です。これで解決したら一番安く、一番簡単です。

パナソニックのWebサイトに私が想定していた接続方法が掲載されていました。
接続方法的にはOKです。

BS/CSチューナーの直列接続は可能

BS/CSチューナーの直列接続は可能

ポイントは、BS/CSチューナーのアンテナBS/CS出力端子からのケーブルをテレビではなく「AKB-PVR103」のテレビBS/CS入力端子に接続することです。
これにより、BS/CS放送の電波が「AKB-PVR103」のBS/CS端子から入力されるので「信号がありません」との症状がなくなるのではと考えたわけです。
ただ、「AKB-PVR103」本体の回路設計がわからないので、BS/CSチューナーから復調されたBS/CS電波が「AKB-PVR103」のBS/CSチューナー回路を復調して通過するか不明です。
例えば、「AKB-PVR103」のBS/CS放送が映らない原因がBS/CSチューナー回路の断線だった場合、いくら復調したBS/CS放送の電波を入力しても「AKB-PVR103」本体から復調電波は出力されないので復旧しません。

イレギュラーな事例なので検索してもWebサイトには見当たりません。そこで、複数の家電量販店に行き店員に直接質問をしました。
その結果、NGの可能性が高いとの返答でした。
過去の故障事例からもBS/CS放送が映らない症状の場合、直列につないでも多くは復旧することはないとのことです。
ある意味、予想された返答で当然と思いました。

「DVDFab」の「動画変換 for Mac」

「DVDFab」の「動画変換 for Mac」

「動画変換 for Mac」は入出力共にTSフォーマットに対応

「動画変換 for Mac」は入出力共にTSフォーマットに対応

では、考え方を変えBS/CSチューナーで通常通りTS付きでテレビ番組を録画し「Mac mini」上のソフトウェアでTS抜きにできないか調べました。
動画変換としては古参のソフトウェアに「HandBrake」があります。しかし「HandBrake」には「TS」に書き出す設定がありません。
そこで、「DVDFab 動画変換 for Mac」(5,568円/税込)を試してみました。「DVDFab 動画変換 for Mac」は「TS」の読み込み、書き出しが可能です。

早速テスト。問題なく「TS」に書き出しが出来ましたが、変換時間が物凄くかかりました…
テストはTS抜きにした30分のテレビ番組を使用したのですが、動画変換に約1時間半です。
私のテレビ番組の録画のメインのサッカー中継は2時間です。単純計算では6時間…
ちょっと現実的ではない変換時間です。

引き続き検証のため「HandBrake」で「H.264」で書きだししましたが、やはり同様の時間がかかりました。
つまり、ソフトウェア的方法で動画変換を行うとソフトウェアに拘わらずその位の時間がかかるということです。
これでは、実用にならないとの結論を出すしかありません。

BS/CSチューナー単体+画像安定装置「Streaming/HD/BD Recorder」

デジタル画像安定装置「Streaming/HD/BD Recorder」

デジタル画像安定装置「Streaming/HD/BD Recorder」

「Streaming/HD/BD Recorder」の仕様表

「Streaming/HD/BD Recorder」の仕様表

次に考えたのが、今使っていない「デジタル画像安定装置」の利用です。
これは、HDDレコーダーに溜まっていた録画番組をTS抜きにするために購入していました。
でも実際は手間がかかるため、ほとんど使用せず転がっていました。

「デジタル画像安定装置」を使うことで、BS/CSチューナー単体で取ったテレビ番組(TS付き)をTS抜きにできることに気付きました。
実動作検証はできませんが、「Streaming/HD/BD Recorder」で再生してTS抜きデータにするので所要時間は録画時間と同等になるはずです。この想定通りなら「BS/CSチューナー単体」+「Mac mini」の場合よりも早く作業が完了します。

ただし、「PX-W3DVR1000 Rev.2.0」や「CHUWI GBox Pro」+「PX-W3U4」はテレビ番組予約からTS抜きまでが1回で完了するのに対して、「BS/CSチューナー単体」ではテレビ番組予約からTS付きテレビ番組録画。その後にTS抜きテレビ番組録画となるため倍の順と時間がかかります。
「BS/CSチューナー単体」+「デジタル画像安定装置」の場合、その点を容認できるか否かになります。

まとめ

ここまでをまとめてみます。

・「PX-W3DVR1000 Rev.2.0」
メリット: 「AKB-PVR103」と入れ替えするだけなので簡単
デメリット: 製造終了品でオークションにもほとんど出ない

・「CHUWI GBox Pro」+「PX-W3U4」
メリット: 安定性は高いらしい
デメリット: Windows環境が必要(PC購入必須)。設定がかなり面倒(初回のみ)。再生がWindow画面になる違和感

・「BS/CSチューナー単体+Mac mini」
メリット: 「「BS/CSチューナー単体」で録画するだけで簡単
デメリット: 動画変換作業が必要。変換時間が物凄くかかる

・「BS/CSチューナー単体+デジタル画像安定装置」
メリット: 「「BS/CSチューナー単体」で録画するだけで簡単
デメリット: TS抜き作業が必要。倍の時間がかかる

いずれも、「帯に短したすきに長し」です。
私の希望順は下記の通りです。

「PX-W3DVR1000 Rev.2.0」>>>「BS/CSチューナー単体+デジタル画像安定装置」>「BS/CSチューナー単体」+「Mac mini」>>「CHUWI GBox Pro」+「PX-W3U4」

入手できたら間違いなく「PX-W3DVR1000 Rev.2.0」です。しかし、その可能性はほぼゼロ…
1度でTS抜きができる「CHUWI GBox Pro」+「PX-W3U4」は手間がかからないのですが、テレビでWindows画面を見ながら再生しなくてはいけないのが引っ掛かります。
「BS/CSチューナー単体」+「Mac mini」は、画像変換作業中に「Mac mini」のパワーが長時間取られることの懸念もあります。

以上いろいろ考え、私の環境でベターなのは「BS/CSチューナー単体+画像安定装置」ではないでしょうか。確かに、2度の録画作業を行うので手間と時間はかかりますが、満足度として一番高いように感じます。

まぁ、12月に不具合が発生し既に2月下旬。ここまで延びたのならもう焦る必要はありません。「BS/CSチューナー単体+画像安定装置」プランを最優先にさらに検討して結論を出したいと思います。

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