テレビチューナー「東芝 TT-4K100」でTS抜きを構築!

テレビチューナー「東芝 TT-4K100」

前回のレポートで検討していたTS抜きチューナー「アキバチューナー・AKB-PVR103(以降AKB-PVR103)」の代替えは、

チューナー単体商品+デジタル画像安定

に決定しました。

結局、

手間暇がかかってもWindows環境にはしたくなかった

というのが結論になります。

「AKB-PVR103」の代替えプランが決まったので早速機種の選定に取り掛かりました。
その結果「Amazon」で検討し2機種に絞り込みました。その2機種は、

単独チューナー「東芝」の「TT-4K100」
単独チューナー「東芝」の「TT-4K100」
単独チューナー「ソニー」の「DST-SHV1」。4Kダブル搭載が特徴
単独チューナー「ソニー」の「DST-SHV1」。4Kダブル搭載が特徴

東芝 TT-4K100
SONY DST-SHV1

です。
選定の理由は、地デジ・BS/CSがダブルチューナーとの点です。
シングルチューナーの場合録画している時間帯は裏番組を見れないので不便です。なので、シングルチューナーは選択外となりました。

「TT-4K100」と「DST-SHV1」の違いは4K放送がダブルチューナーか否かです
そもそもリビングのテレビは4K放送対応でないし、かつ4K放送に魅力ある番組がまだありません。このような理由で約5,000円も割高になってしまう4K放送ダブルチューナーいらないと判断「TT-4K100」に決定しました。

録画用外付けHDDはアキバの「ドスパラ」で購入。購入予算を抑えたかったのでSSDではなくHDDにしました。
最終的には「Mac mini」でCMカットして2TBのHDDに保存するため「TT-4K100」の録画用HDDは一時保存です。そのため最低容量の500GBにしました。

500GBのHDDは「Western Digital」の「WD5000LPCX 」
500GBのHDDは「Western Digital」の「WD5000LPCX 」

しかし、今時2.5インチ市場はほぼSSDに代わっていて500GBのHDDなんてほとんどありません。その中からやっと選んだのが「WESTERN DIGITAL」の「WD5000LPCX」。現行商品ですが発売開始は2012年と7年強も大昔(?)…
つまり、もうHDDの500GBなんて新規開発をしていないということですね。次回はもうないと思った方が良いようです。
同時に購入した2.5インチHDDケースは「玄人志向」の「GW2.5TL-U3/BK」です。

外付け2.5インチHDDケースは「玄人志向」の「GW2.5TL-U3/BK」
外付け2.5インチHDDケースは「玄人志向」の「GW2.5TL-U3/BK」

2.5インチHDDは「チューナー単体商品+デジタル画像安定」に決め機種決定の前の2月中旬に購入ました。
何故なら、COVID-19(新型コロナウイルス)の影響で中国からの輸入が止まり欠品が予想されたからです。
SSDのように種類が豊富にあれば選択肢がたくさんあります。でも、2.5インチHDD500GBは種類が少ないため中国からの供給がストップしたら輸入再開までの見通しが立ちません。もしかすると在庫のみで販売中止の恐れもあったから早めに購入しました。

「TT-4K100」の接続と初期設定

「TT-4K100」は「Amazon」で購入。到着したのが3月1日。
「こんなに大きい箱?」。届いた箱の大きさに驚きました。実機はヨドバシカメラ店頭で確認していましたが、箱は予想していた倍くらいの大きさでした。
中は緩衝材でシッカリと梱包されていました。でも、このところ「Apple」のシンプルな箱に馴染んでいるので、緩衝材ガッチリの箱には少々戸惑いました。

セッティングは「AKB-PVR103」から「TT-4K100」に繋ぎ変えるだけなので簡単です。
「KB-PVR103」から「TT-4K100」にアンテナケーブルとHDMIケーブルを差し替え初期設定をします。

「東芝 TT-4K100」のリア面
「東芝 TT-4K100」のリア面

「Apple」はマニュアルがないですが、今回は日本の家電メーカー製なので100ページを超えるマニュアルが付いています。
そのマニュアルを見ながら地デジ放送、BS/CS放送、4K放送の受信設定を行いました。
各チャンネルの取得などは「TT-4K100」が自動的に行います。BS/CS放送のチャンネル設定を行うと4K番組も同時に設定完了になりました。
「AKB-PVR103」の場合は、自動で取得してくれないチャンネルがあり手動調整が必要でした。そのため、手間がかかりました。一方、「TT-4K100」はさすが大手家電メーカー製。チャンネル登録などの自動設定は正しくサーチしてくれ取りこぼしがないので手動調整の必要がありません。もっともこれが標準なのでしょうが…

初期設定完了後、地デジ放送、BS/CS放送、4K放送が正常に受信できていることを確認し、次に録画設定です。
新たに購入したHDDを「TT-4K100」に接続。「TT-4K100」を立ち上げ表示されたアラートの手順に従いHDDの初期化など初期設定を行います。

一気にTS抜きの機器などすべてを接続してしまった後から不具合が見つかった場合該当個所を選定するのが難しくなります。そこで「TT-4K100」単体の段階で一度動作確認しました。

操作感

今まで使っていたHDDレコーダーが「東芝」製だったので番組予約などの画面表示、操作体系はほとんど同じ戸惑いはありませんでした。
これが、「SONY」の「DST-SHV1」だったら、操作体系とGUIの違いで馴染むまでに時間がかかったでしょう。この点でも、今までと同じ「東芝」製を選んだのがメリットになりました。

良い事だけではありませんでした。実際に操作してわかりましたが、「TT-4K100」は動作が遅いです。
別のHDDレコーダーがリモコン操作後ワンテンポで表示されるのに対して、「TT-4K100」は数秒待たされます。リモコン操作が反映していないのかな? と思い数秒待ってやっと表示される感覚です。
私はテレビをほとんど見ません。使うのはサッカー中継や旅番組の録画予約するときだけです。そのような頻度なので我慢できますが、四六時中テレビ視聴をしているような方にはストレスになること確実です。そのような方には「TT-4K100」はお薦めしません。

HDMI切替器

「TT-4K100」の接続、初期設定に問題がなかったのでTS抜き機器関連の接続に移ります。
まず「TT-4K100」+「デジタル画像安定装置」システムでスムーズに運用するため「HDMI切替器」を2か所使うことにしました

1入力2出力のHDMI切り替え器は「BLUPOW・2160P 3D」
1入力2出力のHDMI切り替え器は「BLUPOW・2160P 3D」

1か所目は「TT-4K100」からの出力をテレビと「デジタル画像安定装置」への切り替えするための切り替えです。
具体的には「TT-4K100」でテレビ視聴と録画再生する場合はテレビへ、TS抜き作業をする場合は「デジタル画像安定装置」へHDMI出力します。
このため「HDMI切替器」は入力1系統(「TT-4K100」HDMI出力端子から)+出力2系統(「デジタル画像安定装置」とテレビのHDMI入力端子へ)の「BLUPOW・2160P 3D」を購入しました。

3入力1出力のHDMI切り替え器は「UGREEN・4k 3D UHD対応 リモコン付き」
3入力1出力のHDMI切り替え器は「UGREEN・4k 3D UHD対応 リモコン付き」

2か所目は、テレビへの入力用切り替えです。
ここは3入力1出力の「UGREEN・4k 3D UHD対応 リモコン付き」にしました。
「TT-4K100」と「デジタル画像安定装置」からの入力以外に「Apple TV」からの入力を追加するためです。
今までは「AKB-PVR103」と「Apple TV」はテレビのHDMI端子には別々に接続していました。
でも、よく考えたら「TT-4K100」と「デジタル画像安定装置」と「Apple TV」を同時に見ることはありません。
それならば、3つの入力機器を「HDMI切替器」で切り替えした方が便利です。また、テレビのHDMI端子に1個空きができるメリットもあります。

わかりやすいよう下記に最終的な接続図を示します。

HDMI接続図
HDMI接続図

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