「Apple」コーナーに他社PCを展示した「ヨドバシカメラ」の愚策!

「Apple」コーナーにシレッと置かれた他社PC

3月14日、「Apple」は「COVID-19(新型コロナウイルス)」の蔓延により中国本土の除く世界の「Apple Store」店舗を27日まで休業にすると発表しました。
しかし、17日に「追ってお知らせするまで」とし無期限の休業としました。
これは、欧米では3月に入ってから「COVID-19」の感染が急激に増え収束の見通しが立たなくなったための処置です。「WHO」が「パンデミック」を宣言した現状では仕方がないでしょう。当然日本でも全10店舗ある「Apple Store」がすべて休業になりました。

「Apple Store」の期限未定休業のお知らせ
「Apple Store」の期限未定休業のお知らせ
「Apple Store」は「お知らせするまで休業」
「Apple Store」は「お知らせするまで休業」

私は直営店だけで家電量販店で展開している「Apple」コーナーはそのまま営業すると思っていました。
しかし、各家電量販店に常駐していたスタッフも「Apple」の社員なので直営店と同様に自宅待機の処置となったようでした。これは、企業として社員を差別をしない対応で評価します。
一方で、家電量販店内にあるためお店が営業を続ける限り「Apple」コーナーはオープンしています。でも、「Apple」社員がいなくなったため家電量販店の店員で対応することになります。

そのような中、20日の「twitter」で「ヨドバシカメラ」の「Apple」コーナーにPCが展示されているとのツイートを見ました(現在は何故か削除されているようです)。
ツイートには、洗練された「Apple」コーナーのテーブルにセンスのない他社のPCが置かれている画像がアップされていました。
Appleユーザーからするとそれは衝撃的な画像でした。

でも私は、「ヨドバシカメラ」のその1店舗の店員の誤った対応だと信じていました。
何故なら、昔から家電量販店の中で「ヨドバシカメラ」は一番信頼を置いている会社だからです。「ヨドバシカメラ」は他の家電量販店と比べ店員の商品知識は高いし客対応も良いので評価していました。「家電を買うならヨドバシカメラ」でした。

私は確認のため近場の「ヨドバシカメラ吉祥寺店」に行きました。
しかし残念ながら「twitter」にあった事例は店舗の誤った対応ではなく「ヨドバシカメラ」の会社の方針とわかりました。
何故なら、吉祥寺店でも「Apple」コーナーの各テーブルにシレッとPCが置かれていたからです。
Appleロゴがあり、他のスペースと異なる店舗デザインをしている場所に他社PCを置く神経が理解できません。
また、ひとつのテーブルのApple商品をすべて撤去し、そこに他社PCを置くのではなく、Apple商品の間の隙間に無理やり設置しているので余計違和感がありました。

「ヨドバシカメラ吉祥寺店」の「Apple」コーナーにシレッと置かれていた他社PC
「ヨドバシカメラ吉祥寺店」の「Apple」コーナーにシレッと置かれていた他社PC
デザインを追求した「iMac」の隙間に置かれたセンスのないレノボPC
デザインを追求した「iMac」の隙間に置かれたセンスのないレノボPC

そもそも、これって「Apple」が許可しているのでしょうか?
「Apple」の事なので、「Apple」コーナーの展示に関しては家電量販店と細かい取り決めがされているはずです。当然「Apple」製品以外を展示することは許可するはずありません。
まして、「Apple」製品にリコールがあって販売停止になっているわけではありません。単に「Apple」社員がいないだけ。むしろ「Apple Store」が営業していない分お客は多くなるはずです。
「Apple」社員がいない機会に「Apple」コーナーの空きスペースに他社のPCを置くとの愚策は誰が考えたのでしょうか?

どさくさに紛れてこのような対応をするなら私の今までの「ヨドバシカメラ」の評価を考え直さないといけません。評価できない企業にはお金を落としたくありません
「ヨドバシカメラ」での「Apple」製品のポイント還元は通常の10%ではなく3〜5%です。その程度なら「Apple Store」で購入する方が納得できます。
今後の推移を見ながら「Apple」製品購入の際には購入先を選択したいと思います。