突然の「Mac mini 2020」発売もアップデートなしモデルだった…

スペックでアップデートがなかった「Mac mini 2020」モデル

3月17日に突然「Mac mini」が発表されました。
もっとも、ITメディアでの記事の中心は、同時に発表された「iPad Pro」と「Mac Book Air」。これは内容を見れば当然です。
「iPad Pro」と「Mac Book Air」が仕様の大幅アップデート。その上、「iPad Pro」と「Mac Book Air」は新しい「Magic Keyboard」の登場もあり注目度がアップしました。
これに対して「Mac mini」は仕様面でのアップデートがまったくなし。価格が安価になっただけだからです。元々注目度が低いモデルに加えこのような内容では記事にしにくいのは理解できます。

前回「『macOS Catalina』のフォントが汚い問題!」の記事で「Mac mini 2012」の仕様上の解像度が足りなくフォントが汚くなったことをレポートしました。
解決策としては「Mac mini 2012」とディスプレイの買い替えしかないとの結論でした。

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「Mac mini 2012」からの買い替えの選択肢としては「iMac」か「Mac mini 2018」以降です(デスクトップ派なのでノートMacは対象外)。
「Mac mini 2018」モデルから2年経過していたので「Mac mini 2020」モデルには大幅アップデートを期待していました。しかし「Apple」から発表された仕様は「Mac mini 2018」モデルとまったく同じで期待外れでした。

「Mac mini 2020」のスペックと価格比較
「Mac mini 2020」のスペックと価格比較

「Mac mini」は2012年モデルの2年後にほとんどスペックが変わらない2014年がリリースされた過去があります。そしてその後4年間もモデルチェンジなし。もう製造終了モデルとも言われた時期もありました。
その過去の経緯からすると今回「Mac mini 2020」モデルがリリースされたことで次のモデルチェンジは4年後になることも十分考えられます。
ここで「Mac mini 2020」モデルがそこそこアップデートしていたら「Mac mini 2012」モデルからの買い替え最有力機種だったのですが、残念です…

今まで「Mac mini」だけで述べてきましたが「iMac」の選択肢もあるのでしょうか?
「iMac」のメリットは、
1体型なので接続が簡単
です。
一方、デメリットは、
記録媒体がHDDなので表示スピードが遅く将来的にボトルネックになる
ことです。

また、価格面から検討すると、
「Mac mini 2020」+4Kディスプレー(LG製「24UD58-B」)=121,480円(税込)
「iMac 4K」=157,080円(税込)
と約3.5万円もアップします。
価格を押さえるなら「Mac mini 2020」一択になりますね。

さらに、上記は「Mac mini 2020」モデルでの試算です。
でも、「Mac mini」にするなら、新品の「Mac mini 2020」ではなく型落ちして安くなった「Mac mini 2018」の中古購入が賢い選択肢でしょう。
なにしろ内部仕様はまったく同じなのですから安い方が良いに決まっています。

「Mac mini 2018」の中古品にすると先程の「iMac」との価格比較差も大きくなります。するとますます「iMac」を選択する優位性がありません。

デスクトップは「iPhone」や「iPad」と異なり頻繁に手を触れて操作することはありません。このためグレードの良いモノなら「未使用品」でなくても許容範囲です。
ある意味「Mac mini 2020」が発売されたことで「Mac mini 2018」の中古価格は下がります。この結果「macOS Catalina」対応機種の買い替えがしやすくなったのかもしれません。