「Google翻訳」から「DeepL翻訳」へ乗り換え!

「Google翻訳」のトップページ

以前から「Google」の利用を避けたいと記していました。
しかし、代替えに等しいグレードに達していないため「Google」から離れられないツールがいくつかあります。
その中のひとつが翻訳ツール。中々「Google翻訳」に匹敵するソフトウェアが見当たらないのでそのまま「Google翻訳」を使い続けていました。
私の環境では、翻訳はそれほど頻繁に使うツールではないし、ログインしなければ「Google」から追跡される可能性も下がるので許容していました。
でも、「邪悪」な「Google」。安心はできないので居心地の悪さを感じていました。

「No More Google」

Googleから移行するための第一歩!

2018年10月27日

そんな中、「Twitter」で「DeepL翻訳」を知りました。
「DeepL翻訳」?
まったく知らない翻訳ソフトウェアです。

「DuckDuckGo」で検索したところ「Google翻訳」よりも優秀で「自然な訳文」と紹介され、高い評価を得ていました。
「Google翻訳」からの乗り換えを探していた私としては試さないわけにはいきません。

「DeepL翻訳」は今まで9言語(英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、イタリア語、ポーランド語、ロシア語)をリリースしていました。この9言語に日本語と中国語の2言語が3月19日に追加されたわけです。

3月19日に日本語と中国語に対応

3月19日に日本語と中国語に対応

9言語間と今回追加された日本語と中国語はまったく言語体系が違います。今までの高評価が日本語と中国語にも当てはまるとは限りません。
しかし、早速日本語訳でテストした方がいました。それらの評価は今までの9言語と同様高評価でした。

無料の翻訳サービス「DeepL翻訳」が日本語に対応。自然で的確な翻訳が話題に。WindowsやMac向けアプリを使えばより便利に使用可能。
ちまたで話題の日本語に対応したDeepL翻訳を使ってみた

「DeepL翻訳」のWebサイトでは既に日本語と中国語の他社比較も掲載されていました。
比較しているのは「Google」、「Microsoft」、「Amazon」。その中でもダントツで翻訳精度が高いとの結果です。
自社Webサイトなのである程度盛っているのは当然なので割引いて見る必要はあります。まぁ、ダントツでなく「Google翻訳」と同等なら私的には十分乗り換えの選択肢になります。

日本語と中国語の評価比較

日本語と中国語の評価比較

既存9言語での比較

既存9言語での比較

「DGPR」遵守

EUのDGPRに準拠

EUのDGPRに準拠

もう一点私が「DeepL翻訳」を評価するのが個人情報を収集しない企業姿勢です。
「DeepL翻訳」はドイツのスタートアップ企業「DeepL」社が開発・リリースしています。
ドイツ在のためEUの「DGPR(一般データ保護規則)」準拠です。個人情報を吸い上げ企業に売るビジネスをする心配はありません
詳細は、「DeepL」社の「個人情報保護方針」ページに書かれています。
「DeepL」社の「個人情報保護方針」ページは読みやすく理解しやすく書かれています。
一般的には、法律用語を散りばめ誤魔化すためわざとわかりにくく書いているのかと感じるものです。「DeepL」社の「個人情報保護方針」ページはまったく違うので企業姿勢に好感が持てました。

その中で少々心配は「DeepL」社がデータ解析のため「Googleアナリティクス」を使用することです。
「DeepL」社は匿名可能で使用するとのことですが、素のデータが一時的でも「Google」に渡れば「DeepL」社に内緒で抜き取り他のデータと紐付けされ悪用される可能性もあります。何しろ「邪悪になるな」を捨てた「Google」ですから!

一方、「DeepL」社もビジネスなのでどこかで利益を得なければなりません。そのため「DeepL翻訳」には有料プランがあります。有料化する代わりプライバシーと個人情報の収集を行わないなら私は支持します。

今後「Google翻訳」はログインしないと利用できなくなる

今後「Google翻訳」はログインしないと利用できなくなる

「DeepL翻訳」を知ったのとほぼ同時に「Google」から連絡がありました。それによると利用規約の変更で「Google翻訳」などはログインしないと利用できなくなるそうです。
今まではログインしないで利用していたのですが今後はそうはいかなくなります。「Google翻訳」を使い続けるには個人情報を吸い取られる覚悟が必要になりました。
その点からも「DeepL翻訳」が日本語対応したのはグッドタイミングです。「DeepL翻訳」への乗り換えは必須になりました。

有料プランの特徴

「Google翻訳」の個人向け有料プランは3種類

「Google翻訳」の個人向け有料プランは3種類

DeepL翻訳」は無料プラン以外に有料プラン「DeepL Pro」が3つ用意されています。

「Starter」 5.99ユーロ/月
「Advanced」 19.99ユーロ/月
「Ultimate」 39.99ユーロ/月

「Google Pro」では「文書を丸ごと翻訳」が利用できる

「Google Pro」では「文書を丸ごと翻訳」が利用できる

「DeepL翻訳」有料プランの特徴は、「文書を丸ごと翻訳」です。
翻訳したいレポートや学術書などを「DeepL翻訳」のWebページにドラッグ&ドロップするとまるごと翻訳してくれる機能です。
海外で発表されるレポートや学術書などは英語、ドイツ語、フランス語が多いと思います。発表されたばかりだとまだ日本語になっていません。
でも、「DeepL翻訳」なら原文をドラッグ&ドロップするだけで、まるごと翻訳してくれます。いち早くレポートや論文などを読みたいユーザーには嬉しいサービスです。

ただし、現在「文書を丸ごと翻訳」に対応しているのが「Word」、「PawerPoint」、「テキスト」の3フォーマットだけで、PDFが含まれていないのが残念なところです。
「Word」、「PawerPoint」で書いても対外的に発表する際にはPDFにするのが一般的です。その意味からもPDF対応すると一層利便性がアップします。「DeepL」社には早急に対応することを要望します。

また、翻訳で入力されたデータは無料プランの場合は「DeepL」社のサーバーに一定期間保存されますが、有料プランの「DeepL Pro」ではサーバーに保存されず即破棄されます。
ビジネスで使用する場合「オンライン翻訳の文字数制限なし」や「毎月翻訳できる文書数」などよりもデータを保存しない点の方が安心感が高いかもしれません。

「DeepL翻訳」の使用感

早速使ってみました。
テストに利用したのは「BBC」と「ABC」、「AL JAZEERA」のWebニュースサイトです。
私は現在の日本のメディアの報道はまったく信用できないので海外のWebニュースサイトを見るようにしています。

これまでは、「Chrome」に「Google翻訳」の拡張機能をインストールして利用していました。この機能拡張はページ全体を翻訳してくれるので、手間がかからず便利でした。
「Google翻訳」は翻訳内容の細かい箇所で意味不明な個所はありますが、大意は理解できるというレベルです。昔の日本語になっていない「Google翻訳」の時代を知っているのでそれでも十分満足でした。

一方、「DeepL翻訳」での翻訳は評判通り「Google翻訳」よりも自然でこなれた日本語訳でした。数回テストを重ねましたがいずれも「DeepL翻訳」の方が明らかに翻訳レベルは上。評判通りの印象でした。

「Google翻訳」のソフトウェアをインストールすることで使い勝手がアップ

「Google翻訳」のソフトウェアをインストールすることで使い勝手がアップ

ただ、「DeepL翻訳」は「Google翻訳」のようなページ全体を翻訳してくれる機能拡張がありません
これを補う方法としては「DeepL翻訳」のソフトウェアをダウンロード(Mac版とWindows版)しインストールします。
すると、「コマンド」+「C」を2回叩くことでWebサイトと別ウインドウで「DeepL翻訳」が開き翻訳します。原文のWebサイトの横に日本語訳を並べることで「DeepL翻訳」ウインドウにない画像も確認できるので「Google翻訳」のページ全体翻訳の不便さを多少補えます。

「DeepL翻訳」のソフトウェアインストール後の翻訳画面

「DeepL翻訳」のソフトウェアインストール後の翻訳画面

まとめ

あの巨大IT企業「Google」が何年も積み重ね、昨年翻訳が飛躍的に向上したとドヤ顔でリリースした「Google翻訳」よりも自然な翻訳を提供している「DeepL」社。
「DeepL」社は、米国シリコンバレーではなくドイツのスタートアップ企業です。
創業は2017年8月とまだ2年半の若い企業。
ドイツでは目立ったIT企業がありませんのでどうして「Google翻訳」を凌駕するほどの翻訳技術を持った企業が出て来たのか不思議です(創業者は元「Google」)。
さらに、日本語と中国語はリリースしたばかりなのに、既に「Google翻訳」よりも評価が高いというのも驚きです。
いずれにしても「DeepL」社の技術力半端ないですね。

3.11以降、日本のメディアが信用できなくなったため海外の正しい情報を入手したいと思っていました。また、「Twitter」などのフェイクニュースに騙されないためにも一次情報は重要です。
しかし、ネックになるのが言語です。
当時の「Google翻訳」はもちろん、現在の「Google翻訳」も海外のニュースをスムーズに読むには役不足でした。

でも、「DeepL翻訳」なら、そのハードルがかなり低くなったと感じました。
無料プランは一度に翻訳できるのが5,000文字ですが、Webサイトのニュースなら問題ない文字数です。今後、「文書を丸ごと翻訳」などの利用で5,000文字規制に引っ掛かるようなら有料プランを考えたいと思います。
有料プランの「Starter」なら720円/月(1ユーロ120円換算)。日本の新聞なら1社で月額4,000円近くもします。720円で海外のいろいろなメディアから正しい情報が得られるのなら格安です。

 

2 件のコメント

  • お説、ほぼ同感です。
    私も試してみました。
    原文は、英国の有名な美術評論家ケネス・クラークの “Looking at Pictures”(『絵画の見方』)。スーラの「アニエールの水浴」を論じた部分の一部からです。

    My first thought is how little can one tell about any picture painted after 1870 from a black-and-white reproduction. The Baignade is conceived in colour; for example, the clothes and boots, which look as black as truffles in a photograph, are actually horse-chestnut colour, and are quite fully modelled.

    Google 翻訳
    私の最初の考えは、1870年以降に描かれた白黒の複製から描かれた絵については、ほとんど何も分からないということです。 ベニャードは色で考えられています。 たとえば、写真ではトリュフのように黒く見える服やブーツは、実際には馬栗色であり、完全にモデル化されています。

    DeepL 翻訳
    私が最初に思ったのは、1870年以降に描かれたどんな絵でも、白黒の複製からはほとんど見分けがつかないということです。例えば、写真ではトリュフのように黒く見える服やブーツも、実際には馬の栗色で、かなり完全にモデル化されています。

     日本語的な表現という意味では、はっきりDeepL翻訳が上ですね。
     仏語の固有名詞であるBaignade(日本語の定訳は「アニエールの水浴」)は両者とも訳せていません。
     ただ、別のテストでもそうでしたが、ときどきセンテンスの一部がDeepL 翻訳ではスポッと抜けていることがあります。
     下手な翻訳家がやるように、うまく訳せない部分は原文もなかったことにする(笑)という手を使っているのか?
     もう少しチェックする必要がありそうと思っています。

    • コメントありがとうございます。

      やっぱり「DeepL翻訳」良いですよねヽ(^O^)ノ

      下手な翻訳家がやるように、うまく訳せない部分は原文もなかったことにする(笑)という手を使っているのか?

      正木様の上の解説笑いました!

      いずれにしても海外の情報へのアクセスが増えた事は確かです。
      私は今後も活用できる手応えを得ています。

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