新しい脱獄アプリをインストールしました。
今回インストールしたのは、キーボードの各キーを上下左右スワイプすることにより好きな文字や文章を入力できるようにすることができる「SwipeExtenderX」です。
そもそも私は、「macOS」でテンプレートや複数のコピー&ペーストを保存できるフリーウェア「Clipy」を利用しています。
MacOS時代からMacOS X初期までは「CopyPaste」を、2011年以降は「ClipMenu」。「Clipy」を使い始めたのが2017年からです。
「CopyPaste」と「ClipMenu」は共に開発中止後もOSのアップデートで使えなくなるまで引っ張っていました。
そのため私の「Mac」環境ではテンプレートや複数のコピー&ペーストを保存するソフトウェアが必須です。
しかし、「iOS」ではテンプレート登録や複数のコピー&ペースト保存するアプリがありません。文字入力にはその都度入力が必要なため「Mac」環境に比べ不便を感じていました。
「iOS」端末では文章の入力を行わず閲覧中心になっていたのは、これら文字入力の不便さも原因のひとつです。
ただし、「iOS12.x」では任意のテンプレートを設定できる脱獄アプリ「CopypastaFix」がありました。
「CopypastaFix」は、複数のコピー&ペーストの設定はできませんがテンプレート登録ができたので文章入力の不便さが多少緩和されました。
このように「iOS12.x」脱獄環境で必須アプリとなった「CopypastaFix」でしたが、残念ながら「iOS13.x」環境には非対応…
そこで、「CopypastaFix」と同じような機能を搭載し「iOS13.x」環境で使えるアプリを探すことになりました。
なかなか見当たりませんでしたが4月になってやっと見つけたのが「SwipeExtenderX」です。
「SwipeExtenderX」の使用方法
私は、左下の「123」キーボードをタップした際に表示される記号キーボードを上スワイプに割り当てました。
これによるメリットは、カッコ(カギカッコなど)や「@」、「?」、「!』などがキーボードの切替をすることなく入力できることです。
設定した記号類は比較的多用するので上スワイプだけで入力できるのはかなり手間の軽減になります。
また、私は上スワイプ記号を通常キーボード文字の上に小さく表示する設定にしましたが、煩雑で見にくいと感じるなら非表示にもできます。
単語だけでなく文章も設定できます。例えば「帰るメール」やメールアドレス、定型文を設定すればスワイプひとつで面倒な文章が一発で入力完了です。
定型文を設定できるアプリは脱獄アプリだけでなく「App Store」でリリースされているアプリでもあります。しかし、それらは別ウインドウのような形で表示されます。このため、設定リストが多いとスクロール動作が発生し使い勝手が悪くなります。
その点、「SwipeExtenderX」はスワイプするだけなので見通しを損なわず使い勝手が向上するのがメリットです。
さらに、各キーボードに4つづつ設定できるのでほぼ無限大に近い件数が設定できるのも魅力です(それらを覚えなくてはならないので、それはそれで負担になるかも…)。
ただし現在私の環境では少々問題が発生しています。
「SwipeExtenderX」はコピーや全選択などの複数メニューを一括して上スワイプに設定できるとのことなのですが、私の環境では動作しません…
これが設定できると一段と便利になるので原因を探りたいと思いますが、取りあえず現状でも十分満足するアプリとなっています。