30日夕方、脱獄アプリの情報を提供しているSANTAさんのWebサイト「Tools 4 Hack」にビッグニュースがアップされました。
日本で購入の「Apple Watch」でも「ECG(心電図)機能」が使えるようになったとの記事です!
私が希望していた機能が使えます!
既に記事にしましたが、「Apple Watch Series 5」購入後の設定時にダメ元で位置情報の偽造を行う脱獄アプリ「LocationFaker」で試しました。
結果は予想通りNGでした。
昨年12月、「Apple」のTim Cook・CEOが来日し、日本政府の要人と会談したとの報道がありました。来日時の情報を総合すると「ECG機能」の認証を促進するための要望もしたようです。これで日本で購入した「Apple Watch」での「ECG機能」実現にも期待が持てるようにも感じました。
ところが、今年に入ってから「COVID-19(新型コロナウイルス)」が世界に蔓延するという予想外の事態が発生。日本も例外ではありません。
Tim Cook・CEO来日時の要望を踏まえ日本での「Apple Watch」の「ECG機能」の認証作業が進んでいたとしても、担当する医療機関や厚労省が「COVID-19」の対応で手一杯。
優先順位が低い「Apple Watch」の「ECG機能」の認可作業が後回しになるのは当然です。
さらに、「COVID-19」は数ヶ月で収束するとは考えられず数年単位での対策が必要と言われています。
そうなると「Apple Watch」の「ECG機能」認証は年内ではなく大幅に遅れることも十分予想されるところです。
そんな状況でしたので脱獄アプリ「ECG Enabler」の日本発売機種への対応は大変嬉しいニュースでした。
「ECG Enabler」は「Apple」が許可していない国で購入した「Apple Watch」の「ECG機能」を使用可能にする脱獄アプリです。
今まで日本で購入した「Apple Watch」は「ECG Enabler」の対象になっていませんでした。今回のアップデートでやっと日本が対象に含まれました。
条件は「iOS」、「WatchOS」共に最新バージョンということです。幸い、先日「iOS13.5」の脱獄ツールがリリースされましたので条件はクリアーです。
私が念願していた機能を追加できるので即作業開始です。
作業自体は難しくありません。ただし、一度「iPhone」と「Apple Watch」とのペアリングを解除し、再度ペアリングを行うため少々時間がかかります。
具体的には下記の手順になります。
・まず「Cydia」から「ECG Enabler」をインストール
・「iPhone」の「Watch.app」内の目的の「Apple Watch」機種(通常は1機種)をタップ
・機種名の右端の「i」をタップ
・「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップ
・「Apple Watchとのペアリングを解除中」が表示され解除作業が進行する
・「Apple Watchのペアリングが解除しました」と表示されたら下部の「バックアップから復元」をタップ
・復元する機種名をタップ(通常1機種)
復元が完了するまで少々時間がかかります。復元作業中は操作することはないので復元完了するまで待ちます。
復元完了してもすべてのアプリを再インストールするのにさらに時間がかかります。別の事をしながら気長に待ちましょう。
復元、再インストールが終わったら「iPhone X」の「Watch.app」内のアプリ一覧に「心臓.app」があることを確認します。
「心臓.app」があれば無事に「ECG機能」が搭載されたことになります。さらに、「心臓.app」内の「不規則な心拍リズム」もオンにしておきます。
早速、「ECG機能」の動作を確認します。
「Apple Watch Series 5」の画面から「心電図」をタップします。
「心電図.app」が起動したらデジタルクラウンに指を置きます。すると「心電図.app」が計測を始めます。30秒すると結果が表示されます。
測定結果は、「Apple Watch Series 5」の「ヘルスケア.app」の「ブラウズ」タブの「心臓」内の「心電図(ECG)」に記録されます。なお「洞調律」と表記されているのは中国語ではなく「sinus rhythm」の日本語訳の医学用語だそうです。
これで無事に「ECG機能」と「不規則な心拍リズム」が有効になりました。
さらに「ECG Enabler」を使った「ECG機能」の使用可能で嬉しいのは一度「ECG機能」を有効にすれば「ECG Enabler」を削除しても、入獄しても有効化のままだという点です。
つまり、「ECG機能」は使いたいけど脱獄環境はイヤだという場合でも「ECG機能」を有効化後入獄環境に戻れます。
既に「ECG機能」が認可されている各国では心電図計測、心房細動チェックにより早期発見、早期治療につながった事例も報告されています。
「COVID-19」は数年続く故、身体管理は今まで以上に大事。脱獄環境で有効になった「ECG機能」を有効に活用し万が一の場合の早期発見、および早期治療につなげたいと思います。