今話題の「NVMe M.2 SSD」を購入しました。
購入理由は、
・現在の「Mac mini 2012」の容量不足
・今後購入する予定の「Mac mini」の外付け用
です。
これから数回に分けて「NVMe M.2 SSD」導入に至った理由、選定、実稼働状況などをレポートします。
まずは、「NVMe M.2 SSD」導入に至った理由です。
「Mac mini 2012」の残容量ひっ迫
そもそも、今回の「NVMe M.2 SSD」導入に至った切っ掛けは、現在の「Mac mini 2012」の容量のひっ迫です。
以前から「Mac mini 2012」の内蔵SSD(500GB)の残容量はそれほど多くはありませんでしたが、特に最近は残りが30GBを切っていました。使っていないソフトウェアなどを削除しても50GB以上にはなりません(その後しばらくするとまた30GB以下になります…)。
そこで、新規に1TBのSSDの購入を検討しました。
当然2.5インチSSDの情報を収集していたところ、「NVMe M.2 SSD」という私がまったく知らないSSDの情報を見つけました。
「NVMe M.2 SSD」
「NVMe M.2 SSD」って何?
「NVMe M.2 SSD」は2.5インチSSDと同じSSDですが2.5インチSSDのようにパッケージングされていません。メモリーのように基板に部品が載っている、まさにPCパーツといった外観。
そんな「NVMe M.2 SSD」に私が一番興味を持った点は2.5インチSSDに比べ転送速度がダントツに速いという点です。
2.5インチSSDはSATAの仕様上6Gbpsが上限。一方、「NVMe M.2 SSD」の転送速度の上限は40Gbps。実に6.5倍です! 40GBは理論値なので実効値はそれほどの差はないとは思いますが、2.5インチSSDに比べかなり早いことは確かです。
早速、「Mac mini」に「NVMe M.2 SSD」の導入が可能か調べました。
「NVMeって何?SSDとは違うの?NVMe、SSD、M.2接続の違い。」
「NVMe、AHCI、M.2など良く分からない人へ向けたSSDの選び方」
「【2019年版】M.2 SSDとは?SATA接続とNVMe接続の違いについてもまとめました」
まず、外付け「NVMe M.2 SSD」は「USB」と「Thunderbolt 3」接続なので「Mac」全般機種に対応なので安心しました。ただし、高速な転送速度を得るには「Thunderbolt 3」が必須です。USB接続の場合は各仕様の上限が「NVMe M.2 SSD」の転送速度の上限になります。つまり、
USB 3.0なら5Gbps
USB 3.1なら10Gbps
USB 3.2 Gen2なら20Gbps
です。
「Mac mini 2014」モデルでは内部基板に直接接続できたのですが、それ以外の「Mac mini」では不可なので外付け接続のみでの対応になります。
外付けの場合「NVMe M.2 SSD」を専用ケースに入れ「Mac」に接続。2.5インチSSD同様の手順ですが、2.5インチSSDよりコンパクトで軽量なのがメリットです。
「NVMe M.2 SSD」導入の意味
「Mac mini 2012」ユーザーならすでに気付いていると思いますが、「Mac mini 2012」のUSB端子はUSB3.0。「Mac mini 2012」を使い続けるなら2.5インチSSDと同じ転送速度なので「NVMe M.2 SSD」にする必然性はありません。
私が「NVMe M.2 SSD」の導入を考えたのは、将来「Mac mini 2018」以降の新機種に買い替えをするからです。
現状の「Mac mini 2012」に仕様に合わせて2.5インチSSDを追加購入してしまうと、新機種に買い替えした際買い直しになり、結果としてムダな出費になってしまいます。
また、最初から1TBの「Mac mini 2018」を購入すれば良いのではと思うかもしれませんが、中古で購入する場合、常に1TB機種があるとは限りません。いや、今まで「Mac mini 2018」をチェックしていて126GB機種や256GB機種はありますが1TB機種は見たことはないです。
このことからも中古で「Mac mini 2018」を希望するなら1TBの容量を別途用意する方が無難です。
「Apple Silicon Mac」について
6月の「WWDC2020」で「Mac」が「Intel」から「ARM」の「Apple Silicon」になるとの発表がありました。ということで、新たに「Apple Silicon」版の「Mac mini」が発売されるまで待つという嬉しい選択肢も増えました。
しかし、「Mac mini」はマイナー機種なので他の機種以上にリリース時期が読めません。開発者向けのマシンとして「Mac mini」がリースされたのでいの一番で発売される可能性もありますし、マイナー機種なので最後の最後とも予想されます。
一方で、初物はトラブルなどの発生する確率が高いので様子見をしたいという気持ちもあります。
いづれにしても、今「NVMe M.2 SSD」を購入するのは「Apple Silicon」版「Mac mini」の購入に変わったとしても有効なのは明らかです。
具体的な「NVMe M.2 SSD」の選定経過については次回レポートします。