8月5日、日本で「Apple」版ストリートビューとも言うべき「Look Around」のサービスが始まりました。
まずは、地域限定でスタート(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、愛知県、大阪府、京都府、奈良県)。
米国で一足先に始まった「Look Around」。日本でのサービス開始を願っていただけに本国に次ぎ2カ国目が日本だったのは嬉しい出来事でした。
でも、先行している「Google」の「ストリートビュー」はもう何年もサービスを提供しているので、追いつくレベルに達するにはしばらくかかるだろうと考えていました。
「Apple」には「マップ.app」のトラウマがありますから(-_-;)
しかし、解像度も動きのスムーズさも「ストリートビュー」よりも上でした。良い意味で予想を裏切りました。
現在「Look Around」は、「iOS」と「iPadOS」だけ、「macOS」の「マップ.app」でのサポートは明言されていません。
「macOS」版の「Look Around」がリリースされたら「ストリートビュー」からは完全に離れることができるので、なる早での対応を期待しています。
修正依頼
さて、ここからが本題です。
早速自宅を「Look Around」で確認したところ、表札がもろに写っていました! 解像度が高いのでハッキリ名前が確認できてしまっています。
「Look Around」は「ストリートビュー」同様、人物の顔や自動車のナンバープレートなどにはぼかしがかかっています。しかし表札は対象外のようです。でも、表札も十分個人情報に該当します。
そこで、告知されていた「Apple」の担当部署にメールで「表札のぼかしを依頼」。日本初リリースなので、私のようにぼかしをかけてもらいたいとの依頼が殺到し対応はかなり遅くなると覚悟していましたが、4日後に依頼受け対応完了メールが届きました。
予想外に早い対応に関心したのですが、表札のぼかしだけを依頼したはずなのに家全体にぼかしが入って驚き! 有名人などが建物を明かしたくない場合にこのような処理を行います。でも、一般の住宅でやったら逆に怪し過ぎるます。
早速、「表札のみ」で再依頼。1ヶ月近く遅れて9月7日に返答がありましたが、その内容がかなり驚きの返答でした。
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「表札のみ」と依頼をしたのに勝手に建物自体をぼかしをした後、建物の一部を加工することと元に戻すことは不可能との返答。
明らかな「Mapsイメージ収集チーム」の不手際を指摘し、元に戻すことを要望したメールを送付しましたが、1ヶ月経過する現在も無視され返答なしです。
一方、「Google Maps」では表札だけのぼかしが可能です。これからも表札のみのぼかしが技術的に不可能なわけではないことがわかります。
また、「Google Maps」の依頼ページにはしっかりと「一度ぼかし加工をしたら復元は不可」と書かれ注意を促しています。
すっかり「Apple」に幻滅!!
1ヶ月経過しても「Mapsイメージ収集チーム」から返答がないので、経過報告を知らせるように要望したメールを送りました。
進展があったら、その都度報告をする予定です。