TS抜きセレクター「ABC-4X」購入! 【接続・設置編】

「ABC-4X」は27日に到着しました。
ところが注文フォームでトラブルがありました。

「ABC-4X」の注文フォームに配送日時指定があったので希望の日時を指定。しかし、指定した時間に届かなかったので問い合わせをしたところ、「ABC-4X」は予約販売のため入荷し発送準備が整ったら出荷との返答でした。
「ABC-4X」の注文フォームはその他の商品と同じシステムのため配送日時指定が表示されてしまうとのこと。
入荷し発送手続きが完了したらメール連絡をすることと表示の改善をする旨の返答がありました。
確かに、通常の注文フォームに日時指定があるのに予約指定の「ABC-4X」だけ日時指定を表示しないようにはシステム上難しいのはわかりますので了解しました。

届いた箱を持ってビックリ!
予想していたのに比べ箱が軽い。また、本体サイズもかなり小さかったです。
私は前機種「AKB-PVR103」と同等の大きさと重さを予想していました。
でも「AKB-PVR103」は3波チューナーを積んでいるのに対して「ABC-4X」は単なるセレクター。大きさも重さもコンパクトになるのは当然です。

「ABC-4X」の設置はそれほど手間はかかりませんでした。何故なら、すでにセレクターで「TT-4K100」と「Apple TV HD」を接続していたからです。
今回は既存のセレクターから「ABC-4X」に代えるだけ。ケーブルなどの接続変更はなかったからとの点が大きかったです。

「ABC-4X」はHDMI入力端子が4つ、出力端子が1つの仕様となっています。
「ABC-4X」のHDMI入力端子にメインの「TT-4K100」の他に「Apple TV HD」を接続しました。まだ2端子が余って今は使う予定はありませんので、少々勿体ない!

新しい接続は下記になります。
以前の接続から「HDMI切替器1」を廃止し「HDMI切替器2」を「ABC-4X」に入れ替えます。
「ABC-4X」の「HDMI入力1」には「TT-4K100」を、「HDMI入力2」には「Apple TV HD」を接続。「ABC-4X」の「HDMI出力」はテレビに接続します。
切替器2台から「ABC-4X」1台になったので接続が簡略化しました。

動作確認

「ABC-4X」本体の電源を入れると最初の画面に

アキバガレージ4X
ABC-4X

と大きく出ます。
これって、少々ウザい!
毎回これを起動時に見なければならないのはかなり辛いとの第一印象…

まず行わなければならいのは「スペシャル機能」をオンにするための作業です。これを行わなければ「ABC-4X」を購入した意味がありません。
リモコンで「7788」を入力し画面左下に「****」が表示されたら「スペシャル機能」がオンになった証拠です。

その後は、通常の初期設定を取説を見て行います。
設定項目はそれ程多くはないし、難しい項目もないのですぐに終わります。

次は「TT-4K100」と「Apple TV HD」の切り替えが問題なく行えるかリモコンでチェックします。
ここで気になったのは切り替えスピードが遅いことです。
リモコンで切り替えボタンを押しても10秒経過しないと本体のディスプレイ表示の入力番号が変わりません。リモコンが効かなかったかと思ったくらいです。
その上でさらに5〜6秒後にテレビ画面が切り替わります。
実際にテレビに画像が映し出されるまでにトータルで20秒ほどかかります。かなりストレスになる切り替えスピードです。

誤解した「ABC-4X」の仕様

いよいよ「TT-4K100」で録画した番組をTS抜き録画にする作業の検証を行いました。

以前使用していたのは「TS抜きチューナー」。「HDMIセレクター」は今回が初めてです。そのため少々勘違いしていた点がありました。それが下記です。

・録画時間はその都度設定が必要
・複数番組の一括録画が不可
・テレビの解像度に依存
・TS抜きアプリ「TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4」時にキャプチャーがない

録画時間をその都度設定しなくてはならない仕様なのが不便です。
初期設定が1時間なので30分番組や1時間番組の場合はそのまま録画ボタンを押してOKです。
しかし私の録画のメインとなるサッカー中継の場合、その都度「情報」の「i」ボタンを押して2時間を指定する必要があります。
さたに、録画が終了した時点で録画時間は初期設定の1時間に戻ってしまうので続けてサッカー中継を録画する場合でも再度情報「i」ボタンから2時間を指定しなくてはなりません。
地味に面倒。ユーザーの希望時間に固定する仕様にして欲しいところです。

私は「ABC-4X」側から「TT-4K100」の録画リストの一覧が表示でき、複数番組を一度に選択でき録画できると考えていました。
でも実際は、「ABC-4X」のHDDへの録画には「TT-4K100」録画をひとつづつ再生し録画しなくてはいけない仕様でした。
複数選択できるのなら寝る前に一括指定することで起床時には「ABC-4X」のHDDへの録画があらかた片づいて手間がかからないと思っていましたが、この方法ができないとなると「ABC-4X」側のHDD録画には想定以上に手間がかかります。

「ABC-4X」で録画したのを再生したら録画した番組が1,280pix×720pixでした。
あれっ? 何で1,920pix×1,080pixでないの? と思いました。
さらに、「ABC-4X」で録画したHDDを「Mac mini」内の「Parallels Desktop」の「Windows 10」内の動画編集ソフトウェア「TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4」でCM抜き作業を行おうとしたところ、フレーム表示がありませんでした。
これは「ABC-4X」のTS抜き録画がテレビ画面のキャプチャーのためなのでしょうか。
「AKB-PVR103」で録画したTS抜き画像は「TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4」でフレーム表示があったのでCMカットなどがやりやすかったのに、このままではCMカットなどの作業がやりにくいのを実感しました。

録画解像度とCMカットのためのフレーム非表示は、かなり大きなデメリットです。どのように判断しても私の使用環境では「ABC-4X」を使うメリットが見えません
今後、テレビ録画のTS抜き作業とどのようにするか検討したいと思います。

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