4年半ぶりWebサイトのデザイン変更を実施!【テーマを「THE THOR」に決定編】

当ブログ「monk himself」のデザイン変更をしました。
初めて「WordPress」でのテーマ変更でした。終わった感想は、
面倒くさかった…
です(^.^;)

手間がかかる「WordPress」のテーマ変更

面倒くさかった理由は単純。
別途ローカル環境を構築してテストをしなければならないからです。

手打ちでHTML+CSSで構築している場合、本番環境のサーバー上で新しいデザインをテストすることができました。
例えば、トップページが「index.html」なら新しいデザインのファイル名を「index_01.html」、CSSも「style_01.css」として置けば同じサーバー環境で本番環境に影響を与えず思う存分テストができます。完成したらフォイル名を「index_01.html」から「index.html」にリネームすればOK。
一方、「WordPress」は多くのファイルを用いてWebサイトを構築しデータベースも利用しているためこの方法は使えません。手打ちで構築したWebサイトのリニューアルを経験していると「WordPress」のデザイン変更は面倒くさい作業としか感じられません。
でも、4年半前に「WordPress」に移行してしまったので面倒くさい「WordPress」のテーマ変更の作業を行うしかありません。

「WordPress」のテーマ変更を経験したことがないユーザーは、該当するテーマの有効化ボタンの切り替えでOKと思っているはずです。確かに理屈上はそうです。しかし、実際は前テーマの仕様やカスタマイズなどが影響し何の準備もしないでテーマを切り替えるとレイアウトが崩れたり、最悪真っ白なページになることもあります。
このため別途ローカル環境を構築し、そこで不具合を改修し本番環境に適用するのが確実な方法です。

今回その面倒くさい「WordPress」のテーマ変更を行ったので、その顛末を数回にわけてレポートします。「WordPress」のテーマ変更を考えている方の参考になれば嬉しいです。
第1回目は、テーマの決定までの経緯をレポートします。

新しいテーマは「THE THOR」

以前の「albatros」テーマの当Webサイトのトップページ

今まで使っていた「albatros」に大きな不満はありませんでした。変更したのは「albatros」への不満ではなく、同じデザインで既に3年ほど使用しているのでそろそろデザイン変更をしたくなってきたのが理由です。「albatros」上のカスタマイズだけでは変化に限界があります。そこで、新しいテーマを採用し大幅にデザイン変更をしようと考えたわけです。

検討したのは「THE THOR」「AFFINGER5」「DIVER」「SANGO」「JIN」等々。これらは最近の「WordPress」の比較で必ず出る評価が高い有料テーマです。
いずれも「SEOに強い」、「洗練されたデザイン」などを謳っていますので選ぶには迷うところです。結局どれを採用するかは、自分のブログに合うか否かが判断基準となります。
比較したテーマのいくつかは以前別のWebサイトを構築する際に検討しました。それ以外のテーマは初めてだったのでデモサイトを見て検討し、その結果今回私が「monk himself」に採用したのが「THE THOR」です。価格は16,280円(税込)。今まで使っていた「albatros」が約1万円だったので1.5倍ほどのコストアップになりました。

採用の理由

「THE THOR」紹介トップページ

「THE THOR」にした理由はもちろん、「THE THOR」が私の希望するデザインに近かったことですが、それ以外に「THE THOR」がリリースからまだ2年ほどで検討した有料テーマの中でも最新のSEOや高速な表示スピード、自由度の高さが気に入ったのがポイントです。
最新の仕様やカスタマイズの自由度が高ければ陳腐化する期間も長くなり、結局コストパフォーマンスにつながります。

また、「THE THOR」は9つのデザインの中から好きなデザインが選べる(「着せ替え」と呼ばれています)特徴があります。
通常はひとつのテーマにはひとつのデザインしかありません。そのデザインに満足しない場合はカスタマイズするわけです。でもその範囲は限定されています。
ところが、「THE THOR」はデザインが9種類も用意されているので、しばらく経過してテーマを変更したくなってもその9種類の中から選べます。通常なら別のテーマを購入しないといけないところ、「着せ替え」で対応できるのも「THE THOR」の売りです。

「THE THOR」9種類の着せ替えスタイル

とは言いながら一般的なブログに9種類すべて使えるかというとそうでもありません。一般的なブログなら選択肢は3〜4種類くらい(02、03、04、05)に絞り込まれます。それでもひとつ選択肢がない一般的な有料テーマよりも十分嬉しいポイントです。
ブログ以外には企業商品Webサイトや口コミECサイトなどに適している着せ替えデザインがあります。企業webサイトではいろいろなデザインが必要になります。その場合も「THE THOR」なら「着せ替え」で対応でき手間、コストの削減になるので企業ユーザーのニーズも高いのではないでしょうか。

ただし、「THE THOR」の購入は開発している「FIT株式会社」の自社サイト内ではなく「株式会社ファーストペンギン」の決済サイト「infotop」を使っています。
ここは会員登録をしないと購入できません。会員登録しなくても購入できる決済サイトがある中で「会員登録必須」は少々面倒で億劫です。まして定期的に使う予定がない決済サイトに個人情報を入力するには抵抗がある人もいると思うのが正直な感想です。
この辺りは一般的なブログユーザーの気持ちをくみ取り「FIT株式会社」には改善して欲しい点です。

まとめ

そもそも当Webサイト「monk himself」は4年半前、それまでの手打ちでのHTML+CSS構築から「WordPress」を用いたMySQLシステムに全面的に移行
「WordPress」には無料、有料を含め星の数ほどテーマがリリースされています。
「無料テーマがあるのにわざわざ有料テーマを選択する必然性があるの?」と最初は思いました。

でも、無料テーマは無料ゆえ開発者のサポートは基本的にありません。そのまま使うなら良いですが少々のデザイン変更でもする場合、自分自身でソースコードを書き換えする必要があります。
自分でHTMLを組んだwebサイトならカスタマイズも簡単です。しかし、「WordPress」はデータベースを使ってファイル構成も複雑。1か所の変更をするのに複数のファイルの書き直しが必要です。まして自分以外が構築したとなるとカスタマイズするのはかなり困難。プログラムに詳しくないなら止めた方がよい作業です。

その点、有料のテーマはカスタマイズに柔軟に対応しているのが一般的。メインカラーの変更やサブメニューの左右の移動、表示の有無などがボタンひとつで変更できます。カスタマイズ性が高いということは同じテーマを使っていてもオリジナリティが出しやすいということです。
また、開発者(開発会社)のサポートもあるので疑問点があっても問い合わせすることで迅速に解決できます。
無料テーマでのカスタマイズに四苦八苦して何時間も何日も時間を費やすことを考えたら、お金を払うことで時間を買うのは十分合理的な考え方です。
ソースコードを書くのが楽しい人は別ですが、ほとんどの人はブログ記事を書くのが目的。それなら有料テーマにする方が賢い選択です。

今回は購入に至った経緯をレポートしました。
次回は、購入とその後のローカル環境の構築についてアップします。