やっと「パルスオキシメータ」が購入できた!

「株式会社ちゃいなび」の「パルスオキシメーター」

政府の無策で「COVID-19」の収束が見えない状況が1年続いている日本国内。
現在、病床不足により陽性反応が出ても軽症だとホテル隔離ではなく自宅隔離になっている自治体が多くあります。自宅隔離の場合、医療従事者がいないため急性の症状悪化の場合対処できなく死亡する悲しい事例も見掛けます。
このような事例があり、政府が信用できない状況では、自分自身や家族の安心・安全は自ら確保する手段を構築するしかありません

「パルスオキシメータ」とは

そのひとつの手段として今回私は「パルスオキシメータ」を購入しました。
注意する点は、「パルスオキシメータ」で「COVID-19」の感染判断はできません(感染を判断するのはPCR検査)。しかし、「COVID-19」に伴う急性呼吸不全が発生し「動脈血酸素飽和度(SpO2)」に急激な低下を起こした場合、「パルスオキシメータ」があれば症状を発見し、緊急入院などの対処をすることが可能です。
事実、「パルスオキシメータ」で「動脈血酸素飽和度」の数値が悪化したのを家族が把握し、救急車で病院に行き手遅れにならならず一命を取り留めたケースも報告されています。

「動脈血酸素飽和度機能」は、昨年9月に発売された「Apple Watch Series 6」に「血中酸素濃度」という名称で搭載されたので聞いたことがある人が多いはず。私の購入したのは前モデル「Series 5」なので残念ながら「血中酸素濃度機能」は搭載されていません。
なので、私の環境で「動脈血酸素飽和度」を測定したければ「Apple Watch Series 6」に買い替えるか、「パルスオキシメータ」を購入する必要があります。
「Series 5」は購入してまだ1年しか経過していませんので、新たに47,000円を払って新規で「Series 6」を購入するのは現実的ではありません。
また、「Series 6」を購入しても「動脈血酸素飽和度」を測定できるのは装着している本人だけですが、「パルスオキシメータ」なら家族を含め不特定多数を測定対象にできます。そこで私は「パルスオキシメータ」の購入を考えました。

なお、「パルスオキシメータ」の詳しい説明のWebサイトを下記にリンクします。参考にしてください。

供給が間に合わず在庫不足が続く

「COVID-19」に伴う急性呼吸不全を自宅で検知できるので感染拡大した昨年の春辺りから「パルスオキシメータ」はどこでも品切れ状態
そのような中でも「Amazon」で販売されている2,000円台からの中華系「パルスオキシメータ」は在庫ありです。日本メーカー製で医療機器認定の「パルスオキシメータ」は1万円前後するので格安。でも、その格安「パルスオキシメータ」の測定値ってはたして正しく信用に値するのか疑問です。
測定機器は必ず出荷前に校正し数値の誤差を調整します。しかし、格安中華系「パルスオキシメータ」が正しく校正作業を行っているとは思えません。単なる家電製品のひとつとして出荷しているのではないでしょうか。
肝心な時に測定数値が間違っていたら命に係わります。安かろう悪かろうで済む問題ではありません。このため、いくら在庫ありでも格安中華系「パルスオキシメータ」は購入しようとは思いませんでした。

医療機器認証の商品を選択

「サクラチェッカー」でサクラ度0%を確認
「サクラチェッカー」でサクラ度0%を確認

「Amazon」では日本メーカー製で医療機器認証を得た商品はどれも入荷未定です。そのような中で何点かピックアップ。
価格や「サクラチェッカー」でのチェックの結果、「株式会社ちゃいなび」の「パルスオキシメーター 血中酸素濃度計 医療機器認証 国内検査済み ポーチ付 ブラック MD300CN350」を購入候補にしました。価格は7,480円(税込)です。「サクラチェッカー」での「さくら度」はゼロ!
定期的にチェックし在庫確認していたある日、外出先で在庫が復活したのを確認したので帰宅後に購入しようとしたら既に売り切れとなっていたこともありました… そのような経緯を経て2月23日やっと購入に至りました。

日本メーカー製で医療機器認証を得た「パルスオキシメーター」
日本メーカー製で医療機器認証を得た「パルスオキシメーター」
同梱されていた内容物一式。医療機器の説明書もある
同梱されていた内容物一式。医療機器の説明書もある

「ちゃいなび」の「パルスオキシメーター」は「Amazon」の倉庫直送でなく販売店からの配送。このため19日購入手続きをしたのに到着予定は1週間後の26日となっていました。急ぐ状況ではないし、のんびりと待つことにしました。
ところが、22日に佐川急便から荷物が届いたのです。佐川急便の配達の買い物はなかったが、と送付先を見たら「ちゃいなび」と記載してありました。そう、26日到着予定の「パルスオキシメータ」が4日も早く到着したのです。早く届いたので文句は言えませんが、今時到着予定日がこれだけずれるのも珍しいですね(^_^)

検査機器がある安心感

パッケージには一般的な取説の他に特定保守管理医療機器の説明書も同梱されていました。
「MD300CN350」で測定できるのは、

・動脈血酸素飽和度(%SpO2)
・脈拍数(PRbpm)
・灌流指標(PI%)
・脈波波形表示
・脈波レベルメーター

です。「動脈血酸素飽和度」以外の「脈拍数」や「灌流指標」は補助指数。やはり「動脈血酸素飽和度」がメインです。

「パルスオキシメーター」本体
「パルスオキシメーター」本体
「パルスオキシメーター」初めての測定。正常値!
「パルスオキシメーター」初めての測定。正常値!

「パルスオキシメータ」の使用方法は難しいものではありません。
指を「パルスオキシメータ」にはさみスイッチをオンするだけ。しばらくすると数値が表示されるのでその数値で正常か否かを判断します。「動脈血酸素飽和度」の正常値は100〜95%。95%以下、特に安静時に90%を切ると危険範囲です。
通常90%を下回ると息苦しさを感じるのですが、「COVID-19」に感染していると90%以下になっても自覚症状がありません。これが「COVID-19」の怖いところ。そして突然呼吸不全に陥ります。呼吸不全に陥った時点で医療機関による緊急治療が必要になります。しかし自宅隔離だと治療が遅れるので、死に至る可能性が高くなります。そのため、海外では自宅隔離ではなく医師が常駐できるホテルなどでの隔離が当たり前な対応です。日本の常識は世界の非常識!

さて、テストを兼ねて早速測定しました。
息苦しさを感じる体調ではないとはいいながら感染していると自覚症状がないので少々心配しながら測定。幸い、測定値は97%、脈拍数は65回の正常値だったので安心しました。

「パルスオキシメータ」を携帯したり使用したりしないのが正常な日常です。しかし、それまでには数年はかかることを覚悟しておかなければなりません。
そのためにも、その期間の検査機器のひとつとして「パルスオキシメータ」が近くにあるのは大きな安心につながります