「Mac mini(M1 2020)」を「整備済製品」で購入!【スピードテスト編】

「Disk Speed Test」によるスピードチェック

前回レポートしたように外付け「M.2 NVMe SSD」を「Thunderbolt 3」ケースにして運用し始めました。
そこで今回は、「USB 3.1 Gen 2」、「Thunderbolt 3」、「M1 Mac mini」本体でのスピードチェックの結果をレポートします。

測定実測値

仕様上からも「M1 Mac mini」本体>「Thunderbolt 3」>「USB 3.1 Gen 2」になるのは当然。問題は各々どの位の実測値を出しているかです。
「USB 3.1 Gen 2」は公称最大スピードが10Gbps、一方「Thunderbolt 3」は40Gbpsです。さて実測値はどうか?
期待して測定しました。その結果は、下記の通りとなりました。

「USB 3.1 Gen 2」では500MB/s超止まり
「USB 3.1 Gen 2」では500MB/s超止まり
さすが「Thunderbolt 3」接続は速い!
さすが「Thunderbolt 3」接続は速い!

「USB 3.1 Gen 2」では読み込み・書き込み共500MB/S超が限度でしたが「Thunderbolt 3」では1,800MB/sと3.6倍と高速になっています!
「Crucial SSD P2シリーズ」の仕様上の最大速度が読み込み2,400MB/s、書き込み1,900MB/sなので、実測でこの数値なら満足できる範囲でしょう。

「M1 Mac mini」本体のスピードチェック
「M1 Mac mini」本体のスピードチェック

なお、「M1 Mac mini」本体でのスピードは読み込み2,800MB/s、書き込み2,200MB/sなので、やはり外付け「M.2 NVMe SSD」からだとかなりのスピード低下が見られることが実証されました。でも、読み込み2,800MB/sと1,800MB/s、書き込み2,200MB/sと1,700MB/sの違いが通常使用の体感でわかるかと言ったら、ほとんどわからないと言います。
それなら、「Apple Store」で1TBにすると44,000円(税込)アップしてしまうのを抑えることができる外付け「M.2 NVMe SSD」利用の方が賢い選択です。
また、現在主流の「M.2 NVMe SSD」は「PCle3.0×4」ですが、次期主力商品になる「PCle4.0×4」だとスペックが2倍になります。「M1 Mac mini」本体を買い替えないでもスペックアップする楽しみもあります。

まとめ

各々のスピードチェックをした上での感想です。

「M1 Mac」は「爆速!爆速!」とブログなどで高い評価を得ています。私もその評価を読んで期待をしていました。しかし正直、期待した程ではありませんでした。
「M1 Mac mini」の前に使っていたのが9年前の「Mac mini 2012」なので、ソフトウェアを立ち上げる時の待ち時間、重いデータを保存する時に現れていたレインボーカーソルなどがなくなり作業が迅速に行えるようになったのは確かです。でも、「YouTuber」のように4K動画編集や「Adobe」系で重たい作業もしない現在の私の使い方では「今までが遅かっただけで通常のスピードを得ただけ」との印象です。
同様に、一般のユーザーが日常使う範囲と思われる「YouTube」などの動画閲覧、テキスト入力や「写真.app」への画像取り込みくらいなら「感動するほどのスピードアップ!」はないと断言できます。そもそも、「爆速!爆速!」と言っている人気「YouTuber」のような4K動画編集を毎日行うユーザーなんて「M1 Mac」購入者の1割もいないでしょう。その少ないユーザーの声だけを信じるのは危険です。
逆に言えば、軽い作業しかしていない「Mac」ユーザーなら「M1 Mac」を購入せず数年前の「Intel Mac」を使用していてもその差はわずかなのでそのまま使い続けるのも十分アリです。

でも、私のように10年近く前の機種なら「M1 Mac」に買い替えた方が快適なのは間違いありません。「Mac mini 2012」+「macOS Catalina」+2.5インチSSD環境では軽い作業でもレインボーカーソルが出まくりでした。「M1 Mac mini」に買い替えで快適な作業環境になりました。
さて、今度私が「Mac」を買い替える時には「M○ Mac」になっているのでしょうか?