「Apple TV+」1年間無料キャンペーンに登録できず

「Apple TV+」の1年間無料キャンペーン適用

「Apple」は今、新規に「Apple」製品を購入すると(「Mac」含めほとんどが対象)「Apple TV+」が1年間無料になるキャンペーンを行っています。
私が「M1 Mac mini」を購入する前「Appleサポート」に確認したところ「整備済製品」も対象機種との返答を受けました。

「M1 Mac mini」のセッティングが一通り終わったので「Apple TV+」1年間無料登録の手続きを行うことにしました。
「Apple TV+」に特別観たい映画があったり興味があったわけではありません。ただ、無料なら手続きをして観られる環境にしておくのに何のデメリットもありません。
この1年間無料キャンペーンは対象機種購入後90日間以内に手続きをしないと資格が消滅してしまいます。
「M1 Mac mini」購入して1ヵ月程。まだ2か月程期間はありますが、時間が経つと忘れるので、このタイミングで手続きを始めました。

「Apple TV+」が7日間無料キャンペーン適用にしかならない
「Apple TV+」が7日間無料キャンペーン適用にしかならない

ところが「Apple TV+」のトップページを開いても「7日間無料」となったままです。情報によると対象機種購入のApple IDユーザーの場合、ここの表示が「1年間無料」となっているはずです。
いろいろとWebサイトで情報収集をしましたが解決策が見つかりません。そこで、「Appleサポート」に電話し設定方法などに間違いがないかを聞くことにしました。

「Appleサポート」の対応

「Appleサポート」では「iCloud」のオン・オフなど設定の確認を行いました。ところが、いずれも私が設定した方法に間違いはなく解決には至りません

次に「Appleサポート」担当者が提案してのが「macOS Big Sur」のバージョンを最新にして欲しいとのことでした。
メーカーサポートに問い合わせすると必ず出るのが「最新バージョンにする」です。その最新バージョンがリリースされる前から症状が発生していても、最新バージョンにすると解消するというような言い方をサポート担当者はします。
そして、多くの場合最新バージョンにしても解消しません。そもそも、アップデート内容に該当事例が掲載されていないので解消しないのは当然。

今回も同じでした。担当者は最新バージョンにアップデートしないと解決方法にたどり着けないと言います。
そこで、この症状は前のバージョンが最新の時に発生したこと。「Appleサポート」に電話するまでに時間がかかり、その間に最新バージョンがリリースされただけ。なので、前バージョン時にも解決方法があったはず。それを提示して欲しいと要望しました。

この後、担当者がスペシャリスト(上司)に担当が代わり新たな解決策を調べ始めました。そのスペシャリストが提示した解決策で問題が解消!
その原因が驚きでした!

その原因は「整備済製品」だったことです!

「??」ですよね。「意味がわからない!」という反応になると思います。私もそうでした。でも、そこには深い理由がありました。
私が購入したのが「整備済製品」だったことは「Appleサポート」担当者にも最初に言いました。スペシャリストは「M1 Mac mini」のシリアルナンバーを聞きました。「Apple TV+」のソフトウェア上か設定の問題と思っていたのでハード側の情報を聞かれたのが不思議でした。しかし、設定などを見直しして間違いがないのでスペシャリストは思い当たる点があったのでしょう。
そのシリアルナンバーをチェックし、理由を説明してくれました。

やっと「Apple TV+」の1年間無料キャンペーンが適用になった
やっと「Apple TV+」の1年間無料キャンペーンが適用になった

それによると、私が購入した「M1 Mac mini」が、最初の購入から90日が経過していたということです。上記に記したように「Apple TV+」の1年間無料キャンペーンは購入から90日間です。
私が購入したのは「整備済製品」です。本当なら「整備済製品」購入日から90日間をカウントしなければいけないのに、最初の購入者が購入した日が90日間の始まりになっていたとのことです。このため90日間を超過したため「Apple TV+」の1年間無料の対象から外れてしまっていたとのことでした。通常なら「整備済製品」となった時点でシリアルナンバーがリセットされなければならないのにそれがなされていなかったようです。
正直、「整備済製品」のシリアルナンバーのリセットなんて「Apple」くらいの企業ならシステムとして自動化されているはず。なのに何故リセットされなかったのでしょうか? 「Apple大丈夫か?」といった感じです。

今回は、「M1 Mac mini」の購入日をリセットするのではなく「Appleサポート」からコードを発行してもらい、それを「Apple TV+」の登録画面に入力し「1年間無料」対応としました。
これで、無事解決です。

まとめ

「Apple TV+」が2022年6月5日まで無料になった!
「Apple TV+」が2022年6月5日まで無料になった!

今回の「Appleサポート」のスペシャリストの対応をみていると「整備済製品」が最初の購入日がセットされてしまう事例はレアーケースではなくそれなりに発生していると感じました。それなら、その情報が「Appleサポート」担当者すべてに共有されていなくてはなりません。でも、最初の担当者が最新のバージョンにアップするということからもわかるように、実際は共有されていませんでした。そうなると「Appleサポート」の組織の不備になります。

「Appleサポート」担当者は、親切な言葉遣いで長時間対応してくれるのは良いのですが、必ずしも迅速で適切な解決策を提示できるかというと疑問符が付きます。
私は何回か「Appleサポート」に電話していますが、今回のように1回で解決するのは珍しく、多くは電話口では解決しないことが多いです。
まぁ、昔の「Apple」のようにサポートがないに等しいよりはマシですが…