TS抜きチューナー「アキバチューナー・AKB-PVR103」が逝ってしまって以降不自由していたTS抜きテレビ録画、およびCMカット問題が「やっと解決した!」と言える状況に到達しました。
解決になったのは「画面キャプチャーボード」の採用です!
「AKB-PVR103」の後継機種としてTS抜きセレクター「ABC-4X」を購入したことは既に報告しました。
今回は、それ以降の悪戦苦闘の顛末を記します。
TS抜きセレクター「ABC-4X」ではフルHDデータがHDデータに…
「ABC-4X」はチューナーではなくセレクター。なので「AKB-PVR103」のようにテレビ番組をTS抜きで録画保存することはできません。
東芝の「TT-4K100」でTS付きノーマル録画をした上で改めて「ABC-4X」経由で再生しTS抜き録画作業を行う必要があります。このため、「AKB-PVR103」時の録画に比べ大幅に手間がかかります。
手間がかかるだけなら良かったのですが、実際に「ABC-4X」で録画作業を行ったところ満足する録画データが得られませんでした。具体的には、「TT-4K100」でテレビ録画したデータがフルHD(ハイビジョン)「1,920pix×1,080pix」なのに「ABC-4X」でTS抜きにすると何故か「1,280pix×720pix」になってしまいます。
「ABC-4X」の仕様では「1,080p/30Hz、1,080i/60Hz」対応となっています。
何故??
「ABC-4X」購入から約1年間経過しましたが原因が判明できません。
その間もサッカー日本代表戦を中心にテレビ録画をしていたので録画データもHDDに1.5TB分溜まりました。そろそろテレビ録画データを整理しないとマズイ状態です。
ここで決断! これ以上「ABC-4X」での解決策を探っても無駄と判断、別の方法を探すことにしました。35,000円も出して購入しましたが結局無駄金となりました…
解決策として「画面キャプチャーボード」を採用
そして、いろいろと調べてたどり着いたのが「画面キャプチャーボード」!
これが正解でした。
「画面キャプチャーボード」というのは、ゲーム録画やゲーム中継、最近では「ZOOM」の画面録画などに使う時に利用する周辺機器とのこと。私の使用環境ではまったく必要なかったのでこのような用途の周辺機器があることを今まで知りませんでした。
ゲームの画面録画できるなら録画したテレビ番組も画面録画できるはずと予想しました。そもそも「ABC-4X」も画面再生をして録画データとしているので考え方は同じです。
Webサイトで調べましたが、テレビ番組の画面録画なんてレアな事例なので該当するような記載は見つかりません。でも、仕様面から推測すると可能性は十分。そこで、「画面キャプチャーボード」の購入を決断! 最初に記述したように、この決断は正解でした。
選択したのは「BOSTIN」
「画面キャプチャーボード」購入を決めましたが、何しろ予備知識がまったくないので機種の選定に苦労しました。
「画面キャプチャーボード」の価格を「Amazon」で調べると「中華系」の機種が数千円から出ていますが、解像度が低かったり動作が安定しないなど評価はイマイチ。「Amazon」でのレビューやブログで評価が高いのは1万円から2.5万円ほどの機種です。
また、私の場合「M1 Mac」に対応していないとNGなので、その点での確認も必須。レビューやブログなどで「Mac対応」との記載はあっても、私が使用している「ARM版」の「Mac」に対応しているとの記載は見つかりません。
なので、「Mac対応」の中で運を天に任せ選びました。そのため実動作させるまで不安だったのが正直な感想です。
以上のような状況の中で私が選択したのが「BOSTIN」。キャンペーン中だったので価格が10,199 円(税込)でした。
「BOSTIN」選択の際に比較検討したのが、「Elgato」の「HD60 S」と「Basicolor」の「HSV321」です。
「Elgato」は「YouTube」でゲーム配信などを行っている「YouTuber」に評価が高い機種。しかし、価格が「BOSTIN」の倍ほどしたのでNGとしました。
「Basicolor」も評価は高い一方価格は「BOSTIN」よりも安く約8,000円(税込)。「Basicolor」でも十分選択可能でしたが「Mac」対応に関して情報が少なく少々不安要因があったのと、デザイン的に「BOSTIN」の方が気に入ったので見送りました。
開封チェック
届いた「BOSTIN」をチェック。同梱物には、日本語マニュアル、USB Type-C to USB 3.0ケーブル、USB Type-C to USB Type-Cケーブル、HDMI 2.0ケーブルが入っています。必要なケーブル類がすべて揃っているのは嬉しい点です。日本語マニュアルは、少々怪しい翻訳個所がありますが24ページもあり「Windows」、「Mac」別々で説明されていてかなり親切との印象を持ちました。
「Amazon」のレビューでは「macOS 10.14以降対応不可」とあったので心配しました。しかし、私が購入したマニュアルには
最新のmacOS 10.15を推奨
と記載されていたので、ソフトウェアでアップデートしたようです。
長くなったので設定や実使用については次回レポートします。