この度、「iPhone 11 Pro」の「未使用品」を購入しました。
現行の「iPhone X」に不満を感じてはいなかったので買替えの予定はありませんでした。買替えは「『iPhone X』が動作しなくなった時」と考えていました。
それなのに何故急遽購入に至ったかの経緯をレポートします。
脱獄可能上限のバージョン「iOS14.8」の提供期限が残り僅か
その考えが覆ったのは脱獄ツールの開発の現状です。
切っ掛けは脱獄に関しての情報をアップしているSANTAさんの「【今だけ!!】SHSH不要で「iOS 14.8」へのアップデートがまだギリギリ可能!遅延OTAアップデートをする方法」の記事です。
現在の脱獄可能は「iOS11~14」までで「iOS15.x」はNG。ただし、「iOS11~14」とは言っても「Apple」から脱獄に必要なSHSHの提供が終わっているので所持している「iPhone」のSHSHを保持しているとの制限が付きます。新しい「iPhone」を購入するということは希望するSHSHがないことを意味します。
しかし、SANTAさんの記事で「iOS14.8」に関してはSHSHがなくても「遅延OTAアップデート」という裏技的手法で脱獄可能とのことです。ただし「遅延OTAアップデート」は正式SHSH提供が終了して90日間ほどなので期限は2022年1月9日頃が予想されています。それを過ぎるとSHSHがない「iPhone」での脱獄はすべてNGになります。
「『iOS14.3』脱獄環境をアップデートできず…」で記したように、「iPhone X」の脱獄環境の上限は「iOS14.3」。さらに、今後も「iPhone X」の脱獄環境は「iOS14.3」からのアップデートはない公算が大です。当初の予定通り「iPhone X」が起動しなくなった後に買替えをした際にはたして脱獄ツールが提供されている確証はありません。
今までの脱獄ツールの開発経緯からすれば1年後なら「iOS 15.x」の脱獄ツールも提供されるでしょう。でも、もしかすると「iPhone X」が起動しなくなるのは1か月後かもしれません。そうなったら「遅延OTAアップデート」での「iOS14.8」脱獄可能期間は過ぎ、かつ「iOS 15.x」の脱獄ツールにない状態。つまり、新しい「iPhone」を購入しても半年間ほど入獄環境で過ごさねばならないかもしれません。
ならば、「iOS14.8」での脱獄が可能な1月9日までに「iPhone X」に代わる新しい「iPhone」を購入してしまうのも脱獄囚としてはアリ、と考えました。
脱獄可能機種の選定
このように考え、現時点で買い替えすると具体的にどの機種にするか決定しなくてはなりません。脱獄を前提に選定するので対象機種は「A12チップ」と「A13チップ」限定です。
「A12チップ」機種とは2018年9月発売の「iPhone XS」シリーズ、「A13チップ」機種とは2019年9月発売の「iPhone 11」シリーズ。最新機種が「iPhone 13」シリーズなので「iPhone XS」シリーズ、「iPhone 11」シリーズでの購入というと中古購入になります。
私が中古で「iPhone」購入の時には「未使用品」が必須条件です。
何故なら、汚い使い方をしていたユーザーの端末は使いたくないから。例えば、ピザやチキンナゲットなど油まみれの食べ物を手で食べ、そのベタベタの手でスマホを使っている人や、トイレ中や終わってから手を洗わずスマホを触っている人を見かけます。そのような使用履歴のスマホはいくら安くても気持ち悪くて購入する気にはなりません。。
中古ショップでは販売前に消毒しキレイにしていますがそれでも気になるので、「メルカリ」など個人売買は論外です。以上を前提として考えると、多少高くなっても中古ショップでの「未使用品」が必須の選択になります。
「iPhone」は中古ショップでの在庫は豊富。しかし、未使用品に限定した場合、現在「iPhone XS」シリーズの未使用品はほとんど出て来ません。「iPhone XS」シリーズは発売開始から3年半も経過しているので当然といえば当然。なので、現実的に未使用品の購入は「iPhone 11」シリーズ一択。とは言いながら「iPhone 11」シリーズも2年半経過しているのでそれほど豊富ではないようです。
「iPhone 11」シリーズの3機種からの選択
「iPhone 11」シリーズには「iPhone 11」、「iPhone 11 Pro」、「iPhone 11 Pro Max」の3機種ありますが、買替えに際して私が譲れないポイントがあります。それは、
・望遠レンズ付き
・5.8インチ画面
の2点です。
望遠レンズ付き
IT系メディアでは「iPhone 11」シリーズで初めて搭載された「超広角レンズ」で盛り上がっていました。でも、私的に必須なのは「望遠レンズ」。
過去の「iPhone」のカメラで不満だったのが望遠機能がないことでした。このため望遠が必要と思われるシーンではコンデジを持ち出していました。しかし、「iPhone X」で望遠レンズが付いたことで日常使いでコンデジを持ち出すことはなくなり、「iPhone X」1台で快適な撮影環境が得られるようになりました。ホント、望遠レンズ様々です!
一方、過去に日常使いで「超広角」が欲しくなるシーンってありません。なので、IT系ライターが超広角を何故絶賛したのか疑問しかありません。まぁ、「Apple」に忖度しているライターがたくさんいますから、その流れの記事として読めば理解できますね。
むしろ、「iPhone 11 Pro」以降超広角レンズが付いたことで「iPhone」の背面をカメラが多くのスペースを占め醜い存在感を示して最悪なデザインになっているとしか感じられません。
私的には、超広角を撤去し広角と望遠だけにし、カメラの存在感を小さくした背面の機種を望んでいます。しかし、「Apple」は「iPhone 11」シリーズより「iPhone 12」シリーズ、「iPhone 13」シリーズでより一層カメラの存在感が強調されるデザインになったので、残念ながら今後も私の希望の方向性には進まないでしょう。
筐体の最小化
私はスマホは片手操作できる大きさが正義と考えています。
つまり、初代「iPhone SE」の4インチまでが最適です。でも、初代「iPhone SE」と同サイズの機種がなくなったので、前回購入時には仕方なく「iPhone X」の5.9インチにしました。しかし、使い勝手からするとやはり大き過ぎる感は今でもあります。なので、もうこれ以上画面サイズを大きくしたくはありません。
選択機種は「iPhone 11 Pro」
以上の2点を考慮すると選択肢は「iPhone 11 Pro」しかありません。
「iPhone 11 Pro」の画面サイズは「iPhone X」と同じ5.9インチ、望遠レンズも付いています。筐体を比較すると「iPhone 11 Pro」は「iPhone X」よりサイズ、重量とも少しずつ大きく、重くなっています。しかし、「iPhone 11」、「iPhone 11 Pro Max」ではもっと大きく、重くなっているので「iPhone 11 Pro」我慢するしかないとの結論になります。
「じゃんぱら」で在庫確認
SANTAさんの記事を見て、買い替えを決断。その後、早速「iPhone 11 Pro」の未使用品をチェックしたところ、中古ショップで最安だったのが「じゃんぱら」でした。「イオシス」が84,800円(税込)のところ「じゃんぱら」は77,980円(税込)と6,820円もの差がありました。「じゃんぱら」は「iPhone X」や「iPad 2018」とこのところ私の未使用品購入の実績がある中古ショップ。私の中では信頼感がある中古ショップとの認識です。
年末時点で在庫があったのは「じゃんぱら・新橋店」の1台のみでした。そこで、年明け店舗営業初日の2日開店と同時に来店。無事購入しました。
「iPhone 11 Pro」で登場した特色の「ミッドナイトグリーン」が欲しかったのですが、残念ながら在庫は「ゴールド」。「ミッドナイトグリーン」が出てくるのを待っている時間はありませんので、「ゴールド 64GB」を購入。
それにしても、2年半も前の機種なのに8万円近くするって「iPhone」って、やはり商品価値が落ちないと改めて実感。「Android」機なら2年半も過ぎたら二束三文なはずです。
でも、売る時には嬉しいですが、買う時には「もっと安かったら嬉しいのに」と思ったのは内緒…
さぁ、帰って早速「iOS 14.8」へアップデートです!
【追記(2022/01/09記)】
本日9日、予想された通り90日間の期間が経過したので「遅延OTAアップデート」が終了。これにより「iOS14.8」のダウンロードが不可となりました。
SHSHを保存していない脱獄囚は「iOS15.x」の脱獄ツールがリリースされるまで待つことになります。