「iOS 14.8」のアップデートに苦戦【「iPhone 11 Pro」購入】

「iPhone X」(左)と「iPhone 11 Pro」(右)

中古ショップ「じゃんぱら」で「iPhone 11 Pro」を無事購入!
まずしなければならないのが「iOS 14.8」へのアップデート。アップデートできるのが2022年1月9日までと時間がないので早々に作業開始です。
「Tools 4 Hack」の該当記事を参考にして作業を行うので簡単に終了すると思っていたところ、予想外のトラブルに見舞われ悪戦苦闘! 結局、丸々1日半費やしてやっと作業完了しました。
トラブルが発生し解決策が見つからなかった時には正直焦りました。購入した「iPhone 11 Pro」がメインで使えなくなるのですから…

「AltServer」での作業ができない

「【Mac編】AltStore経由でiOSデバイスへ「unc0ver」をインストールする方法!」の内容は「AltServer」を使って「M1 Mac mini」から「iPhone 11 Pro」に「AltStore」をインストールする作業から行います。

しかし、問題と思っていた「AltStore」を「iPhone 11 Pro」にインストールする作業ができません。また、「AltStore」がインストールできても「iPhone 11 Pro」上で立ち上がらなかったりします。何度やり直しても肝心の「unc0ver」のインストール作業までたどり着けません。
記事のコメント欄にあるようにインストールできない時の対応策のひとつの「Apple ID」を新規に作る方法も何度も試しましたが、これもダメ。

「Tools 4 Hack」で解決策を探ったところ未知の記事がありました。それが「AltStore 1.4.8がiOS 12.x&13.xでクラッシュしちゃうので、ゴニョゴニョしてAltStore 1.4.7をインストールしてみた」です。この記事で原因が「AltServer」のバグと判明。「iPhone」のバージョンが「iOS12.x」と「iOS13.x」の場合「AltServer」がクラッシュしてしまうとのことです。私が購入した「iPhone 11 Pro」のバージョンは「iOS13.3.1」。該当機種です。しかし、この記事で提示されている解決策が「Windows」版だけ。「Mac」での解決策がありません。
「Mac」ユーザーの私には完全な解決策ではありませんでしたが、この記事で私個別の事例ではなかったので、どこかに解決策があるはずと少し希望が見えた感じがしました。

「Sideloadly」で「unc0ver」インストール

「Tools 4 Hack」内では解決策が見つからなかったので、検索して他のWebサイト解決方法を探しました。その結果、やっと解決につながる方法がピックアップできました。それが下記の記事です。

【Sideloadly】好きなIPAファイルを署名&インストールする方法【Windows】

記事の内容は「Windows」での作業ですが、使っている「Sideloadly」には「Mac」版があります。そこで、「Windows」を「Mac」に読み替えて作業を行ったところ、無事に「unc0ver」がインストールできました。「AltServer」のインストールで悪戦苦闘していたのが嘘のように簡単に作業終了です。

「Sideloadly」の「Mac」版をダウンロード
「Sideloadly」の「Mac」版をダウンロード

「iOS 14.8」のアップデートまで作業をする

「unc0ver」がインストールできたら、後の脱獄作業は馴れたいつもの作業。ここからの作業は「【今だけ!!】SHSH不要で「iOS 14.8」へのアップデートがまだギリギリ可能!遅延OTAアップデートをする方法」に戻って記事の内容の通りに作業です。念のため、大きな流れは下記の通りになります。

「iOS 13.3.1」を脱獄環境へ←現在ココ
脱獄した「iOS 13.3.1」に「遅延OTAアップデート」をインストール
入獄した上で「iOS 13.3.1」を「iOS 14.8」へアップデート
・「iOS 14.8」を脱獄環境へ

「iOS 13.3.1」環境での「unc0ver」のインストールは1回で完了。「unc0ver」は安定しているので楽です。

「iOS 13.3.1」の脱獄環境から必要なアプリをインストールし、「設定アプリ > 一般 > ソフトウェア・アップデート項目」内に「iOS 14.8」が確認できたら無事作業が進んだことになります。
ここで一度、「[iOS 11.0〜14.3] アプリやデータ、iOSバージョンを維持しつつunc0verで入獄する方法」を参考に入獄環境に戻します。
入獄したら先程確認した「 ソフトウェア・アップデート項目」内の「iOS 14.8」のインストール作業がやっと行えます。

再起動したら「設定>一般>情報」から「システムバージョン」が「iOS 14.8」になっていることを確認します。
今回、私は「iPhone X」のデータを丸ごと「iPhone 11 Pro」に移すことにしています。そこで今まで「iPhone 11 Pro」上で行った作業のゴミを残したくないので「設定アプリ > 一般 > リセット」から「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択し「iPhone 11 Pro」をマッサラにしました。

まとめ

「Spigen」の薄型ケース。2年半経過しているので「iPhone 11 Pro」のケースも少数しかない
「Spigen」の薄型ケース。2年半経過しているので「iPhone 11 Pro」のケースも少数しかない

以上の作業で「iPhone 11 Pro」が「iOS 14.8」環境で初期化した状態になりました。もう「iOS 14.8」環境になったので1月9日に縛られることはなくなりました
「iOS 14.8」環境での脱獄作業はすぐに行わないで9日以降に延ばしても問題ありません。
でも、正月休みで時間があるので引き続き行う予定です。「iOS 14.8」での脱獄作業のレポートは次回にします。

【追記(2022/01/09記)】

本日9日、予想された通り90日間の期間が経過したので「遅延OTAアップデート」が終了。これにより「iOS14.8」のダウンロードが不可となりました。
SHSHを保存していない脱獄囚は「iOS15.x」の脱獄ツールがリリースされるまで待つことになります。