悪戦苦闘した「iPhone 11 Pro」の「iOS 14.8」アップデート、およびデータ移行が終了。その入獄環境で細かい設定のチェックをするのもひとつの方法です。
しかし、私は先に脱獄環境に移行することを選択しました。何故なら、2台の「iPhone」を併用するとデータの一元管理ができなくなるからです。特に「Apple Pay」と「Apple Watch」は2台の端末での利用は難しいです。
「AltServer」での脱獄作業
ということで、脱獄作業に構築作業に取り掛かります。
参考にするのはいつもの通りSANTAさんのブログ「Tools 4 Hack」の「A12&A13のiPhoneを「iOS 14.6〜14.8」で脱獄する方法!! と注意点について【unc0ver】」です。
まずは、「unc0ver」を「iPhone 11 Pro」にインストールするため「M1 Mac mini」に「AltServer」をインストールします。
前回、「iOS 13.3.1」環境では「AltServer」のバグでインストールできず悪戦苦闘したのが苦い想い出となりました。しかし、今回「iOS 14.8」環境では何の問題もなく1回で作業完了です。ここでトラブルになったら「AltServer」がトラウマになるところでした…
「unc0ver」が「iPhone 11 Pro」にインストールできましたので、後は過去に何回も行って馴れた「unc0ver」の作業です。と言いながら、「unc0ver」作業中は機内モード(4G回線をオフ)にしWi-Fiだけの環境にするのを忘れエラーのアラートが出てしまう失敗をしました(^.^;)
脱獄アプリのインストール
「unc0ver」で「Cydia」のインストールが完了したら脱獄アプリを順次インストール。「Activiator」などの細かい設定が必要な場合は、「iPhone X」での設定を見ながら手動で設定の引き継ぎをしました。
今回のアップデートは「iOS14.3」から「iOS14.8」と同じ「iOS14」間だったので「iOS」のバージョンアップの影響で使用できなくなったものはほとんどありません。
ただ、有料脱獄アプリの一部で認証が引き継げず再度購入となったのが数点ありました。1アプリ200円前後で合計でも1,000円弱。快適な脱獄環境を維持するための負担が1,000円弱なら安いものです。
SHSHの保存
脱獄アプリをインストールし動作確認を完了。これで、「iPhone X」と同じ脱獄環境になりました。
ここで忘れてはいけないのがSHSHの保存です。今後何かのトラブルで「iOS」がアップデートされてしまっても、SHSHがあれば元のバージョンに復帰できる可能性が高くなります。
SHSHをダウンロードしバックアップするには「Blobsaver」が便利。
以前は「TSS Saver」を使っていましたが、「TSS Saver」ではデバイス情報を自分で調べ入力する必要があります。そもそも、現在「TSS Saver」がダウンロードできない現象が長く続いています。
一方、「Blobsaver」は必要なデバイス情報を自動で読み込んでくれるので手間いらずです。
ただし、最初の作業時にはデバイス情報を読み込むため再起動が必要。再起動するため一時的に入獄環境に戻ってしまうのが注意点です。しかし、最初の1回だけなのでメリットを考えたら十分我慢できる範囲だと思います。
同時に、該当バージョンのファームウェア「IPSW」もダウンロードし、同じフォルダに入れておくと後々手間がかからないのでお勧めです。
設定漏れの発見と修正
以上で脱獄作業が完了です。
早速、「iPhone X」の代わりに「iPhone 11 Pro」をメイン機とし、通常の使用環境で使用。1日持ち歩くと結構設定が漏れていたアプリが見つかります。
「iPhone X」での設定を見返しながら「iPhone 11 Pro」の該当アプリに設定を追加します。その作業も、数日で完了。現在は「iPhone X」と同じ環境になりました。
購入して1週間経過しましたが、設定など基本作業に時間を費やしていたので「iPhone 11 Pro」の売りの3眼カメラでの撮影などもまだ行っていません。
脱獄、設定が完了したので、これから「iPhone 11 Pro」を楽しみたいと思います。
【追記】
本日9日、予想された通り90日間の期間が経過したので「遅延OTAアップデート」が終了。これにより「iOS14.8」のダウンロードが不可となりました。
SHSHを保存していない脱獄囚は「iOS15.x」の脱獄ツールがリリースされるまで待つことになります。