「ノジマ」で「iPhone 13 mini」が一括0円だったので購入!

「iPhone 13 mini」一括0円で購入

3月19~21日の3連休、久々にケータイ業界が「iPhone」の安売りで盛り上がりました。この盛り上がりに私も参戦!
そして、私が購入したのが昨年9月に発売したばかりの「iPhone 13 mini」。家電量販店「ノジマ」で一括0円、おまけにポイントが5,316ポイント付いてきました。

総務省の規制で終了した高額キャッシュバック

2014年、3大キャリアの高額キャッシュバックが総務省からダメ出しを喰らいました。この通達でケータイ業界で長く続いていた高額キャッシュバックが終了。さらに総務省はその後も販売と回線契約の分離を行い、回線契約の割引は22,000円までと定めました。

しかし、3大キャリアはお上に言われたからとおとなしくしているようなやわな企業ではありません。自制しているように見せつつ小規模なキャンペーンを行いながら総務省の顔色をうかがい、徐々に抜け穴を探ってきました。

3大キャリアが再び動き出す!

そして、そのタガが一気に外れたのが昨年秋です。
3大キャリアは一斉に以前の「高額キャッシュバック」を彷彿させる「一括1円」や「一括0円」のキャンペーンを始めます。前年発売したばかりの「iPhone 12」シリーズがキャンペーン機種だったのでスマホをウオッチしているユーザーの間では大騒ぎ!

「回線契約に伴う割引は22,000円」、「現ナマ投入のキャッシュバック禁止」に触れないよう3大キャリアが考えたのが「店舗独自割引」です。
まぁ、総務省のお達しがあった時点で抜け穴が「店舗独自割引」になることは私でも想像できました。でも、それは2~3万円が限界だろうと思っていたので「一括0円」や「一括1円」にまでなるとは予想していませんでした。事実、昨年秋まではその範囲に留まっていましたからその予想は妥当だったともいえます。
しかし、3大キャリアは私の予想を超えた範囲まで進んで行きました。

なぜなら、昨年秋からは「店舗独自割引」が5万円以上にまで増加したのです。これにより回線契約に伴う割引22,000円と合わせて7~9万円もの大幅割引が実現。この結果、昨年秋から「iPnone 12 mini」が一括1円です。
さらに3月に入ったら最新機種の「iPnone 13 mini」までも格安案件として登場。さすがに一括0円はなく9,800円でしたが十分破壊力のある価格です。

まぁ、「MNP乞食」全盛の時代は最新「iPhone」が、
一括0円、キャッシュバック10万円
なので、キャッシュバックが付かないだけ「MNP乞食」時代よりは「健全」かもしれません…

一方で、当時は2年縛り解約金やMNP転出・転入料金が必要でその経費3万円ほどの出費がありましたが、現在はそれらMNPに伴う出費がほとんどなし。また、今回の「一括1円」案件を行っているのが家電量販店ということもありケータイショップであった有料オプションもないので「MNP乞食」時代より安売り安形に参入しやすくなったとも言えます。

旨みがなくなったため「MNP乞食」を辞めた私。キャッシュバックが付かないとはいえ最新機種が格安で購入できる案件は十分魅力ある案件と映りました。そこで、「MNP乞食」時代を思い出し久々に一括案件に参入を決意です。

望遠カメラが必須の私にはメイン機種は正月に買い替えた「iPnone 11 Pro」であることは変わりありません。そのため、今回購入を予定しているのはサブ機としてです。そのサブ機が最新機種であり、格安価格で入手可能なら購入したくなるのが自然です。
また、契約プランは時期が来たら(ブラックにならない期間過ぎた後)解約すればランニングコストもゼロ。購入にメリットしかありません。

準備

久々のMNP実施は年度末で3連休の3月19日、20日、21日にしました。「MNP乞食」の時代から年度末はキャリアの安売り時期です。
情報を収集し購入する店舗を決定します。

その情報収集の過程でMNP界隈が大きく変化しているのに気付きました。
「MNP乞食」時代の情報収集は各ケータイショップが発信している「Twitter」でした。朝10時オープンと同時にアップされる一括0円案件をチェック。素早く案件を決め即電話で取り置き依頼。その後来店し契約する流れです。

しかし、昨年秋からの割安案件の実施店舗はケータイショップではなく量販店。ケータイショップのような「twitter」での告知はありません。このため、情報収集は一括案件参入ユーザーのツイートや「YouTube」だけとなっています。このため、「MNP乞食」時代より情報収集が逆に難しくなっています

3月の一括1円案件の中心は「iPhone 12 mini」。時々「iPhone 13 mini」に一括1円案件情報が出ている状況です。
また、発売当日の18日に「SoftBank」が「iPhone SE」を一括1円案件として出してきて携帯業界で大きなニュースとなりました。確かに、高額キャッシュバックの時代でも「iPhone」の発売日に一括1円になった例はありませんのでかなり異常な事例として映りました。

このような状況の中で今回の私の購入ターゲットは「iPhone 13 mini」にしました。
理由は、「iPhone 12 mini」一括1円は全国的に行われている当たり前の案件。一方、「iPhone 13 mini」は最新機種であり、行っている店舗が限られMNPする面白みがあるという理由です。

「iPhone 13 mini」一括案件を調べてみると散発的・限定的に行っているのがほとんどで店舗を特定するのが難しいとわかりました。そのような中「ノジマ」はほぼ全店舗で行っているとの情報でした。

ところで、今回久々にMNPするに際して「MNP乞食」時代高額キャッシュバックで中心だったケータイショップが格安案件に参入していないので疑問に思いケータイショップの現状を調べました。
すると、多くのケータイショップが潰れていてありませんでした。全盛期大きな駅には4~5店舗あったケータイショップが今はゼロ。私が「MNP乞食」で利用した店舗もほとんどありません。

一方、わずかに残ったケータイショップは健全(?)になっていて驚きました。
今のケータイショップは回線契約で22,000円割引だけ。昔はやっていなかった故障などのサービス業務を粛々とやっていたりします。一番儲からないサービス業務をやっていることからもケータイショップ業務の厳しさが伝わってきます。
栄枯盛衰。時代が変われば経営内容も変わるのだなぁと感じました。

実行当日行動履歴

実際に行動するのは土日ですが、一括案件は前日の金曜日から始まるのが通例。なので、18日に情報収集し土日にMNPする店舗を決めます。
しかし、18日の情報では期待したほどの案件は出て来ませんでした。
直前14日に総務省が回線なしの契約を拒否している事例について注意喚起を促した影響が出たのかと想像してしまいました。
総務省がリリースした内容は、POPのキャンペーン内容に「回線なしでも可能」と記載されているのに実際に申し込むと、回線契約ありではOKになり回線契約なしではNGとなる事例が多発していることに対するお叱りです。

結局、私の情報収集の範囲では以前からやっていた「ノジマ」が唯一可能性のある店舗でした。当日、穴場を足で稼いで見つけることも検討しましたが可能性が低そうです。そこで、確実に「iPhone 13 mini」の一括案件を行っている「ノジマ」一択にしました。

「ノジマ」の転売防止規定

「ノジマ」の「ららぽーと立川立飛店」
「ノジマ」の「ららぽーと立川立飛店」

ただ、「ノジマ」はMNPするには条件が厳しいというのがMNPするユーザーには有名な話です。

通常MNPするには、転出先から予約番号を取得しておけばOK。しかし、「ノジマ」は「転売撲滅」を会社の姿勢として掲げ、その条件として、

スマホ本体外装の開封
スマホ液晶保護フィルムの取り外し
電波開通確認
MNP回線機種での下取り

を上げています。
転売が社会問題化している昨今、企業として「転売撲滅」を全面に打ち出している姿勢には賛同します。転売で高額に売るためには「新品同様」が必要。それを防ぐために外装や液晶保護フィルムの取り外しは確かに効果があると思います。

でも、私が不思議に思うのが「MNP回線機種での下取り」です。
「ノジマ」は下取りすることによりプラス45,000円値引きで一括0円にするキャンペーン内容となっています。このため、0円購入を希望する場合下取りが必須。そこまでは良しです。

しかし、その下取り機種が「回線使用機種」となっている点が理解できません。
スマホはガラケーとは違いSIMカードは差し替えが自由です。回線契約は端末にあるのではなくSIMカードにあります。
例えば、アキバで古い「iPhone」を数千円で購入してきて、それにMNP回線のSIMカードを挿せばそれが「回線使用機種」となります。
これは「MNP乞食」の時の下取り機種調達の方法。当時ケータイショップ側も承知していたのでお互い儀式でした。そのため、下取り機種は液晶画面割れでも正常動作しなくてもOK。
当然、「転売ヤ~」ならこのような抜け穴は百も承知。転売撲滅を掲げるのは賛成ですが、一方転売撲滅にならない「回線使用機種」のような決まりは正直廃止した方が良いです。

「ノジマ」の契約で悪戦苦闘

ところで、この「ノジマ」の転売撲滅規定ですが店舗、あるいは店員により多少の違いがあるようです。
今回私はそれで1店舗目で失敗をしました。

いろいろ情報を探した中で「下取りは回線機種でなくても良い」との情報がありました。ほとんどの情報は「使用端末機が下取り機種」となっていましたので気付くべきでした。しかし、ついつい自分に都合の良い条件で大丈夫と思い込んでしまったわけです。

1件目の「ノジマ」店舗でMNPの条件の検証が順調に進み最後の下取り機種の件になりました。この時、、店員はMNPするSIMカードが入っている機種が下取り対象機種になるとの話になりました。
私は「SIMカードは差し換えできるので下取り機種はどれでも良いのでは?」と言いましたが、店員はそれは受け付けられないと拒否しました。
その時SIMカードを入れていた機種は正月に購入した「iPhone 11 Pro」です。どう考えてもこれを下取りに出し「iPhone 13 mini」を購入するのはまったくメリットがありません。そこで、私はキャンセルをしました。
やはり、MNP回線契約のSIMカードが入った端末が下取り機種になるとの情報が正解だったと改めて気付きました。そこで、仕切り直し。

1件目が正午だったので夕方に別の「ノジマ」に予約を取って来店。今回は「iPhone 11 Pro」購入後にサブ機となった「iPhone X」にMNPのSIMカードを挿して再チャレンジです。

実は、この「iPhone X」は「iPhone 11 Pro」購入後中古ショップで売るつもりでした。しかし、査定が低く売却を断念した経緯があります。
「iPhone X」の中古満額25,000円でしたが2年半使っていたので満額は無理でも20,000円、最低でも15,000円にはなると予想していました。ところが、査定金額は10,000円…
これなら、サブ機として手元に置いておけば何かの際に使えるかも知れないと売却を断念しました。そんな経緯がある「iPhone X」が「iPhone 13 mini」購入の下取り機種として役立つとは思いませんでした。

「ららぽーと立川立飛」
「ららぽーと立川立飛」

2店目の「ノジマ」では下取り機種として出した「iPhone X」で問題ありませんでした
ただ予想外だったのが「SoftBank」のプランが「メリハリ無制限」しか選べなかったこと。1件目の店舗では「ミニフィットプラン」も選べると話しましたが、それはその店舗での説明が間違いで、「ノジマ」としては「メリハリ無制限」しか選べないはずとの説明です。

大容量の「メリハリ無制限」は月額料金が7,238円もしますが「ミニフィットプラン」は月額料金が2,178円と約5,000円も違います。しかし、契約月は日割りになるので今月は12日間程。来月には「ミニフィットプラン」にプラン変更できるとのこと了解しました。
結局、初月の料金負担は日割り分が2,801円、事務手数料が3,300円で合計5,463円(税込)でした。

「ノジマ」の条件をクリアーしたので「SoftBank」の契約書類作成に移りました。そしてこの時点で、またまた私のミス。プラスチックカードを持ってこないことに気付きました!

「Apple Watch Series 5」を購入後、カード類はすべて「Apple Watch 」に入れているのでプラスチックカードは持ち歩かない生活が標準となっていました。この時もそうでした。
しかし、引き落とし書類作成の場合プラスチックカードを機械に読み込み認証する必要があり「Apple Watch」では不可なのです…

翌日プラスチックカードを持ち改めて来店することにして取り置きしておいてもらいました。そして翌日、プラスチックカードを持参にて再来店し無事契約完了。このため、無駄に20日の午後が潰れました。
やれやれ… もっとも、すべて自分が悪いのだれも恨むことができません。

今回、「iPhone 13 mini」購入の内訳はレシートは画像の通りです。
支払い金額は0円でおまけに「ノジマ」のポイントが5,316ポイント付いています。「iPhone 13 mini」を0円で入手し5,316円もらえました!
ただし、このポイントは「Amazonギフトカード」などに変更できないので「ノジマ」内で消化するしかありません。ほとんど「ノジマ」で買い物しないので消化できるのか心配です。

今回「ノジマ」で購入した内訳のレシート
今回「ノジマ」で購入した内訳のレシート

まとめ

鮮やかな「PRODUCT RED」
鮮やかな「PRODUCT RED」
画面保護はフィルムではなく紙になっていた
画面保護はフィルムではなく紙になっていた

以上のように「ノジマ」での「iPhone 13 mini」購入に際して2度も失敗…
でも、3連休の最後日にやっと希望の「iPhone 13 mini」を0円で購入できました!
今回購入したのは「Softbank」版の赤色です(在庫が赤色のみでした)。おじさんが表で使うには少々恥ずかしい色ですが、自宅でサブ機として使用するので良しとします。