2022年3月。久々にケータイ業界が「iPhone」の一括案件で盛り上がりました。
「MNP乞食」を経験したひとりとして、この祭りに参加しない理由はないと思い、参戦を決意!
結果、今回はMNPでゲットしたのは、
・「UQ mobile」から「SoftBank」にMNPで「iPhone 13 mini」を入手
・「楽天」から「au」にMNPで「iPhone 12」を入手
の2案件だけ。「MNP乞食」時代から比べればおとなし目です(^_^)
高額キャッシュバック終了から今日までの経緯
今回のMNPの経緯をレポートする前に2014年私が「MNP乞食」を終了してからのケータイ業界の動きを振り返ってみます。
2014年、3大キャリアの高額キャッシュバックが総務省からダメ出しを喰らいました。この通達で高額キャッシュバックが事実上終了。このタイミングで私は「MNP乞食」活動を辞めました。
その後、総務省は高額キャッシュバック禁止だけに留まらず、販売と回線契約の分離を行い、さらに回線契約時の割引は22,000円までと規制を強め業界の健全化を目差しました。
しかし、3大キャリアはお上に言われたからとおとなしくしているようなやわな企業ではありません。自制しているように見せつつ小規模なキャンペーンを行い総務省の顔色をうかがい、徐々に抜け穴を探ってきました。
そして、そのタガが一気に外れたのが昨年(2021年)秋。
3大キャリアは一斉に以前の「高額キャッシュバック」を彷彿させる「一括1円」や「一括0円」案件キャンペーンを始めます。
前年(2020年)発売したばかりの「iPhone 12」シリーズがキャンペーン機種だったこともあり、昔「MNP乞食」をしていたユーザーの間では大騒ぎ!
その時点で私は一過性の施策だと思い静観していました。
しかし、年が明け2022年になっても治まるどころか一層過熱。ついに2月になると現行機種の「iPhone 13 mini」まで一括案件で登場!
「一括0円」などという端末のばらまきを規制するため総務省が行ったいろいろな施策が崩壊したのが「店舗独自割引」との手段です。
まぁ、総務省のお達しがあった時点で抜け穴が「店舗独自割引」になることは私でも想像できました。でも、それは2~3万円が限界だろうと思っていました。事実、昨年秋まではその範囲に留まっていましたからその予想はまんざら間違いではありません。
しかし、3大キャリアは昨年秋からその予想を超えた範囲まで進んできました。「店舗独自割引」が5万円以上にまで増加したのです。
回線契約に伴う割引22,000円と合わせて7~9万円もの大幅割引。これにより「iPnone 12」の一括1円が実現しました。
まぁ、「MNP乞食」全盛の時代は、
一括0円、キャッシュバック10万円
なので、キャッシュバックが付かないだけ「MNP乞食」時代よりはまだ「健全」かもしれません…
一方で、当時は2年縛り解約金やMNP転出費・転入費が必要で、1案件でMNPすると3万円ほどの出費がありました。しかし、現在はそれらMNPに伴う出費がほとんどなしになったことで、「MNP乞食」時代よりMNPがしやすくなったとも言えます。
情報収集の変化
今回久々にMNPするに際して「MNP乞食」時代高額キャッシュバックで中心だったケータイショップが一括案件に参入していないので疑問に思ったので現状を調べました。
すると、多くのケータイショップが潰れています。全盛期ターミナル駅には4~5店舗あったケータイショップが今はゼロも珍しくありません。
一方、わずかに残ったケータイショップは健全経営(?)になっていて驚きました。
今のケータイショップは回線契約で22,000円割引だけ。昔はやっていなかった故障などのサービス業務を粛々とやっていたりします。一番儲からないサービス業務をやっていることからも業務の厳しさが伝わってきます。
栄枯盛衰。時代が変われば経営内容も変わるのだなぁと感じています。
また、今回MNP案件参戦での情報収集が大きく変化しているのに気付きました。
「MNP乞食」時代の情報収集は各ケータイショップが発信している「twitter」でした。朝10時オープンと同時にアップされる一括案件をチェック。素早く案件を決め即電話で取り置き依頼。その後来店し契約する流れです。
昨年秋からの一括案件の実施店舗はケータイショップではなく家電量販店。量販店は、ケータイショップのような「twitter」での告知はありません。
このため、情報収集は一括案件参入ユーザーのツイートや「YouTube」がメイン。一般ユーザーが情報源のため、正確性から少々疑問符が付くことが多々あります。
「MNP乞食」時代よりSNSは普及しているのですが、情報収集が難しくなっている逆転現象がおきて。
収支アップを得るための方法
「MNP乞食」の経験から、なるべく大きな収益を得るのは売却金額の高い機種を選ぶのが重要です。高い売却金額といえば「iPhone」に適うものはありません。今回の一括案件の中心はもちろん「iPhone」。
その中でどの機種をMNPの対象機種にするかが重要です。
「じゃんぱら」など中古ショップで価格をチェックすると、やはり最新機種の「iPhone 13」シリーズは高額です。一方、現在一括案件で中心となっている「iPhone 12」シリーズになるとかなり買取価格が下がります。
「じゃんぱら」では「iPhone 13 mini」の中古品が55,000円(3月20日現在)ですが「iPhone 12」になると38,000円(3月20日現在)と大幅ダウンです。
一方、私が「MNP乞食」時代からお世話になっている「モバイルヘッド」では「iPhone 12」が53,500円(3月20日現在)と「iPhone 13 mini」並みの買取価格。逆に、「モバイルヘッド」では「iPhone 13 mini」や「iPhone 12 mini」の買取はしていません。海外では「mini」シリーズが不人気のためなのでしょうか?
以上の結果、「iPhone 13 mini」が入手できたら「じゃんぱら」、「iPhone 12」なら「モバイルヘッド」での売却が収支アップとわかりました。
1件目はレアな「iPhone 13 mini」を狙う
3月の一括案件の中心は「iPhone 12」。また、「SoftBank」が発売当日の18日に「iPhone SE」を一括1円案件として出して携帯業界で大きな驚きとなりました。
確かに、高額キャッシュバックの時代でも「iPhone」の発売日に一括1円になった例はありませんのでかなり異常な事例です。
しかし、「iPhone SE」を売却するとなるとそれほど高額買取はしてくれないので収益面から見ると「iPhone SE」は選択肢には入りません。
一方、「iPhone 13」シリーズは量販店の一括案件にほとんどありません。「twitter」などの情報でも「iPhone 13 mini」が時々出ている程度。ある意味台数限定でゲリラ的に行っているだけのようです。出会えればラッキーといった感じです。
そのような状況ですが「ノジマ」だけは例外。ほぼ全店舗で行っているらしいとの情報でした。
そこで、「iPhone 13 mini」の入手お目差すのもやりがいがあると考え「ノジマ」へアタックすることにしました。
「ノジマ」の転売防止規定
![「ららぽーと立川立飛」](https://www.monk-jp.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/220409_01-620x469.png)
ただ、「ノジマ」でMNPするには厳しい条件がついているというのは一括案件をしようとしているユーザーには有名な話になっています。
通常MNPするには、転出先からMNP予約番号を取得しておけばOKです。しかし、「ノジマ」は転売撲滅を会社の姿勢として掲げ、店舗独自条件として、
・スマホ本体外装の開封
・スマホ液晶保護フィルムの取り外し
・回線使用確認
・MNP回線機種での下取り
を課しています。
転売で高額に売るためには「新品同様」が必要。それを防ぐために外装や液晶保護フィルムの取り外しを行い「転売ヤ〜」対策を行っています。
でも、私が不思議に思うのが「MNP回線機種での下取り」です。
「ノジマ」は下取りでプラス45,000円値引きし一括0円にするキャンペーン内容となっています。このため、一括0円購入をする場合下取り機種が必須です。
そこまでは良しです。
しかし、その下取り機種を「回線使用機種」としている点が理解できません。
スマホはガラケーとは違いSIMカードは差し替え自由。回線契約は端末にあるのではなくSIMカードにあります。例えば、アキバで古い「iPhone」を数千円で購入してきて、それにMNP回線のSIMカードを挿せばそれが「回線使用機種」となります。
これは「MNP乞食」の時の下取り機種調達の方法。当時ケータイショップ側も承知していたのでお互い儀式でした。そのため、下取り機種は液晶画面割れでも正常動作しなくてもOKでした。
当然、「転売ヤ〜」ならこような抜け穴は百も承知。
企業姿勢として転売禁止を掲げるのは賛成します。しかし、転売対策にならない「回線使用機種」のような決まりは正直廃止した方が良いです。
また、この「ノジマ」の転売防止規定ですが店舗、あるいは店員により多少の違いがあるようです。今回私はそれで最初の店舗での購入を失敗をしました。
「ノジマ」での契約で悪戦苦闘
![「ノジマ」の「ららぽーと立川立飛店」](https://www.monk-jp.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/220409_02-620x379.png)
「ノジマ」の下取り機種の情報をいろいろ探したところ、大多数は「使用端末機が下取り機種」となっていました。大多数の情報が「使用端末」が下取り機種となっているのでそちらが正解とわかったはずなのに、ついつい自分に都合の良い情報で納得したいと思ったため「下取りは回線機種でなくても良い」との情報に飛びついたのが失敗の元でした。
それが発覚したのは1店舗目の「ノジマ」でした。
近場の「ノジマ」で「iPhone 13 mini」の一括案件を聞いたところ在庫ありでした。早速、MNPの手続きを開始。順調に進み最後の下取り機種の件になったところで、トラブル発生です。
店員はMNPするSIMカードが入っている機種が下取り対象機種になるとの話になりました。私は「SIMカードは差し換えできるので下取り機種はどれでも良いのでは?」と言いましたが、店員はそれは受け付けられないと拒否です。
その時SIMカードを入れていた機種は正月に購入したばかりの「iPhone 11 Pro」。どう考えてもこれを下取りに出し「iPhone 13 mini」を購入するのはまったくメリットがありません。そこで、私はキャンセルし店を出ました。
情報収集の失敗です。
自分の希望に沿う情報をついつい信じてしまった失敗例です。そこで、仕切り直し。
1件目が3連休の初日12日正午だったので夕方に別の「ノジマ」に予約を取って来店しました。
今回は「iPhone 11 Pro」購入後にサブ機となった「iPhone X」にMNPのSIMカードを挿して再チャレンジです。
実は、この「iPhone X」は「iPhone 11 Pro」購入後中古ショップで売るつもりでした。しかし、査定が低く売却を断念した経緯があります。
中古満額25,000円でしたが2年半使っていたので多少の傷があるので満額は無理でも20,000円、最低でも15,000円にはなると予想していました。ところが、査定金額は10,000円…
これなら、サブ機として手元に置いておけば何かの際に使えるかも知れないと考えを改めてました。
そんな経緯がある「iPhone X」が「iPhone 13 mini」購入の下取り機種として役立ったのです。
![鮮やかな「PRODUCT RED」](https://www.monk-jp.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/220327_03-620x534.png)
2店目の「ノジマ」では下取り機種としてMNP回線のSIMカードを挿した「iPhone X」でMNP契約に問題ありませんでした。
ただ予想外だったのが「SoftBank」のプランが「メリハリ無制限」しか選べなかったことです。1件目の店舗では「ミニフィットプラン」も選べたと話しましたが、それはその店舗での説明が間違いで「ノジマ」としては「メリハリ無制限」しか選べないはずとの説明です。
大容量の「メリハリ無制限」は月額料金が7,238円もしますが「ミニフィットプラン」は月額料金が2,178円と5,000円も違います。
しかし、契約月は日割りになるので今月は12日間程。来月には「ミニフィットプラン」にプラン変更できるので了解しました。
結局、初月の料金負担は日割り分が2,801円、事務手数料が3,300円で合計5,463円(税込)です。
「ノジマ」の条件をクリアーしたので「SoftBank」の契約書類作成に移りましたところで再びミス発生! クレジットカードを持って来ていないことに気付きました…
「Apple Watch Series 5」を購入後カード類はすべて「Apple Watch」に入れているのでプラスチックカードは持ち歩かない生活が標準となっていました。この時もそうです。しかし、引き落とし書類作成の場合プラスチックカードを機械に読み込み認証する必要があり「Apple Watch」では不可でした…
プラスチックカードがなければ書類作成に進めないので、翌日プラスチックカードを持ち改めて来店することにして取り置きしておいてもらいました。
そして翌日、プラスチックカードを持参にて再来店し、無事契約完了。この再来店のため、20日の午後が無駄に潰れました。やれやれです…
もっとも、すべて自分が悪いのだれも恨むことができません。
今回、「iPhone 13 mini」購入の内訳はレシートは画像の通り。
支払い金額は0円でおまけに「ノジマ」のポイントが5,316ポイント付いています。
ただし、このポイントは「Amazonギフトカード」などに変更できないので「ノジマ」内で消化するしかありません。ほとんど「ノジマ」で買い物しないので消化できるのか心配です。
![今回「ノジマ」で購入した内訳のレシート](https://www.monk-jp.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/220327_05-238x620.png)
予想外、「ヨドバシカメラ」で「iPhone 12」をゲット!
![「ヨドバシカメラ・新宿西口店」](https://www.monk-jp.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/220407_05-620x521.png)
2件目は27日、「ヨドバシカメラ」で「au」の「iPhone 12」を購入できました!
これは予想外でした。何故なら、ヨドバシカメラは今回の祭りの激戦地。開店の何時間も前に行列が出来、開店と同時に在庫終了との話を聞いていたからです。まして、私は開店後の10時過ぎに来店したのですから。
実はこの時、「ヨドバシカメラ」での入手は難しいとの情報だったので「ヤマダ電機・新宿西口店」での入手を狙っていました。10時の開店と同時に行きましたが、「iPhone 12」のキャンペーンは継続しているも在庫切れでした。
そこで、期待しなかったですがすぐ近くだった「ヨドバシカメラ・新宿西口店」を除いて見ました。すると、「au」の「iPhone 12」が在庫ありでした。
Webサイトにあった情報は何だったのでしょうか?
それとも私がたまたま運がよかっただけ?
当然即購入です! その上、待ち時間もなしですぐに手続きに案内されました。
手続きは順調。私はパスポートも運転免許証もないので健康保険証を「本人確認書類」としています。しかし、健康保険証だと別途補助書類が必要です。これは、キャリアの説明文にも明記されています。
1件目の「ノジマ」では当然提出が要求されました。でも、なぜか「ヨドバシカメラ」では必要なしでOKでした。私が補助書類を提出すると「あっ、要りません」と言われました(笑)
ちなみに、前回の反省を踏まえプラスチックカードはちゃんと持参しました。
購入手続きは1時間弱で終了。帰りがけに店頭のPOPを見たら「au」の「iPhone 12」は「完売御礼」になっていました。ギリギリだったようです(^.^;)
![手続きが終わって見たら完売になっていた](https://www.monk-jp.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/220407_04-349x620.png)
私が「au」を選択した理由のひとつ目が1件目のMNPで長く使っていた「UQ mobile」回線を転出回線としてしまったこと。
2つ目は「au」から「UQ mobile」への翌日MNP(「UQ mobile」は「au」のサブブランドなのですがMNP扱いになるとのことです)が許可されていることです。つまり、契約時翌日には再び格安な「UQ mobile」が復活します。
![「ヨドバシカメラ」で購入した「iPhone 12」のレシート](https://www.monk-jp.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/220407_06-200x620.png)
キャリアの格安案件規制ルール
久々にMNPを行ってキャリアが格安案件に規制を設けていることを知りました。
「MNP乞食」時代は同時購入は2台までですが「利用者登録」をすれば5台までOKとのルールでした。
しかし今は、同一人物による同時購入は1台のみです。さらに、特価購入したらその後180日間特価購入が禁止です。
3キャリアとも180日間の禁止ルールを設けていますが、一番厳しいのが「Softbank」。「Softbank」は購入データを「Softbank」が一括管理しているので、例えば「ヨドバシカメラ」で特価購入したら2台目を「ヤマダ電機」にしてもダメです。
それに対して「au」と「docomo」は各量販店(販売販社)ごとに購入データを管理しています。そのため、1台目を「ヨドバシカメラ」で特価購入した場合「ヨドバシカメラ」で2台目はダメですが、「ヤマダ電機」や「ノジマ」での特価購入に制限はかかりません。
購入したら即売却
![「iPhone 12」背面](https://www.monk-jp.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/220407_02-620x513.png)
![「iPhone 12」紙製の液晶保護フィルム](https://www.monk-jp.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/220407_03-620x559.png)
私は「MNP乞食」時代からMNPで一括案件で購入した端末は即売却し現金化してきました。
今回も即売却です!
私が「MNP乞食」時代によく利用していたのがアキバの「モバイルヘッド」。中華系の端末売却店舗が多い中で「モバイルヘッド」は日本人の元気でフレンドリーなお兄ちゃんが経営していて私が好きなお店です。
ただし、「モバイルヘッド」では「iPhone 12 mini」や「iPhone 13 mini」は買取はしていないので、1件目で入手した「iPhone 13 mini」はアキバの「じゃんぱら」で売却しました。
「じゃんぱら」では「iPhone 12」シリーズはかなり安くなっていますが、「iPhone 13 mini」は高額。私が売却した時は、中古品満額55,000円でした。
購入後即売却に持ってきたので満額は当たり前です。その上で、正月に購入した際にもらった1,000円増額クーポンがあったのでそれを加え56,000円で買取してもらいました。
2台目は「iPhone 12」なので「モバイルヘッド」一択。「iPhone 12」は「じゃんぱら」で38,000円ですが「モバイルヘッド」では53,500円と15,500円も高額です。
また、量販店購入だと端末本体のフィルムが剥がされたりするので中古ショップでは査定が低くなるのですが「モバイルヘッド」は満額。「モバイルヘッド」は太っ腹です。
ブラックリスト入りについて
契約した回線を短期解約するとキャリアのブラックリスト(以降「BL」)入りになります。
この場合のBLは、クレジットカード支払いの延滞などによるBLとはまったく別です。クレジットカードでBLになると該当カード会社だけでなくすべてのカード会社、金融機関での利用ができなくなり大きな影響が出ます。
しかし、スマホのBLは該当キャリアで契約不可になるだけです。カード会社や金融機関はもちろん別のキャリアにもまったく影響ありません。
「MNP乞食」経験者はいかにBLをしないで回線を回すかがテクニックのひとつでした。しかし、現在私は「MNP乞食」をするつもりはないのでBL入りに関して「MNP乞食」時代とは別の考えを持って今回望みました。
それは、今後回線契約をすることが予想されるキャリアに支障を発生しないことです。
今回MNPする回線はメイン回線にする予定がないため、
・契約時に選択できるならプランは安い方にする
・かつ、ランニングコストを下げるため短期解約を行う
の2点を考えていました。
結局、2件ともプランは選べなかったので最初の選択肢はNGでした。
私にとって短期解約で影響があるキャリアは「au」と「docomo」です。
私のスマホ使用環境ではもっとも使い勝手の良いプランを提供しているのが「UQ mobile」です。そのため、「au」がBLになるとかなり痛手です。
また、通信環境や災害、緊急時の対応に関して一番信頼できるのはやはり「docomo」。このため、「docomo」回線はいつでも契約できる環境にしておきたいと考えています。
一方、私はキャリアの「SoftBank」を含めすべての「SoftBank」グループを信頼していません。当然、「Yahoo!」、「PayPay」、「LINE」などは一切使っていませんし、今後も使う予定はありません。
ゆえに、キャリアとしての「SoftBank」は短期解約でBLになってもOKとのスタンスです。「ノジマ」での契約に「SoftBank」を選んだのもこれが理由です。
今回の一括案件参入で1件しか成功しなかった場合、短期解約をすることになります。その場合も「SoftBank」ならBLしてもOKと考えていたからです。また運よく2件、3件一括案件が可能だったら「ノジマ」で契約した「SoftBank」回線を即MNPすることも想定していました。
3件目のチャレンジ
実は、3件目の購入のチャンスもあったのですが、少々の迷いで失敗しました。
26・27日の週末は「ヨドバシカメラ」で購入、「モバイルヘッド」で売却した時点で別件の用事があり、もう1件一括案件する時間が時間が取れませんでした。
そこで、3件目は29日にチャレンジすることにしました。29日は、夜にサッカー日本代表のW杯アジア最終予選のベトナム代表戦をスタジアム観戦する予定でした。そこで、昼間に3件目の一括案件を探すことにしたのです。
一方、正直3月最終の土日が終了した後の平日なので可能性は低いと思っていたの。
まず、MNP先のキャリアを決めなければなりません。
「Softbank」はすでに特価購入したので180日間契約不可です。
従って候補先は「au」と「docomo」の2キャリア。ただし、「au」は27日に「ヨドバシカメラ」で購入しているので「ヨドバシカメラ」以外の量販店が購入先候補になります。一方、「docomo」はまだMNPしていないのですべての店舗で可能です。
しかし、「docomo」回線は「ahamo」での契約でも月額料金が3,000円弱かかりランニングコストが安くはありません。かといって、「docomo」回線を短期解約でBLしてしまうと今後大きなリスクなので避けたいのが本音です。
以上を考慮するとキャリアは事実上「au」一択になります。
3件目は失敗
3件目のキャリアを「au」にすると「ヨドバシカメラ」はNGなので候補として「ヤマダ電機」を最有力候補としました。
まず、吉祥寺店と新宿店に行きましたが、両店舗ともキャンペーンはやっていましたが、在庫切れでした。どうも、「ヤマダ電機」は「ヨドバシカメラ」に比べ入荷量が少ないようです。
そこで、作戦を少々変更。次ぎに行ったのが、日本代表戦が行われる「埼玉スタジアム」がある浦和美園駅の「イオン」。ここにある「ジョーシン」に期待をかけました。
店頭POPがなかったので店員に聞いたところ、在庫ありでした!
しかし、一括10円ではなく9,800円…
数日前に「au」で一括10円で購入した私自身としては数日後に同じ機種が9,800円となっていたので購入を即答できませんでした。
一度お店を出て考慮。
購入費用が約1万円アップしてしまいますが、「モバイルヘッド」で売却すれば収支が43,700円確保できます。もう「MNP乞食」のように3ヶ月毎にMNPするわけではありません。次回するとしても半年後の新型「iPhone 14」が出る9月か、1年後の2023年度末。
そう考えると、ここで約4万円を確保しておくのも無駄ではないと考えることにしました。
そこで再度「ジョーシン」に行ったところ、在庫切れと言われました…
2時間経過した間に完売してしまったようです。残念…
収支計算
今回の祭りでは正直2台購入が目標。1台だけでも満足でした。最初から3台購入は出来過ぎと考えていたので、この結果は順当と考えています。
以上の結果、売却益は、
「iPhone 13 mini」が56,000円
「iPhone 12」が53,490円
で合計109,490円となりました。
一方、経費は下記の通りです。
「SoftBank」回線は3回線目の「ジョーシン」で契約できたらMNP弾にする予定でしたが、それが実現しなかったのでコスト削減のため3月末で解約します。
短期契約でBL入りになっているのか否かは次回のMNPの時に判明します(-_-;)
以上により「SoftBank」回線は3月分のみ回線料金が発生。詳細は下記の通りです。
日割り回線料金 2,567円
事務手数料 3,300円
合計 5,867円
2件目の「au」回線は27日契約で29日に「UQ mobile」にMNP。
2月の時点では「UQ mobile」にMNPの翌日でないと「自宅セット割」に申し込みができなかったのですが、今回3月末現在では改正されMNPと同時申し込みが可能になっていました。「自宅セット割」は知らない間に良い方向に改善されていました。
以上の結果「au」および「UQ mobile」を合わせた3月の請求は下記の通りです。
日割り回線料金 1,097円(「au」)+266円(「UQ mobile」)
事務手数料 3,300円
合計 4,663円
こちらはメイン回線として使用するので今後の月額料金は2,090円(「自宅セット割」適用)がランニングコストとなります。
上記の結果、3月の「MNP乞食」の収支計算は下記の通りです。
収入合計 109,490円
経費合計 10,530円
収支合計 98,960円
つまり、約10万円の臨時収入となったわけです。
まとめ
今回、MNPを久々に行って感じたのが「MNP乞食」時代より手間がかからず楽だったということです。
何故なら、「MNP乞食」時代の有料オプションが必須でないことで有料オプション解約の手間がかかりません。
また、最初に記したように2年縛り解約料やMNP転出料金・転入料金がないことで収支計算がシンプルになりました。
4月第1週の土日、家電量販店ではやはり一括案件はスッカリと姿を消しました。次回の一括案件の祭りは、新型「iPhone 14」が発表される9月でしょう。
その時の中心機種は「iPhone 13」シリーズになることは間違いなし! それに期待しつつ久々のMNPは終了です。楽しい年度末でした。