【「M1 Mac mini」を「1TBモデル」に買い替え!】買い替え理由編

4月18日まで「学割」キャンペーンをやっていた!

昨年4月に購入した「M1 Mac mini 8GB/256GB」を「M1 Mac mini 8GB/1TB」に買い換えました。

長く使い続けると言っていたのに1年後の買い替えとなりました(^.^;)
今回は買い替えの理由を述べます。

不満点の解消へ

前言を撤回し「M1 Mac mini 8GB/256GB」(以降「256GBモデル」)を約1年で買い替えた最大の理由は、
内蔵ストレージ容量を1TBにしたかった!
です。
「Mac mini 2012」当時から使用容量は外付けSSDで1TBを使用していました。それなのに「256GBモデル」を購入の際1TBにしなかったのは単純に価格の問題です。
1TBにすると「M1 Mac mini」の価格が44,000円(税込)もアップ! そのため、今まで通り外付けSSDで対応でしようと考えました。
その決定の上、外付け「M.2 NVMe SSD 1TB」で1年間運用をした結果、いろいろと不満点が出て来ました。その主な不満点は下記3点です。

スピードテスト数値の低下
起動時間の長さ
「Thunderbolt」端子の消費

この不満点はいずれも購入前に想定していた項目です。しかも、この3点は通常使用時に大きな作業低下にはつながるわけではありません
と言いながら、そのわずかの不満が常に存在しているのが意外とストレスになっているのを感じた1年間です。

スピードテスト数値の低下

「M1 Mac mini」本体のスピードチェック
「M1 Mac mini」本体のスピードチェック
「M.2 NVMe SSD」の「Gen3」での結果
「M.2 NVMe SSD」の「Gen3」での結果

外付け起動ディスクにすることでスピードの低下が起きることは想定内です。
それも、読み込み2,800MB/sが1,800MB/s、書き込み2,200MB/sが1,700MB/s。この程度の速度低下では、実際の作業時にはほとんど影響ありません。せいぜい、動画編集などパワーが必要な作業で多少の影響がある程度。私が主に行っているブログ更新や簡単な画像加工などではまったく影響がないと言っても良いレベルです。
と、頭で理解していても感情的にスペックを本体起動並みに上げたいという欲求が生まれるのが正直なところ。

起動時間の長さ

外付け「M.2 NVMe SSD」での起動時間は「M1 Mac mini」本体の起動時間よりかなり長いです。
「Mac」の起動プロセスからすると、「M1 Mac mini」本体が起動した上で、起動ディスクとして指定されている外付けディスクを探し、その上で起動指示するのでしょう。なので、本体起動よりかなり遅くなっているのは当然。
しかし、これは起動時だけの問題。起動後には影響しないので気にするような点でもありません、しかし、「『M1 Mac』の起動は早い!」というレビューを見る度に「本体起動なら…」と思ってしまうのも正直な感想です。

「Thunderbolt」端子の消費

「M1 Mac mini」には「Thunderbolt」端子が2つしかありません。外付け起動ディスク用としてその数少ない「Thunderbolt」端子のひとつを使ってしまいます。
現在は、外部端子として「USB-A」端子がメインなので「Thunderbolt」端子不足は発生していません。しかし近い将来、「Thunderbolt」端子がメインになり端子不足が十分想定されます。
そのためにも「Thunderbolt」端子はなるべく空けておきたいところです。

「「M.2 NVMe SSD Gen4」の購入を検討

以上のような不満点を解消するため、いろいろと解決策を考えました。

最初考えたのは、「M.2 NVMe SSD」の買い替えです。
私が1年前に購入した「M.2 NVMe SSD」の「Gen3」クラスです。「256GBモデル」購入当時、高速な「Gen4」クラスがすでにありましたが高額で手が出ませんでした。しかし、それから1年、現在「Gen4」クラスの価格はかなりこなれてきました。

珍しく「Mac」でのスピードテスト比較が記載されていた
珍しく「Mac」でのスピードテスト比較が記載されていた

そこで、「Gen4」クラスを購入してのスピードアップを狙いました。
「M.2 NVMe SSD」のケースメーカー「Ankmax」のテストによると「Gen4」クラスなら外付けでも「M1 Mac mini」内蔵と同程度のスピードを得られるとの結果が出ています。この結果を信用するなら、速度低下の不満は解消されます。
しかし、価格がこなれていたとは言いながら「Gen4」クラスで評価が高い「Samsung 980 pro」は約2万円。「Gen4」クラス対応ケースが約1.7万円なので合計で3.7万円程の出費です。

「M.2 NVMe SSD」の「Gen4」が2万円弱
「M.2 NVMe SSD」の「Gen4」が2万円弱
「M.2 NVMe SSD」ケースは1.5万円前後
「M.2 NVMe SSD」ケースは1.5万円前後

一方、3.7万円出費し手間暇かけても「M1 Mac mini」の内蔵SSDを超えることはできないとも考えられます。
そもそも、買い替えで数値が必ずアップする補償はありません。また、数値を追いかけカスタマイズするのが好きなだけに、最初の「Gen4」クラスが期待に添うスピードが出なかった場合、スピードアップを目差し別の「Gen4」クラスを買い増しし「買い替え沼」に陥る可能性が見えます。「Gen4」クラスを1枚買い増ししたら合計は5.5万円。さらにもう1枚購入したら…
「M1 Mac mini」内蔵SSDを1TBに買い替えする場合の4.4万円アップよりも高くなる恐れが…
なので、「M.2 NVMe SSD」を「Gen4」クラスに買い替えする案は危険と気づきました。

「M2 Mac mini」を待つつもりはない

今年後半には「M1 Mac mini」の後継機種(仮に「M2 Mac mini」と記する)が発売されると噂されています。現在の「M1 Mac mini」が発売されたのが2020年11月。2年も経過したら後継機種が発売されても不思議ではありません。
なので、性能アップした「M2 Mac mini」を待つというのは順当な考え方です。そもそも私は「M2 Mac mini」は「M1 Mac mini」の後継機種ではなく上位機種だと思っていますが…

しかし、いずれにしても私は「M2 Mac mini」を待つつもりは当初からありません。
何故なら、私の使用環境では「M2 Mac mini」でなく「M1 Mac mini」で十分だからということ以上に、「M2 Mac mini」の価格がかなり高くなることが十分予想されるからです。
「M2 Mac mini」が上位機種なら「M1 Mac mini」よりも高額になるのは当然ですが、それ以外に円安の影響が大きいと考えます。「M1 Mac mini」が発売された2020年から現在の間にかなり円安になっています。
「M1 Mac mini」の価格は米国では256GBは699ドル、1TBは1,099ドル。これが日本国内ではそれぞれ79,800円、123,800円です。つまり1ドル=112~114円。発売当時2020年11月の為替レートは1ドル=108円前後なので1ドル=5円程度上乗せされています。
これが2022年4月現在1ドル=125円。現在「Apple」が為替レートを見直ししたら上乗せ分を含め1ドル=130円前後の計算になるでしょう。すると、現在販売されている「M1 Mac mini」の256GBでも約1万円(90,870円)、1TBは約2万円(142,870円)とかなり価格アップします。

ちなみに、「Mac mini 2011」が発売された当時の為替レートは1ドル=75~85円です。これを、「M1 Mac mini」に当てはめると(1ドル=80円で計算)256GBは55,920円、1TBは87,920円。安い!!
そう、私が「Mac mini 2011」を購入した時、5万円台だったのでこの為替レートに大きな間違いありません。米国では10年前から今まで販売価格が699ドルで変わらなかったのに、日本では円安という要因で5万円台だった機種が8万円弱になり、今後は9万円台と2倍近い価格アップです。

如何に自民党の円安政策が国民を貧困にしているのか実感できます。こんな無策な政策しかできない政党が何故長期にわたって政権を維持できているのか不思議です。まぁ、中国やロシアと違い通常選挙があるのに政権交代が起きないのは国民のリテラシーの問題なので自業自得。悲しいですが、それが日本国民の現実です…

「M2 Mac mini」が「M1 Mac mini」の上位機種であるなら円安の現在、基本モデルが15万円超えになることも十分予想されます。
さらに、新製品投入のタイミングで既存機種の「M1 Mac mini」も上記の為替レートでの価格に見直しされることも確実で。それならば、安い為替レートが適用されている今のうちに「M1 Mac mini」を買い替えするのはむしろ賢い選択です。

購入先の選択

「1TBモデル」の正規価格は123,800円(税込)。通常「Apple」は値引きをしません。しかし、工夫をして少しでも安く購入できないかを考えました。

「256GBモデル」は正規価格より約15%安い「整備済商品」で購入しましたので、「1TBモデル」も「整備済商品」を考えました。しかし、「整備済商品」で「1TBモデル」はほとんど出ません。急いでの購入を希望しているわけではないので数ヶ月待つことも可能です。しかし、待っている間に為替レートの関係で値上げになったら元も子もありません。

そこで次の選択肢として、中古ショップでの購入を考えました。
しかし、「M1 Mac mini」はまだ発売開始から1年半しか経過していない機種なので思っていたほど安くありません。たいして安くもないのに中古ゆえ「Apple」の1年間保証もついていないのでデメリット面が大きいように感じます。

そんな中、「Apple」のWebサイトで「学割」限定キャンペーンを見つけました。
「Apple」製品は通年で「学割」を、また新入学時期は毎年「学割」対象向けにキャンペーンを行っています。「学割」は7%引きと「整備済商品」の15%と比べると割引率は半分くらいなのでそれ程割安感はありません(なのでいつも「整備済製品」をチェックします)。しかし、今回の「学割」キャンペーンでは最大18,000円の「Apple Gift Card」付与が付きます。

「1TBモデル」は最大の18,000円分の「Apple Gift Card」付与になるので「学割」と合わせると約22%割引!
ただし、キャンペーンは今回購入時での割引ではなく「Apple Gift Card」での提供なので次回購入時での割引となる点が注意です。それでも22%引きなんていうのは「Apple」製品ではまずありませんのでお得感満載です!

「じゃんぱら」では「整備済商品」も同額
もちろん「M1 Mac mini」もキャンペーン対象

今までの「Apple Gift Card」はソフトウェアだけしか購入できませんでしたが、昨年新しくなった「Apple Gift Card」はハードも購入できるようになったので、私にとっても使えるカードになったとの印象です。

なお、以前にも記載したように私は「放送大学」在学中。この「放送大学」は一般的な4年制大学と同じなので多くの「学割」対象になっています。もちろん「Apple」の「学割」の対象でもあります。
ということで、「1TBモデル」は「学割」+キャンペーンの22%割引での購入にしました。

購入費用試算

「学割」+キャンペーンでの購入に決定したので経費を試算しました。
今回の内容は、下記の通りです。

「1TBモデル」の正式価格は123,800円(税込)。
「学割」価格は7%引きで115,600円(税込)。
「M1 Mac mini」はキャンペーンで最大の18,000円分の「Apple Gift Card」付与。
「256GBモデル」は下取りで売却。

この中で未定なのが「256GBモデル」の下取り価格です。私の「256GBモデル」は「整備済製品」なので多少査定が下がるかと考えていましたが、中古ショップ「じゃんぱら」に問い合わせしたら「整備済製品」だからといって査定に差が出ることはないとのことでした(良かった!)。
現在、「じゃんぱら」での買取上限は47,000円となっています。

「じゃんぱら」では「整備済商品」も同額
「じゃんぱら」では「整備済商品」も同額

以上から実費負担額は、115,600円-47,000円=68,600円。これに、キャンペーンの「Apple Gift Card」付与分を加えた場合の名目負担額は68,600円-18,000円=50,600円です。

購入手続き

到着まで2週間...
到着まで2週間…

4月18日のキャンペーン終了期間が迫ってきていたので即「Apple」のWebサイトから購入手続きを行いました。「Apple」のWebサイトから購入の場合、受け取り方法として配送と「Apple Store」店舗での受け取りの2つがあります。
「1TBモデル」の配送だと到着が2週間後の4月26~30日でした。即入手したかったので店舗受け取りにしようとしたところ、店舗受け取りがグレーアウトとなってしまいました。店舗に電話で問い合わせしたところ、店舗で受け取りできるのは「256GBモデル」のみで「512GBモデル」と「1TBモデル」は店舗での受け取りが不可との返答です。

「M1 Mac mini 1TB」を学割+キャンペーンで購入
「M1 Mac mini 1TB」を学割+キャンペーンで購入

選択肢が配送しかなかったのでそれで購入手続きをしました。
それにしても到着まで2週間とは… 「『AliExpress』か!」と言ってしまいました。発売当初では理解できますが発売から1年半経過した機種なのにこれほど遅いとは…
半導体不足の影響なのか、中国国内の「COVID-19」拡大の影響で物流が停滞しているのか不明ですが、ロジスティックス最強のTim Cook・CEOでも太刀打ちできない敵がいたということは確かです。

まぁ、キャンペーン期間中に格安で購入できたのでおとなしく2週間待つことにします。