先日報告した「久々の『MNP乞食』」で得た収入で「M1 Mac mini」を「256GBモデル」から「1TBモデル」に買い替えました。
臨時収入の活用
3月末の「iPhone祭り」での収支は前回記述したように、
「iPhone 13 mini」+「iPhone 12」の売却益が56,000円+53,500円=109,500円。
事務手続きと3月分の回線費用合計が5,867円+4,663円=10,530円。
よって、収支が98,960円になりました。
この臨時収入を何に使うかを考えました。
「Apple Watch」も「iPad」も2年ほど前に購入。その後新機種も発表されますが、現機種でも不満がないので買い替えをすることは考えていません。
むしろ、1年前に購入したばかりの「M1 Mac mini」に不満がありました。
「M1 Mac mini」のスペックは8GB、256GBモデル(以降「256GBモデル」)を選択したのですが、1年使ってみて事前に想定していた個所を含めストレスを感じる現状がありました。
もちろん、その前の「Mac mini 2012」から比べれば処理スピードなどすべてで上回っているのでその点では不満はありませんが。
その原因は「M.2 NVMe SSD」で外付け起動ディスクにしている点です。
これが原因でスピードテストでの数値が本体起動よりも低下。また、起動に時間がかかること、さらに2個しかない「Thunderbolt 3」の端子をひとつ使用してしまう点などがあります。
購入前から外付け起動ディスクの懸念はありました。
しかし、私が要求する「1TBモデル」だと「256GBモデル」より44,000円も価格がアップします。そのため考え抜いた末「256GBモデル」にしました。
そのような経緯がありましたが1年使い続け、やはり上記の点がストレスになっていることに気付きました。
「1TBモデル」の正価は123,800円(税込)。現在使用している「256GBモデル」を下取りに出すと47,000円(「じゃんぱら」)なので支払額は76,800円です。今回の「MNP乞食」の臨時収入が10万円弱なので十分賄えます。
ということで「M1 Mac mini」を「1TBモデル」に買い替えることを決定しました。
「1TBモデル」購入までの試行錯誤
「M.2 NVMe SSD」の買い増し
実は「1TBモデル」買い替えまでに、それ以外の方法も選択しました。
そのひとつが「M.2 NVMe SSD」の買い増しです。
「256GBモデル」時に購入した「M.2 NVMe SSD」は「Gen3」です。当時は高速な「Gen4」は高額で手が出ませんでした。しかし、1年後の現在「Gen4」の価格がかなりこなれてきました。
「M.2 NVMe SSD」のケースメーカーの「Gen4」の外付け使用時の測定結果が「M1 Mac mini」内蔵SSDと同程度のスピードを得られるとのことです。この結果を信頼すればスピードテストの低下は改善されます。
一方で、この結果は一例であり確実に「M1 Mac mini」内蔵SSDと同程度のスピードが得られられるとは確証できません。そもそも、それでも本体と同程度であり本体を超えるスピードは実現できません。
また、価格がこなれていたとは言いながら、評価が高い「Samsung 980 pro」は2万円程。「M.2 NVMe SSD」用ケースが1.7万円なので合計で3.7万円程の出費は確実。
さらに、もし希望した数値に達しなかったら別メーカーの「Gen4」を買い増しする可能性もあります。買い替えで数値が少しでもアップするのを体験するのは嫌いではない性格ですから「買い替え沼」で出費が増えることが十分予想されます。
「Gen4」を1枚追加購入したら最初の購入分と合わせ5.5万円になります。さらにもう1枚購入したら…
確実に、「1TBモデル」を購入するよりもコストアップです。
「M2 Mac mini」は選択肢になかった
今年後半には「M1 Mac mini」の後継機種(仮に「M2 Mac mini」と記する)が発売されると噂されています。
現在の「M1 Mac mini」が発売されたのが2020年11月。2年も経過したら後継機種が発売されても不思議ではありません。
ここまで来たらあと半年後、性能アップした「M2 Mac mini」を待つという考えもあります。
しかし、私は当初からその考えはありませんでした。
何故なら、価格がかなり高くなることが予想されるからです。
私は「M2 Mac mini」は「M1 Mac mini」の後継機種ではなく上位機種だと思っています。上位機種なので当然価格はリーズナブルではありません。
また、「M1 Mac mini」が発売された2020年から現在2022年の間にかなり円安になっています。「M2 Mac mini」の米国での価格が「M1 Mac mini」と同じだったとしても日本では価格アップになること確実です。
例えば、「M1 Mac mini」の価格は米国では256GBは699ドル、1TBは1,099ドル。これが日本国内では79,800円、123,800円です。つまり1ドル=112~114円で計算されています。発売当時の2020年11月の為替レートは1ドル=108円前後なので1ドル=5円程度上乗せされています。
これが2022年4月現在1ドル=130円に近づいています。これに「Apple」が同率に上乗せし1ドル=135円にしたと計算すると、現在販売されている「M1 Mac mini」の256GBは約1万円(94,365円)、1TBは約2.5万円(148,365円)と大幅アップです。
ちなみに、「Mac mini 2011」が発売された当時の為替レートは1ドル=75~85円。これを、「M1 Mac mini」に当てはめると(1ドル=80円で計算)256GBは55,920円、1TBは87,920円、安い!!
そう、私が「Mac mini 2011」を購入した時、5万円台だったのでこの為替レートに大きな違いはいないはずです。
米国では10年前から今まで699ドルで変わらなかったのに日本では円安という要因だけで5万円台から8万円弱になり、今後は9万円台に2倍近い価格アップになるわけです。
如何に自民党の円安政策が国民の購買チャンスを奪っているかがわかります。
こんな無策な政策しかできない政党が何故長期にわたって政権を維持できているのか不思議です。まぁ、通常選挙がある国において政権交代が起きないのは国民のリテラシーの問題なので、悲しいですが自業自得といえます…
以上を考えると「M2 Mac mini」を選択しないことはもちろんですが、円安の為替レートに更新されることも予想されるので「M1 Mac mini」もなるべく早く購入するのが確実です。
「Apple」が為替レートを更新するであろう最速のタイミングは、6月の「WWDC22」になると思うので、それまでに購入できるかが勝負の分かれ道でしょう。
購入先の選択
「Gen 4」への買い替えでもなく、「M2 Mac mini」待ちでもなく「1TBモデル」への買い替えとしました。では、「1TBモデル」をどこで購入するか決めます。
「256GBモデル」は正規価格より15%安い「整備済商品」で購入しました。
「1TBモデル」も同様に「整備済商品」を考えていたのですが、「整備済商品」で「1TBモデル」はほとんど出ません。
上記のように「整備済製品」の「1TBモデル」を待つ間に為替レートの関係で値上げになったら元も子もありません。為替レートで値上げになる前「M1 Mac mini」を購入するには「整備済製品」待ちは少々不安です。
次に、「じゃんぱら」など中古ショップでの購入も考えましたが、「M1 Mac mini」自体がまだ1年半前の機種なのであまり安くありません。その上、中古ショップでの購入ではメーカーの1年補償もないのであまりメリットがありません。
そんな中、「Apple」のWebサイトを見たら「学割」の新学期キャンペーンをしていました。
通常の「学割」は7%引きと「整備済商品」の15%引きと比べると割引率は半分くらい。それ程割安感はありません。
しかし、4月18日まで最大18,000円の新入学キャンペーンを行っていたので状況は異なっていました。「学割」と新入学キャンペーンを合わせると「1TBモデル」では22%割引になるからです。
ただし、新入学キャンペーンは今回購入時での割引ではなく「Apple Gift Card」で次回購入時での割引となります。それでも22%引きなんていうのは「Apple」製品ではまずありませんのでお得感満載!
今までの「Apple Gift Card」はソフトウェアだけしか購入できませんでしたが、昨年新しくなった「Apple Gift Card」ではハードも購入できるようになったので、使い勝手の良いカードになったとの印象です。
なお、以前にも記載したように私は「放送大学」在学中。この「放送大学」は4年制大学と同じで一般的な「学割」対象になっています。もちろん「Apple」の「学割」の対象です。
購入費用試算
さて、購入先を「学割」+新入学キャンペーンに絞ったところで購入経費を試算しました。
「1TBモデル」の正式価格は123,800円(税込)。「学割」価格は7%引きで115,600円(税込)になります。「M1 Mac mini」は新入学キャンペーンで最大の18,000円分の「Apple Gift Card」が付与されます。
また、「256GBモデル」は下取りで売却し「1TBモデル」購入価格に充てます。
私の「256GBモデル」は「整備済製品」なので多少査定が下がるかと考えていましたが、中古ショップ「じゃんぱら」に問い合わせしたら「整備済製品」だからといって査定に差が出ることはないとのことでした。
以上を踏まえた実費負担額は、115,600円-47,000円=68,600円になります。また、キャンペーンの「Apple Gift Card」付与分を加えた名目負担額は68,600円-18,000円=50,600円です。
「1TBモデル」を購入した結果、「MNP乞食」での臨時収入の残金は30,360円。なお、Apple Gift Card」付与分を加えた名目上の残金は48,360円です。
「1TBモデル」を購入に買い替えた上で3万円も残るのなら3月末の「MNP乞食」活動は有意義だったといえます。
また、半年後になるのか1年後になるのか不明ですが、次回の「MNP乞食」活動も有意義にしたいと思います。